キリンに憧れて!!最終話!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 ※:今回はアメブロの調子が悪く、味気なく読みづらい文章であるが、

ご勘弁をお願いいたします。



皆さんこんばんわ。


ようやく無事に出所出来たオヤジです。病院のお蔭で、3.0kg痩せて

少しダンディになって戻ってきました。(どこがだ。)

 

一応、病院内ではリハビリを誰れよりも多くこなし、アスリート気分の

オヤジでした。

不思議なことに、入院中はTVを一切見ることも無く、1週間以上自分

の持ってきた本しか読まな毎日で、非常にストイックの生活でした。

 

さてさて、今回のタイトル通り、本日、カタナの保険を切りカタナを

降りました。


今回で本当にキリン(バイク乗り)に憧れた漢(おとこ)のお話は

終わりです。


 キリンの中では


バイク乗りの事をこちら側の世界の人。

バイクを降りた人をあちら側の人と言い、けがや病気でバイクを

降りた人以外は、自分から降りる人をバイク乗りは軽蔑する風潮

にあります。

 

オヤジは長い事その言葉に踊らされ、いつバイクを降りるかの

タイミングを失っていたように気がします。


おかげで、今では単にバイクを持っている、盆栽ライダーと自虐的に

言っていました。

 その為、ここ数年のオヤジの行動はバイクのお話よりも、

友人Kの行動に付き合い、Kのスポーツカー探しに旅のお話しかない

のが現状でした。

 また執拗に友人Kのオヤジへのスポーツカーを購入させる勧誘にも、

オヤジは娘2号が独り立ちする5年後に考えるから、今は購入する

意思はないとキッパリと言い張っていました。


 事の起こりは昨日、無事に退院して、いつもお世話になっている

S車輌の社長のお宅にお礼に伺ったときである。

 オヤジが頑なにスポーツカーの購入を拒む理由はS車輌の社長の

助言もあったからなのだ。

 いつもはオヤジが「こんな価格帯の車があったのですが。」と、

相談を持ちかけても、S車輌の社長は「車なんていつでも買える。

お前はまだ下の娘(娘2号)の世話があるだろう。」と、購入を諦め

させられていたのだが、

今回の場合は違っていた。「おかげで、無事に今日,退院が出来

ました。」とあいさつに行くと、「オヤジ。●●町の車屋で●●の

スポーツカーがあったぞ。」と購入を持ちかけていた。

 


その車は前から友人Kが目を付けていたのだが、あまりの高さに

(普通の相場から見れば格安の価格なのだが、友人Kの予算から

してみればなのだ。)手が出なくて、今の目を付けている、ホンダシ

ビックのタイプRに切り替えた、いわくつきの車だった。


「ああ。あの車ですよね。知っていますよ。ただし、僕は5年後しか

買う気はないですよ。」

「大体、この車の形は僕は嫌いだから、いらないです。」と、

さらりとかわした。


 しかし、S車輌の社長は、


「俺もそう思っていたんだが、今回のこのl車は別だ。

今の値段が底値だから、多分、5年後には絶対に出てこない

価格帯だから進めたんだが。」


「お前の欲しがっていたインプレッサーよりも絶対に格上クラス

だと思うんだがな。」と、残念がっていた。


 オヤジもその車はGTRに並ぶ名車で、スポーツカーのランクから

言うと、GTRとその車が最上級クラス。

その次にインプレッサーやランエボ、タイプRがあるような感じをし

ていた。


(あっ。単なるオヤジの独断と偏見に満ちた感じ方なので、各、

オーナーさん、気分を害されないように。

だから、自分の中ではその車の選択肢は全くなかった。


 ただ、今回は違っていた。その車屋さんの社長が、S車輌にその車を

持ち込み、S車輌の社長に、社長が乗るなら譲っても良いと言って

きたのだ。


その為、S車輌の社長は一目見て気に入り、また社長の息子も、

自分も乗りたいから、社長に購入を進めていた。

 また、友人Kもかなりその車の事を調べていて、状態から考えると

通常の相場から考えると格安価格帯だと言っていた。


 S車輌の社長は言った。


「お前には半端な車は進められない、この価格帯では今後絶対に出ないと

思うから、もし良かったら儲けなしで進めているんだ。」という話であった。


その間、社長と話を進めてわずか30分間であった。

オヤジはその車の購入を決断していた。


「車でもなんでもやはり出会いは縁なんですね。」と、オヤジはしみじみと

S車輌の社長に言った。


「そうなんだよな。必ず、その人の元に行く場合は、不思議と縁があるんだよな。」

S社長もオヤジの考えに同意して言った。


 考えても見てください。100万円以上の車を一度も見もしないで

決断をするオヤジもオヤジである。


 まさか30分前までは、100万円以上する車を買うことなど、一度も考えても

見なかった。

S車輌を後にしたオヤジは、すかさずにスポーツカーを乗りたい。と、言っている

娘1号を連れて、S車輌の社長の進める車を見に行った。


 体から電撃が走るとはこのことを言うのだろう。


オヤジは一発でこのこの車が気に入った。もちろん娘1号も一発で気に入った。


オヤジの娘に対する言動に、そこの車屋さんは娘1号が乗る車だと勘違いされ

てしまった。


オヤジの家は普通のサラリーマンである。


軽自動車2台を持っているオヤジにはバイクの他にさらに車を維持することは

出来ない。


 その為、残念ながらカタナを手放す事とした。(というか、カタナの車検はとら

ない。という事ですが・・・・)


そして、今日、正式にS車輌に契約をしてきた。


このオヤジの契約したスポーツカーは何も知らないオヤジが後で調べれば、

調べるほど、オヤジにはクールな車だと分かった。


 友人Kはオヤジが5年間は車を購入しないという話であったので、

まさか自分の一番欲しがっていた車がオヤジが購入者と言う話を聞いて、

ビックリどころか腰を抜かしていた。


 実はカタナを降りることは、我がクラブミッドナイトのサードナンバー:隊長さんに

は密かに打ち上げていたら、


 隊長さんからは頑張ってカタナは降りないでくれ。という激しくも厳しい

叱咤激励があった。


しかし、オヤジの基本は走ることが大好きだ。だからあまり乗らなくなった

バイクよりも、より多くの走ることが出来る車を選んだことは至極当然な事で

あった。


まあ、健康体でバイクを降りることに別に軽蔑をされても、オヤジは構わない。


 それよりも、いつまでも走りつづけれる、こちら側の世界にいる事が

出来るようにスポーツカーを選んだだけなのだ。


 そこにはバイクと車よりでこちら側の世界とあちら側の世界。という狭い領域で

考えるよりも、もっと大きな視界でこちら側(走りつづける人)に居続けたかったの

だ。


と、言う事でこれで本当にキリンに憧れた漢(おとこ)のお話は、

本当に終わりです。


オヤジは次のステップに向けて走り出します。

あっ。このブログは終わりませんよ。ただ今度は車乗りで、

タイトルは変りますが。


いずれ近いうちに今度は本当にタイトルを変えて現われます。



それまで、オヤジの契約したスポーツカーがどんな車だったのか、

ご想像はお任せいたします。


キリンに憧れて!!    完!!