カタナ始動!!・・・・・・とはならず。   _| ̄|○ ガックシ!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 昨日と今日は何故か連休。しかもバイク乗りにはうってつけの好天気!!


 なんと道内は20℃を超える夏日を記録しました。


 北海道の季節は春と秋が無くて、いきなり夏と冬なんですよね。


そんな中、オヤジはこの2日間、子供の用事とか、子供の用事とか・・・・・・


ふん!!子育てのパパは子供の用事が一番先に来るんですよ。

残念ながら、自分の時間が取れません。


 しかも今日は6年前に母親が亡くなった命日であった。昨日、お坊さんからお参り来ることをメールで知らされ、その為、その忙しい合間を縫って・・・・今日からカタナをいつでも乗れるようにする為に、朝4時起きで家の掃除を行い朝一番にお坊さんを迎える事とした。


 お参りが終わり、お坊さんのお話しによると、今までのオヤジはやはりどこか顔に険を帯びていて、余裕が無い感じであったらしい。

 今はどことなく穏やかな顔をしているという事であった。


しかし、母親が亡くなって6年間で色々な事があった。


母親の遺産で大型バイクの免許の取得とバイクを購入。


キリンに憧れてのブロクの開始!


かみさんの母親が亡くなり、そして、その後を追うようにかみさんも亡くなって・・・・・


 人間、やはり誰かに今の自分の気持ちを話すことは良い事だ。


 

 かみさんの話しになった時に想いがあふれ出し、オヤジの目から涙がこぼれた。

 もう1年近くなるというのに、やはりまだ涙があふれ出してしまう。


不思議と泣いているのに、心が軽くなりさっぱりとしたお参りとなった。


 さて、お坊さんのお参りも済み、その足でビューエルからカタナの保険の切り替えを行い、更に外していたバッテリのマイナス線の取り付けを行った。


天気が良いから外で作業を行う。


いきなり、シートの外し方が?????

(やばいなぁーー。だんだん物忘れがひどくなるなぁーー。)




 暖かいというか、非常に暑い!!まるで夏日のようだ!!


 長そでを半袖に着替えようか一瞬迷ったのだが、カタナをガレージの中に入れる事で悩みが解決した。

 中は日陰で非常に涼しく、快適な作業となった。





 バッテリーのプラス端子を見たら、レッドバロンで付けた、バッテリーチェッカーの配線が、バッテリーの上を這わせている。


 オヤジ的にはこういう配線の取り回しは非常に嫌いだ。バッテリーの上を這わすことで、線に無理な力がかかってしまう。

 やはり、バッテリーの横を這わすことが良いと思うので、早速、配線のし直しを行う。


 ガレージ内に工具をすべて集めたので、工具を取るアクセスが非常に楽で早い。


 外は快晴!!暖かいガレージで自分の気が済むようなバイクいじり。


もう至福の時間である。


 バッテリーを取り付け、エァークリーナーを取り付けようとするが、なかなかうまくいかない。

 苦戦すること十数分。

よーーく考えると・・・・



この部品を外せば簡単に付けることが出来た。


 うーーん。

こんな悩みもまた至福のひと時である。


 そして、12月の末に泥だらけになってきたカタナをようやくきれいにすることが出来る。


外に出して洗車を行う。

スポンジとブラシでゴシゴシゴシ!!





 気のせいか時折、通り過ぎる車の人がカタナを見ているような・・・・

(それは全く気のせいです。)


まったく、オバカなオヤジである。


 まあ、バイク乗りとは常に自分のバイクが一番カッコ良いと思っているのですよ。

 

 そして、いよいよ緊張の一瞬!!


燃料コックをひねり、チョークをひき、少し待ってから・・・・

セルボタンを押す!!


何も反応が無い。

「??」


「あっ!!キル・スイッチが入っていた!!。」

「テヘペロ!!(死語。)」


気を取り直してもう一度・・・・


カチッ!!


キュキュルキュル・・・・・・


セルは勢いよく周り・・・・・・


カタナのエンジの反応は・・・・・・

何も無し!!


何回かやったのだがついにカタナは動かなかった。




分かっています!



盆栽カタナですから。



_| ̄|○ 


ガックシ!!


 多分、これが自分には手に負えない状態だと直感したオヤジは、再びガレージにカタナを戻す。













 日増しに充実してくるガレージとは裏腹に、肝心なカタナは本当に盆栽バイクと化してしまった。


昼から子供の用事を済ませ、夕方にようやく時間が出来たオヤジは、これからお世話になるであろうバイク屋に直行。


 春先でバイク屋さんはやはり忙しかった。



「今日はいったいどうしたんだい??」

「あっ。すいません。バイクのセルは回るのですが、ガソリンがいっていない感じでエンジンがかからないので修理をお願いします。」


「えっと・・・・、オヤジ君のはハーレ-でなくて、確かビューエルだったよね。」

「いや。実はカタナのほうなんです。」


 少し驚くバイク屋のオヤジではあるが、昨年、このオヤジさんとはカタナに乗りたい。という話と、購入は別な店でするが今後、これからおこりうる故障に対応を、このバイク屋さんでお願したいたいと話をしていたのですぐに理解してくれた。


「スズキは少し長めにセルを回さないといけないんだけども、それが何ともなければもしかしたら、プラグがダメになっている可能性が高いね。」


「だけど買ったばかりなら、買ったお店に話せは保証が効くんでないかい??」


「いや、あの手のバイク屋からの保証は考えていません。たとえ、今回、お金がかからなくても、今後、こちらで車検等を考えていますので、今回、お金がかかっても別にかまいません。」


更に、1ヶ月ほど前に、フロント・ブレーキあたりからオイルが漏れているのを発見したので、もし今日、乗れたとしても、いの一番にこちらに持ってきて、そこも見てもらうつもりだった事を話した。


「多分、それはブレーキオイルでなくて、フロントホークのオイル漏れだなぁ。そこから漏れて、ブレーキにかかったから、ブレーキオイルと思ったんでないかな??」

と、今までの例から、的確に診断をしてくれて、

「残念ながら部品注文だから、ゴールデン・ウィークには間に合わないなぁーー。」


「あっ。別に急いで走りたい訳でないので、構わないです。」


 そうなのだ。このバイク屋にもオヤジは盆栽ライダーという事を言っているのだ。


「わかった。明日の朝引き下げに行くけど、休みでないよね。」

という事で、バイク屋のオヤジさんにはガレージの入り方を教えて、明日、カタナを引き取りに来てもらう事を約束してもらったオヤジであった。


良いんです。


これで、何も用事が無くてバイク屋さんに入る事が出来ないオヤジが、カタナの修理を理由に気軽に顔を出す事が出来るんですから!!




(^_^;)






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