たった一つの物から。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車




 
オヤジの住んでいる北海道は、ここ数日冷え込みが続き、路面はアイスバーンと化している。


 通常で80km/hで巡航できる道路も、今は40km/h以上のスピードを上げれば、簡単に車はスピンモードと化してしまいます。

 流石のオヤジも毎日神経をすり減らして、通勤をしています。




 先日もパトカーが数台停まっていたら、路肩に車が落ちていて、今日も気が付けば車が1台犠牲になっていた。













先日、外に脱出したココも今やすっかり良い子になっています。




 外に出て見て始めて今まで自分の板場所が良かったのが分かり、今はやたらと家族の目の前でお腹を見せてくつろいでいます。


 さてさて、今日のお話はたった一つの物で自分が変われるというお話です。




 オヤジが変わることが出来たのは、この残飯入れ。

 ステンレスの単なる普通の残飯入れである。


これはかみさんが生前、オヤジの為に見つけてくれた物である。


 今迄、オヤジ家は残飯入れは100円SHOPで売られているプラスチックの物を使っていた。

 プラスチックの物を使っている人は分かると思うが、長い間使っていると、雑菌が繁殖して色は変色、さらにぬめりまで出てきて非常に汚らしくなる。


 かみさんが入院中、家事を行っていたオヤジが一番苦手としたのが、残飯処理であった。


 トイレ掃除なんかはまだ序の口。

 あの残飯のニュルッとしか感覚は、最初慣れなくてどうしても馴染めなくてなかなか処理が出来なかった。


 更に台所の見えるところに汚いものがあるのは、オヤジにはどうしても耐えられなかった。


 そんな時に、かみさんがこの残飯入れをどこからか見つけてくれて、オヤジの元に出してくれた。


 値段は1,000円。当時は100円ぐらいで買える物がずいぶん高いな。とビックリした記憶がある。

  

 汚いものを見ると綺麗にしたくは無くなるが、綺麗なものを見ると、綺麗なものを維持しようと思うものである。


 この残飯入れを使うようになってから、オヤジは変わって行った。


 まずは台所を綺麗にするようになり、毎朝の日課は食事が終わると同時にこの残飯入れの掃除から始まっていった。



 更にその影響でトイレ掃除、家の中の掃除。と、次から次に汚れているのが見つかると綺麗にしたくなってきた。


 いま、一番の楽しみは休日になったら、毎日掃除が出来ない場所の掃除を行う事である。


 自分自身、本当に変わったなと思う。いままで休みなら、必ずどこかに遊びに出かけていた。


 「休みなら、たまには家の掃除を手伝ってよ。」と、よくかみさんから文句を言われていたものであった。

 

  自分自身が変われる事は、何かささいなものでも良いから、きっかけが必要なのかと思う。

 オヤジの場合は、このたった1,000円のステンレスの残飯入れがきっかけになったのかと思う。


 人は変われるものである。


 常に自分を変えたいと思っている人は、何か小さなもので良いから、きっかけを作れる物を探すのも良いのではないだろうか??



うーーん。今日もまた説教じみた話が・・・・・


冬はどうしても、バイクに乗れないから、説教じみた話しが多くなるんですよね。

   _| ̄|○  ガックシ!!



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