いざ!!札幌へ!!(実行編!!) | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 旅行に行くまでの問題が2点あった。


 一つは22日の宿泊先。連休が決まったのが行く前の1週間ぐらい前だったので、札幌での宿泊のホテルほとんど皆無であった。


 そこで、2年前に急遽、札幌から車で30分ほど離れている定山渓の温泉ホテルに電話して泊まれたので、今回も定山渓あたりなら宿泊は出来るだろう。と、甘い考えをしながらネットで、調べたら当日に宿泊できるホテルは1件も無かった。しかも、当日の宿泊はほとんど一人3万円超えであった。




 それから数日間、オヤジは定山渓で宿泊できる場所を探しまくっていた。(あとあと考えたら、札幌から1時間ぐらい離れている岩見沢のホテルを探したほうが、早いし安かったのだが・・・・)そしてついにある1件の旅館を探しあてた。


 そこはホテルではなく、旅館であったが、素泊まりで一人9,000円、残り後一部屋となっていた。しかも、オヤジ以外にもその旅館を5人ほど見ていたようだ。1時間ほど悩みに悩んで、オヤジはその、残り1部屋を予約した。


 次に心配なことは家で飼っているネコのココの事であった。冬なら家の暖房を付けたままでいいのだが、今は真夏の猛暑である。

 オヤジの住んでいる北海道でも連日30度の猛暑が連日続いていた。家にココを残して帰ってきたら、ココはミイラ化している可能性が大である。そこで、オヤジは以前お世話になった、イヌやネコの美容院+宿泊できるお店に電話をかけた。1泊3,000円との事であった。そこでオヤジは休日の1日前の21日と休日の22日の宿泊と、ついでにココにトリミングを頼んだ。


 これで心配事はすべてクリアしたので、後は札幌に向けて出発するだけとなった。


そして、出発の日21日。昼ごろに娘1号にココをペットショツプに預けることを頼み、オヤジは仕事を終え、一直線に自宅に向かった。


 恒例の旅行に行く前のチェックリストを見ながら、旅行の準備を行い夜の9時ごろにようやく、タントカスタムで最初の目的地の旭川に向かう。夕食は途中のコンビニでおにぎりをほおばり、ジュースで済ませた。


それから約3時間30分後の12時30分に旭川の隣町の当麻の道の駅に到着!!



実はここで、車中泊を行うと考えていたのだ。







 外は土砂降りの雨となっていた。車のエンジンを停めて10分ぐらい経った時であった。


 いきなり車が左右に激しく揺さぶられた。それはまるで、何人もの人間に車を激しく揺さぶられる感覚であった。


「な・なんなんだ!!いったいどうした!!」


 オヤジは本気で誰かがオヤジ達の車をいたずらしたと思った。しかし、どう考えても外は土砂降り。あたりには人影は誰もいなかった。車の天井には激しく打たさる雨でうるさい。急に気味が悪くなり、オヤジは違うところに行く事を子供達に告げた。


 そして、淡い一つの期待を持って旭川のビジネスホテルに向かう。金曜日なのでもしかしたら部屋が空いていたら、素泊まりなら安く泊まれるのではないか??と期待したのだ。しかし、夏休みに入っていたのであろう。部屋はどこも満室であった。そこで、最後の砦。旭川の健康ランドに向かう。








 外は土砂降りどころか、大雨で道が川の様に雨が流れ、車の窓ガラスはほとんど前が見えない危険な状態であった。


 オヤジはほとんどカンに頼って車を走らせ、20分後に無事にようやく、旭川の健康ランドに到着した。今夜はここで1泊の予定である。気になったお金であるが、前回の小樽旅行の割引券があって、1人1,000円の割引がかかり、3人で6千円であった。


 そして、やはりオヤジはここでは1睡も出来ないで夜を明かした。




明日に続く。(すまんのう。体力が続かなくて。もう眠たくなってきた。)