オヤジは雨男で有名である。
今まで天気が良かった時でも、オヤジの休日に入ると、途端に雨が降ったりする。更に天気が良い日は、子供の用事たしの日や、友人との会う日だったりして、なかなか自分の時間が持てなったりする。 (おかげで、未だカタナのエンジンをかけるどころか、バッテリーを取り付ける事もまだだったりする。)
基本、オヤジの休日は日曜日は子供の用事をたし。平日の休日は、午前中は家の掃除、昼からは仕事を辞めた娘1号と網走のゲーセンに行き、3時30分ぐらいから娘2号を迎えに行ってから、二人の食材を買いに行くのであるが、最近自分の時間が全然持てない事に気が付いた。
そうか、だから今年はバイクどころか、ガレージの掃除も、全然できない状況なんだ。と理解した。
さて、今回の休日もやはり朝から冷たい雨が降っていた。そろそろカタナの用意をしないと本当にまずいぞ!!という時期に来たオヤジは朝からせめて、バッテリーを取り付けて、エンジンをかけようと思っていたのだが、途端にテンションが下がってしまった。
ちなみに外気温を調べたら、たったの6℃しかなかったので、家に帰った途端、暖房を入れた寒がりのオヤジである。
(北海道は8月のお盆が過ぎたら途端に寒くなるから、バイクに乗れるのは実質5月から7月ぐらいまでの3ヶ月間だけなのだ。)
今日は日曜日、朝から子供達の用事たしを行うために、またまた北見に行く事に決めたのだが、今回はあるところに行く事に決めた。
9時ごろから北見に着いたオヤジは子供達の用事を片付け、11時30分ごろに目的地に着く。そこは・・・
今日はキャンピングカーの展示会があったのだ。
前回、札幌にキャンピングカーのビルダーを見に行ったのがきっかけで、今回は200系のハイエースキャンピングカーを見に行こうと思い立ったのだ。
当然、店内撮影は禁止なので、画像は無しね。
200系キャンカーの中はデカく広かった。
オヤジの様に仕事が終ってから夜中、旅行に行くタイプは、やはり寝れない健康ランドよりも、キャンカーの中での車中泊があっているのだ。
一応、オヤジは5年ほど前に、100系のハイルーフのキャンピングカーに5年間ほど乗っていたことがあるのだ。
当時、車中泊は今ほど有名では無く、キャンピングカーを持っている人は希有であり、オヤジがキャンピングカーを買う時は、母親からも車屋さんも、「こういう車は退職してから買う車で、今から買うものでは無い。」と猛反対されたのだが、かみさんだけは、「年をとってからは長距離の車の運転は辛く旅をするどころでは無いから、もし買いたいなら今がその時でない?」という言葉に後押しされて手に入れた車であった。
そして5年間、キャンピングカーを手に入れたオヤジはかみさんや子供達と本当に貴重な時間を手に入れた。
休みがたった1日しかない時でも、仕事が終った後に旅にでかけ、その土地の道の駅で1泊。昼ぐらいまで遊んでから夕方には帰宅。という、毎週が旅行三昧の日が続いた。お金もガソリン代と、食事代のみの為、オヤジのこずかいからまかなえるぐらい、かなりお得だったのだ。
当時を思い出し、立派な200系のハイエースキャンカーを覗くオヤジ。価格はどれも450万円ぐらいする。(ハハハハハ。450万円って、田舎に行けば家が1件買える値段だな!!)
お客さんを見ると幼い子供ずれの夫婦や、年老いた夫婦が多く、オヤジオと子供達だけの家庭は誰もいなかった。
まあ、買う気は全然なったので、ここでカタログをもらい、無料のセルフのジュースをガブガブ飲む鬼畜なオヤジである。
係りの人も本命と冷やかしのお客がわかるのであろう、隣の夫婦には熱心に説明するが、誰一人、オヤジに相手をする人はいなかった。新しいキャンピングカーを充分に堪能したオヤジ達は、静かに会場を後にした。
さて、話は変わるが今日は北見に行ってこんなものを手に入れてきた。
えっ??
オヤジは転職するの??
と、驚かれた人は・・・・・多分いないと思う。オヤジの会社でこれを読んでいる人、本気にしないでね。実はこのガイドブックには、記念品にこれが入っていたのだ。
おおっ!!主夫の友のサラ●ラップ!!たったガイドブツクをもらうだけで、これが当たるのだ。
鬼畜なオヤジは子供達にも別々に歩かせ、それぞれにもらわせようとしたら、流石に娘2号から、「高校生にシゴトガイトをもらわせる親ってどうよ?」と真面目に怒られてしまった。(笑♪)
北見の帰り道。
おおっ!!
新しめの形のインプレッサーが25万円!!
ちらっと確認したらワゴンタイプであった。これって、単なるスポーツワゴンなんだろうなぁーー。
昔でいうならインプのWRXがトヨタの86クラスの性能なら、このインプは85クラスのド・ファミリーカーなんだろうなーー。
だけど、走っていたら誰もそんな事、分からないから、別に良いんだけどなぁーー。
そうだよ。オヤジの感覚からしたら、今はスポーツカーが不人気の時代の為、買うとしたらこのぐらいの価格なら許せるが、今まで見てきた価格帯はどれもインプやランエボが150万円だの200万円という価格の為、今一、心が動かなかった。 (だけど、25万円だから買おうという気も全然起きないが・・・・・)
今は娘2号はようやく高校生。娘1号は一応、美大生という名の元のニートの為、貯金がどんどん擦り減っていく。
まずは子供達を無事に独り立ちさせた時に、ようやく自分の事を考えるべきだと思っている。と、言いつつ、カタナを買ったオヤジは一体何者??
(良いんです。あれは後、20年もしたら貴重なバイクになって200万円ぐらいで売れるんです。)と、勝手に妄想をしている、盆栽ライダーのオヤジであった。
ちなみに、来週の日曜日もキャンカーの第2段を行うから、またたまた行く気満々のオヤジである。
こうやって、最強の雨男の休日は静かに過ぎていくのであった。