500マイルう●こオヤジ 第三弾!!心にネジを巻こう!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車



 
最近、公的に忙しくなり今まで通りには起きていられなくなり、気が付いたらパソコンの前で気を失う事が毎日のようにあります。


 体が疲れると心も荒んできます。


 そこで、オヤジは心のネジを巻くために、500マイルう●こオヤジの第三弾として、今回は140km先にある厚岸の道の駅のグルメパークに昼飯を食べに行こうと決意した。


 そもそも、この500マイルう●こオヤジとは何か??


 古い読者は、「ああ。あのバカバカしい企画ね。」と、鼻でフンと笑うのですが、新しい読者は、??と思われるので、一応、簡単に説明しておこう。


今の若いライダー達はあまり知らないだろうが、オヤジ達が20代の頃に、ケンタウロスという伝説のバイククラブの人達が、たった1杯のコーヒーを飲む為に、600マイル(約1,000キロ)を走りきる話から、この企画が始まったのだ。 


 当時は600マイルブレンドと言って、オヤジ達の年齢のライダーなら一度は憧れ行い、あまりのバカバカしさにほとんどのライダーが挫折した走りなのだ。


たかが1杯のコーヒーを飲む為に、片道500kmをバイクで走りきる。それがどんなに無意味でバカバカしいか、バイク乗りならだれでもわかるだろう。


 それだからこそ、平然と600マイルブレンドを行う本当の価値が分かるのだ。


 数年前、それに感化を受けたオヤジは・・・・・自分のたるみきった心にネジを巻くために、オヤジの家から約400キロ離れた、支笏湖の1億円のトイレがある。と言われる、道の駅を目指して、車ではあるが走ったのだ。


夜中の9時に走って着いたのが朝方5時。

4時間道の駅の前で開くのを待ち、9時に1億円のトイレに入り、そして、そのまままた、トンボ返りで、次の日の夜中の9時ぐらいに返ってきたのであった。


 その為,500マイルう●こオヤジとありがたくない、異名が付いたのは有名な話である。(だれっ??自分で名乗っていただろうって??言っているのは??)


 その走りは年々過激さを増し、一昨年は単に走リ回るだけで、1,000キロを超えたのであった。


 昨年はかみさんが亡くなり、休日の午後の大半は子供達の世話をするようになって、その走りは影をひそめていたのであるが、今日は偶然子供達は二人とも、6時まで家にいない事となった。


 さあ、始めよう!!自分の心のネジを巻くために!!




朝、6時30分。いつものように目が覚めるのだが、今日は体力を温存するために朝飯も食べずにひたすら布団にもぐっている。


そして、朝8時に子供達が家から出た後にようやく重い腰を持ち上げる。

多分、今回の走りを行うと、疲れている体はさらに追い打ちをかけるように疲れるであろう。

 が、心のネジがまかさり、気分はつまらない日常からリセットされるだろう。


そもそも、何故、140km先の厚岸の道の駅なのか??


実はこの道の駅には過去3回ほど来たことがあるのだ。

この道の駅の2階には海鮮BBQということで、一串いくら。ということで、自分で選んだ海鮮とお肉の食材を隣の炭火を使う場所で焼いて食事が出来る場所なのだ。


 残念ながら、オープンが11時からなので、3回とも時間に都合がつかなくて、泣く泣く海鮮BBQが出来ないで帰ってきたのであった。


そこで今日、その海鮮BBQを昼飯にするために、オヤジは朝8時30分から、朝飯も取らずに用意もそこそこに走り出した。


今日は快晴である。バイクに乗るには絶好調な日である。

がオヤジは今日は単に車で走るだけの為の1日にすると決めたのだ。


 北海道では時速80km/hから100km/hで巡航すれば、140kmという距離は、およそ2時間弱で着く予定である。感覚的に言えば釧路ぐらいまでの距離か??


厚岸という町は釧路から根室に行く途中にあり、釧路からは、約60km程離れている。

 ここで捕れる牡蠣は大きくて美味しいという事で、牡蠣で日本的に有名な町である。


ここで、オヤジは大きなミスを犯した。根室方面なので、網走⇒斜里⇒標津→中標津⇒厚岸。というルートを考えてカーナビに厚岸の住所をインプットした。

不思議な事に、カーナビは行先をオヤジの考えている反対の方向を指示していた。


AM:9:20

斜里の道の駅でトイレタイム。




その後、ガソリンを満タンにしてから、標津に向かう。


今まで快晴だったのだが、根北峠からちらほら霧雨が・・・・・



その後、雨足は激しくなり・・・・・



完全な雨となりました。(ええっ。どうで雨男ですから、快晴から土砂降りになっても、もう気にしません。)






 北海道の雨は暗く冷たい。そして、もの悲しい。

今まで夏だと思っていたのが、急に冬を思い出させます。



心も寒くなったので、標津のコンビニで簡単なサンドイッチと店内のブレンド・コーヒを購入。


心が冷え切った時に飲むコーヒーはホッとします。


車で来ているオヤジでさえそうなのだから、ツーリングで来ているライダー達は、本当に辛く厳しい雨であろう。


そのまま、中標津に向かう。



AM:11:00  中標津到着!!


ここでオヤジはカーナビを見ると・・・・・・・すでにこれまで来た距離は140km。時間にして2時間30分。


さらに目的地まで、残すとこ75km。




 ここで完全に重大なミスに気が付いたオヤジであった。網走から来た道は、75kmも遠回りした道なのだった。(よーーく考えたら分かるのですが、釧路から根室に行く途中の町なので、釧路にいく方向で考えないといけなかったのです。)


かなり衝撃を受け、このまま中標津で遊んでから帰ろうかとも思ったのであるが、まだ時間は11時である。1時間遅れても12時には着くので、一応、走るだけ走ろうと気を取り直して、またはしり始めるオヤジであった。


ひたすら退屈な道をタンタンと走る。カーCDから流れてくる曲、曲の一つ一つからかみさんの思い出が思い出される。


奇しくも自分の心のネジを巻く旅から、かみさんの思い出を想いだす旅となってしまった。


溢れ出る想い。


いつしかオヤジの心は泣いていた。きっとこの想いはもう一生消えない想いなのだろう。


PM:12:14


目的地の道の駅、厚岸グルメパークに到着!!





時間にして約4時間。距離はなんと200kmを超えていた。







早速、2階の目的地の海鮮BBQのある場所に行く。



このお客さんが見ている場所と、その左端にBBQ用の肉や新鮮な海鮮品がある。

 もちろん、ここでは牡蠣も売っていた。


オヤジより先に来ていた人が、BBQを申し込んだら、今は団体さんが来ていて、終わるのがかなりかかるという事であった。


当然ながらオヤジもそんなに待てない。帰りも同じ道をたどれば、また4時間。ここで食事をして、トンボ返りで帰って、ようやく子供達の帰宅時間に間に合います。


となりのレストランもかなり混んでいて、店外で待っている人が何人もいた。


「ふっ。時間切れだな。」と、オヤジは一人つぶやき、「帰りはコンビニのおにぎりでもはほおばるか?」


と、今来た道をトンボ帰りに戻るのであった。


PM:1:00 厚岸を出発!!



途中、標茶(弟子屈の隣町)行の看板を発見!!

「これだ!!これが正規のルートだ!!」


 直管的にこの道が正規のルートだと分かった!!


その後、標茶⇒弟子屈⇒美幌峠⇒自宅。という事で、

時間にして約3時間。距離は148kmとなっていた。



自宅に着いたオヤジは少し休憩後、カタナのキズつけたタンクの補修をおこなったのである。



完全に悪化したタンク。ここに同じ銀色のカラーステッカーを貼る。





 もう完全に諦めきってますね。






まあ、今年はこれで走ってだなぁーー。



そうだよ!!オヤジさん!どうせ、すぐまた転倒するんだもの。

ココ談















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