湾岸ミッドナイト。レコード・ブレーカー!!(記録破り。) | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  前回の湾岸ミッドナイトのその後で、600馬力のオヤジに対して、800馬力、しかも一番スピードの乗る、名古屋コースーでオヤジに卑怯な戦いを挑んだ若者とのバトルで5速90度ターンを6速で回る事に成功したオヤジ!!


 もしかして、記録破りが出来るかもしれない。と、再び、スピードに取りつかれた廃人の世界に舞い戻ってしまったオヤジであった。

 

  さて、自分のコースレコードの03,15,,328秒を破ることが出来るのか??


 いよいよ、レコード・ブレーカー(記録破りの人間)の始まりである!!


 最初に2速から始まり、タコメーターのレッドを意識しながら、シフト・アップを行う。


 ものの数秒で時速300km/hオーバーの世界に到達する。


 そして、右側旋回の第一ターンへ突入。シフトは6速そのままで鼻先をコーナーのイン側に向ける。

 ブレーキングは無しで、そのまま慣性ドリフトに移行する。


 830馬力という極限までにチューニングされたR35は、最初は鼻先をイン側の壁にこすりつけながらも、重い車体をジリジイリと左側に寄り始めていた。



 まさにアウト側の壁にぶつかる瞬間に、リァを軽く火花を散らせながら90度ターンを切り抜けた。

 その瞬間!!オヤジは5速にシフト・ダウン!!

240km/hまで落とされたスピードが、再び一瞬にして300km/hにまい戻る。


 そして、ついに最初のチャレンジで簡単に3秒ものタイムを短縮してしまったのだ。




 その後、何回かアタックを開始するものの、それ以上のタイムを縮めることはできなかった。


 時速300km/hオ-バーの世界は極度の緊張を伴い、精神を瞬く間にむしばんでいく。

 何回かのアタックにより、オヤジは軽い眩暈を起こしていた。

そして、そろそろ止めよう。という時に、それは起きた。

自分では決して速いタイムではないと思っていたのだが、明らかな数字がそれを表していた。




 03,12,,381。今までの最高記録である!!レコード・ブレイク達成!!である。


 こうして、オヤジは足をよろめきながら、ゲーセンを出てくるのであった。


 そして、今日は娘が乗るタントの用意を行う。


 こいつは昨年の9月に車検が切れたのを境に、廃車にしていたのである。

今は高校の卒業生が車を買う時期なので、車検所も混むらしいので、早めに車検の用意をしておいたほうが良い。という、S車輌の社長のアドバイスによるものである。


一冬超えて雪山と化しているタント。








 道路側から見たらほとんどどこにあるのかも分かりずらい。

毎日、天気が悪い中、今日は奇跡的に晴れ間が現われた。





  駐車場の雪の深さは、ゆうに腰のあたりまである。

オヤジは除雪機で、朝10時から昼過ぎまでかかって、タントの発掘に性を出した。


  発掘が終わると端子を外していたバッテリーを取り付ける。

エンジンがかかると分かっていても、最初のエンジンをかけるときは緊張する。

タントは弱々しいながらも、しっかりとエンジンがかかってくれた。一応、動くかも確認して、ようやく発掘作業は終了したのであった。




 あとはS車輌にカギを渡して、タントをローダーしてもらい、車検を通すだけである。

 娘が免許を取るのが遅れたら、それまでオヤジが乗るから早く車検が取れてもいいのである。




今は盆栽と化しているカタナである。(というか、このまま本当に盆栽バイクにするのも良いかもね。)


 そのほうがプレミアがついいたら、キズが少なくて価値が上がるかも。

と、よからぬ考えを持っているオヤジである。



 ちなみに、先日の休みに、シャッターが閉まっているので、外からはカタナが見られないので、ガレージの中でカタナに跨り、


「いくぜ!!レディ!!海が見える!!このコーナーを抜けたら海だ!!」などと、


1人空想「キリン」ごっごを楽しんでいたら、チラシを配達している人と目が合ってしまった。



Σ(゚д゚;) !!


 その人は不思議そうな顔をして去って行った。



_| ̄|○  ガックシ!!





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