湾岸最速への挑戦(チャレンジ)!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車




 ワハハハハ!!今日は久しぶりに湾岸ネタです。
このシリーズ!!結構、好きなんですよねーー。
 盆栽ライダーのオヤジがガチな湾岸の走り屋になれるシリーズですから。

あっ。今回も映像は映るのですが、音声が全然でないのですが、読者の方のパソコンが壊れているのではないので気にしないでください。

それでは。


チューニングは不毛である。
膨大な時間とお金を費やし、得られるものはたった数秒の速さ。しかし、その数秒のとびっきりの速さを求め漢(おとこ)たちは、今日もこの湾岸を走り始める。
その先には栄光は何もない。ただ、湾岸最速という称号があるのみである。

湾岸に魅入られた者たちはある者は去り、またある者は走り始める。

オヤジは最近、湾岸(ゲーセン)から足が遠のいでいた。理由は単純明白である。
闘う相手がいなくなっていたのである。 
 かって、オヤジのライバルだったものは今はもうこの湾岸から足を洗いいなくなっていた。
対等に闘う相手も無くなり、オヤジのR35は亡霊のように湾岸を彷徨うのであった。

 走り屋は誰しも譲れないコースがある。
オヤジはそれが湾岸であった。湾岸で闘う時は、トップスピードは実に340km/hに達し、320km/hメーターは完全に振り切る。
一瞬の判断ミスは即、大惨事につながり、そこで勝負はついてしまうという、シビアなコースである。

 だから湾岸最速の称号。「湾岸キング」=最速の漢(おとこ)でもあるのだ。
 昨年、オヤジは愚かにも、湾岸キングに勝負を挑みあっけなくも、大差をつけられて負けてしまった。
 そして今、愚かにもまた闘いを挑もうとしていた。
今のオヤジは例え一度負けようが、何回か勝負を行うと、たいていの相手には勝てるぐらいの腕を持っていた。

一度湾岸キングのリアルで会った事があった。彼は20代前半。大学生風で、オヤジなんかよりもはるかに運動神経も発達し、毎夜、9時以降から走り始めるので、時折、ふらりと彷徨うオヤジなんかよりもはるかに練習量が違うのである。
 その相手にもう50代も半ばの冴えないオヤジが挑もうとするのである。

通常は勝負にはならないのである。


 昔見たアニメで勝負にならない巨大な敵に挑もうとする主人公がいた。

 主人公をヒーロー視する子供が、「何故、負けるとわかっているのに闘うの?」と聞くシーンがあった。

そこで主人公が言った言葉が、
「漢(おとこ)はな、たとえ負けると分かっていても、闘かわなければいけない時があるんだ。」

当時、幼いオヤジはその意味が解らなかった。
 が、今はその主人公の言った意味が解る。

そう、今こそ、その主人公のように言おう。

「漢(おとこ)はな、たとえ負けると分かっていても、闘わなければいけない時があるんだ。」

 こうして、オヤジの湾岸最速の挑戦が始まった!!




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