父親の血、娘の血。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

「おとうさん。話があるんだけども。」


数日前、娘2号が深刻そうな顔で、オヤジに相談してきた。

 このような状態の娘2号は、必ず重大な相談事なので、オヤジはすぐに話をきいてやった。

「実は部屋の壁紙を変えたいんだけども・・・」

「壁紙を変えるって、業者に頼んだら何十万円もかかるよ?」

「うん。だから自分で張り替える。」

「そうか。わかった。」


 娘2号はどちらかというと、母親の血を多く受け継いでいる。

 容姿といい、真面目な性格といい、更に細かい作業が好きで、手先が器用なほうである。

 まさにかみさんの生き写しと思う時があったりする。

で、その娘が、今度はDIYで自分の部屋の壁紙を変えようとしたいというのだ。

(うーーん。まさか自分でDIYとは・・・やはりオヤジの血も半分入っているんだなぁーー)

 

 また、たとえ失敗しても、これからの娘2号の人生の中で、いい意味での勉強になるとも思った。

 次の休みの日に、娘達とホームセンターに行き、とりあえず失敗しても良いように、最低の金額の壁紙を買い求めた。

 オヤジ的には1回自分でやってみて、とても無理ならすぐにあきらめるだろう。とも目論んでいたのだ。

家は持ち家なので、別に壁紙を貼るのは自由だし。


 翌日、出社前にオヤジはもはや単なる物置と化している、第一ガレージの中から、壁紙を張り替えるときに使う工具を探し出した。


「いゃーーーあ。まさかお前にこの工具を貸すとは思わなかったよ。」

娘2号には壁紙の貼り方のコツをアドバイスしながら工具を渡した。


 オヤジ家の子供は娘が2人だけだ。跡継ぎはいない。


 だから、建築屋さんが、オヤジの集めた工具を見て、下手な会社よりも工具はある。と驚かれ、この先何でも屋が出来るぐらい集めた大量の工具は、オヤジが亡くなったら、誰かが勝手に持っていくんだろうなーー。と、思っていたのだが、娘2号が使うと知って嬉しくなった


「まさか、おとうさんがこんなに工具を持っているとは思わなかった。」


 娘2号は2号でオヤジが普通の家庭ではまずは持っていない工具を簡単に出してくるのを知ってビックリしていた。


 そして娘が休みの土曜日、会社から帰ってくると、娘2号の部屋はそのままであった。

「壁紙。張るの辞めたの??」と聞くと、

「●●ちゃん。(自分の事ね。)天井が高いから、張れないの。だから、お父さんやって。」とすらりとして言い返してきた。

「おい、娘2号よ。お父さんも休みは色々とする事があるんだ。自分でやるというから賛成したんだ。そんな考えで人に頼むなら止めなさい。」と、厳しく注意した。


少し娘2号はしょげているようであった。


 次の日(日曜日)の夜、会社から帰ってきてみると、茶の間に大量の壁紙がビニールの袋に入れられて捨ててあった。

(やはり上手く出来なくて止めたようだな。)と、オヤジは思っていたら、

「おとうさん。見て見て。○○ちゃん(娘1号)に手伝ってもらって、自分で壁紙を張り替えたよ。」と、自分の部屋から娘2号が嬉しそうに飛び出してきた。


 娘2号の部屋を見てみると、15歳の素人にしては上手に壁を張り替えていた跡があった。


 そして明日、娘2号は午前中授業なので、昼からは子供達と三人で壁紙の張替を行う。


 まさか娘2号とDIYの事で話し合えるなんて思わなかったなぁーー。



 ちょっと嬉しかったオヤジである。



PS 


あれから湾岸ミッド・ナイトV EX


またまた再燃しました。ある方の応援がきっかけで、昨日、最高速アタックを開始したら、全国区のトップ・レコードが03,02、621秒で、オヤジは何回かのアックで03,16台をたたき出しました。最高速は328km/h表示。


 その途端、全国区98位のランクが表示。 


(あれっ??以前の最高タイムは03,15,463だから、以前よりも遅いはずなんだけどなぁーー??)


 ちなみに、最高速はアタックには常にレッドにエンジン回転をぶち込まないと、コーナリングを行なったとたん、スピードが240km/h台に落ちることが判りました。


そして、今日、ストーリー、モードを行うと、このゲームは最終話は60話なのですが、58話まで終了。


 59話の城島のFCが速いのなんの。


普通ならタイトなコーナーの連続は足回りを固めたコーナーリングで攻めていくのですが、FCが速すぎてパワー負けをしてしまいます。


 その為、小賢しい足回りを固めて、タイトなコーナを攻める。なんて事は出来なくて、ひたすら最高パワーでタイトなコーナーを攻めていきます。


 アクセルはベタ踏み。ブレーキングはしないで、減速は6速から5速に落とすのみ。

何回はトップを走っているのですが、ゴール間近で、一般車にオカマを掘って、FCに抜かされてしまいます。

 

59話が終わったら、いよいよ本当の最終パワー!


ステップ32となります。(推定830馬力です。)

 トップスピードは348km。

今でも320km/hのメーターは常に振り切っている状態です。



スピードは麻薬だ。と、人は言います。

本当にオヤジもそうだと思います。


 たった1馬力を上げるためにお金を湯水のように使い切ります。



だけど、オヤジはこの終わりの無い世界に飛び込んだばかりです。

 

 おおっ!!これが実車ならカッコいいのですが、たかがゲーセンだからなぁーー。


_| ̄|○  ガックシ!!


(おっ!!久しぶりに出たな!!ガックシマーク!!)







人気ブログランキングへ