トリセツ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 昨年は身内に不幸があったので、あけおめは無しで、今年も皆様よろしくお付き合いお願いいたします。 m(_ _ )m  ペコリ♪


 正月は皆さまは如何お過ごしになられたでしょうか??

オヤジは元旦のみ休みで、それ以降は2日から今日まで働きずくめでした。

とーぜん、正月もお昼まで家のお掃除。昼から食材の買い出し。と、普段と変わらない1日でした。


 さてさて、明日からの3日間はオヤジ家は旅にでますので、探さないで下さい。(笑い)まあ、一足おくれのお正月という事で、夜露死苦!!(←ふ・古すぎる!!まるで化石の言葉だ!!)


 さて、このトリセツというタイトルを読んだら、若い方は西野カナの昨年ヒットした歌の「トリセツ」を思い出す人は多いと思う。


 が、オヤジ世代のひとならまず、間違いなくトリセツといえば、取扱い説明書であろう。


 最近、おもうのだが、若い世代の人は正しくトリセツ人間なんだなぁーー。と、思う事が良くある。


 彼らは新しい機械が来ればそのトリセツをオヤジが読まないような細かいところまで詳しく読む。(概してその細かい所に、重要な事を書かれている事は多いが・・・・)

 そしてまるで今まで使っていたかのように、すぐに使いこなすことが出来る。


 その結果、今まで年を取った人間が人生経験が豊で尊敬されていたのが、逆に若い連中に新しい事を教えてもらう事で、年を取った人間は、


「何も覚えようとしない」


「仕事の量も若い人間よりも働かない。」 


「更には給料は自分達よりもはるかに高い。」


という、邪魔な存在と化している。


 まあ、オヤジもその一人であるが・・・・・ハハハハ(乾いた笑い。)


 で、昨日の事であった。


 若いスタッフがやりかけの仕事を残して、お客さんが来たからレジで接客を行っていた。

 その為、手が空いたオヤジがその子の残した仕事を終えて、残すところ金銭処理だけとなり、(当然レジはお客さんがいたから使えない。)接客がおわったその子に、「この処理は終わっているよ。」と言った。

すると、その子は真面目な顔をして、「オヤジさん。お金の処理を終えていないでないですか。終わるというのは、お金の処理まで終えてから初めて終わった。というものです。」と、言った。


 一瞬、オヤジは何を言われたのか分らなかった。


 オヤジ世代の人間は。「処理を終わったよ。」と言われたら、まずは「ありがとうございます。」とお礼を言い、更に「処理はどこまで終わっています。」と聞くものだが、かれは終わる=完全に終える。という事で認識していたのだろう。

 だから一つでも処理をやり残したら、それは終わっているとは言えないのだ。


 さすがのオヤジもムッとして「おい。●●君。それは屁理屈。というものだぞ。」と、言いかえしたが、彼にはオヤジの言いたかったことが全然理解できていないようだった。


 オヤジはずるい人間だ。彼を本当に成長させたいと思ったら、きちんと向き合って、話し合いをすればいいのだが、「はいはい。オヤジの言い方が間違っていました。」と、言ってその場をとりつくろった。


 オヤジはこう考えている。


他人からどういわれてもわからない人間には、何を言っても無駄である。

 結局は自分から判ろうとしないといけないのだ。

 自分がそうであった。他人から何を言われても、一応その人の前では「はい。」と、神妙な顔をして聞くふりをして、決して自我は曲げなかった。

 おかげで会社では、ずいぶん迷惑がられた人間であったが・・・


 人生はトリセツのようにはうまくいかない。時としてイレギュラーな事が起きる。

 いや、イレギュラー事ばかりだろう。


オヤジの一番のイレギュラーな事は、かみさんの死であった。

かみさんからは常々、「もういいい歳なんだから、事故でも起こしたら困るからバイクはもう乗らないで。」と言われていたが、それでも聞く耳は持たなかった。


 その為、自分の中では子供たちが独立して手がかからなくなったら、かみさんと二人で軽のワゴン車の車中泊で旅行を行い、孫の顔を見れないが、いつか車かバイクで事故を起こしてかみさんよりは早く亡くなるから、こんなさびしい思いはしない。と、漠然と思っていた。


 人生には当然トリセツは必要だ。が、それ以上に、イレギュラーになった時に、今の自分に何ができるか?を常に思って行動をしたいものである。

 正月早々、固苦しいお話ですみません。


次回は久しぶりに楽しいお話をば。





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