トイレ掃除は運気を上げれるか?? | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 おっ!!やっと子育ての話しで、主夫としてまともな話が出てきましたなぁーー。



 ネタはいろいろあるのだが、なにせ今までと違って、絶対的な時間が無くなったので、ブログのUPも今までよりも遅くなってしまうオヤジでした。


 最近、ある銀行から「資産運用は私に任せてください。」というメモ紙と名刺が何回も来るようになってきた。

 その銀行は・・・・もちろん、オヤジからかみさんの財産を凍結させた憎っくきあの銀行で、名刺の名前もあの担当者であった。

 



  もちろん、オヤジは人の良い人間ではないので、あの下町ロケットの主人公、阿部さんの語ったセリフと、同じセリフを吐いて、


「お前たちが俺にした仕打ちは絶対に忘れない!!」、と名刺をグシャグシャにしてそのままゴミ箱に・・・・



 ああっ!!スツキリしたっ!!


 人間は親切にしてくれた人には親切で返し、嫌がらせをした人には、嫌がらせが返ってくるもんなんですよ。


 若い諸君!!覚えておいたほうがいいですよ!!



 さて、今回の話しは、一時気流行った、いや、今も流行っているという「トイレ掃除を行うとお金持ちになる。」とか、「運気が上がる。」とか、「綺麗な部屋に住んでいる人にはお金が寄ってくる。」という話を検証したいと思う。


 大物俳優の渥美清さんや、北野タケシさんも、撮影で現場に行くと、そこの現場で自ら率先して行ったというトイレ掃除。


 オヤジ的にはこのような話には悪いのだが、今までは絶対に信じていなかった。(という事は、今は・・・・・・分かるでしょう。)


 オヤジの会社は、どこの会社でもそうだと思うが、

「綺麗なトイレのお店は店の運営ががうまくいく。」という信念のもと、社員たちに素手で便器の掃除をさせている。


  実はオヤジはトイレ掃除はあまり好きではない。 (これは誰だってそうだと思うが・・・・)しかし、会社ではその方針の為に仕方なく素手でトイレ掃除を行っていたほうだ。(わっ!!会社の読者の方々、すみません。)


 が、今年になってオヤジの働いている会社に、別な業態ではあるが、新しい店長が転勤になりやってきた。

 

 その人は会社の幹部の方だが、特別に偉ぶらないで、気さくな方であったが、オヤジが一番驚いたのは、なんと素手でトイレ掃除どころか、男性用の便器の中のフタを平気でつかみ、平気な顔でゴシゴシと綺麗にしたのであった。


 オヤジは非常に驚いたなぁーー。唯でさえ素手でトイレ掃除は嫌なのだが、その中の特に汚れている部分を徹底的に素手で持って、きれいに磨いたのだから。

 当然、今まで皆がその部分を磨いてなかったのだが、一気にその便器から臭い臭いが消えてしまった。


 人間、一度衝撃を受けると感化されやすい。


 オヤジも次の日から、率先して便器洗いと、底の一番汚れた部分を素手で持って、徹底的に洗い始めた。


 ブラシで洗うから当然、跳ねたりもする。時には服どころか、顔にかかることもある。


 が、それでもまるで自分が便器を洗わしてもらえるのが、ありがたく感じるようになっていった。


 また、かみさんが入院して、料理こそ上の子が行うが、今まで洗濯、掃除、などの家事が一気に増え、仕方なく休みは必ず台所を綺麗にすることから始まり、家の掃除、トイレ掃除を必ず行うようになった。


 だってやらなければ、どんどん自分のいる場所が汚くなるから、いやでも行なわなければいけないのだ。


 オヤジは基本、ものぐさである。今まで掃除も洗濯も一切好きではないのだが、やはり毎日、毎日、日課にしてしまえば、いやでもやらなければならないようになるみたいである。


 そんな時であった、かみさんが病の為にあっけなく逝ってしまった。


 かみさんの看病に使った入院費などで、多くのお金を使ったオヤジではあるが、たまたま偶然に20年前に、「ガンになるのは、宝くじよりも高い確率だから。」という冗談みたいな話で、月2千円程で入っていた保険が大当たりして、無事に借金をしなくても済んだ。

 

 そして死亡保険がおりたときの金額をみて驚いた。その保険の予想した金額よりも、降りた金額が多かったのだ。


 オヤジは5年前に実の母親が亡くなった時に、多くは無いがある程度まとまったお金が手に入った。

 その金で当時、200万円近くする新車のバイクとかみさんに新車の軽自動車を買ったのだが、それでもまだ少しばかりのまとまった金額が手元に残った。


 そこで、とりあえずは使う宛がない金なので、かみさんが保険が入っていなかったので、その残りのお金を全部かみさんの保険にして一括入金をしていた。


 その保険は、入院費が1日3千円と大した役に立たなかったのだが、その死亡保険の戻ってくるお金を計算していたら、なんとその予想したお金の1.5倍の金額が戻ってきたのだ。


 オヤジは当然「??????」となりその保険屋に聞いてみた。


 保険に詳しいひとなら分かると思うが、毎月分割で保険を払っている人は、死亡保険はその金額なのだが、まとめて一括で先払いを行っていると、決められた死亡保険+先に支払ってもらっていた金額の払い戻しがくるのだ。


 たった5年間で払ったお金が1.5倍になって返ってきたのだ。


 これはもう宝クジに当たったようなものである。




 そのお金も将来娘たちの為に。という事で、とりあえず貯金することとして、少しばかりのまとまったお金を手元に置き、現在、生活していたのであるが、やはり育ちざかりの二人の子である。


 それなりに出ていくお金もあり、オヤジも会社が通勤が片道1時間ばかしもあるので、夜はほとんど外で食事をするようになっていいった。

  外食は平均、安くても1食、千円である。


 オヤジ家は毎月、大幅な赤字がかみさんが亡くなってから続いていた。さらにストレス解消の為に、今までやっていなかったゲーセン通いもするようになり、毎月、毎月大幅な赤字の家計簿を見ては、ため息をついている毎日であった。


 せっかく、貴重なお金を残してくれたかみさんではあるが、これでは娘たちが独り立ちするまで、財産を切り崩していかなければいけないと、覚悟していた今日、この頃であった。


 ふと気が付くと、オヤジと子供達へ年金の封筒が来ていた。


 中を開けてみると、それは遺族年金の入金のお知らせであった。


その入金された金額を見て、


「これで何とか貯金を切り崩さなくてやっていける。」


と、ホッと一安心したオヤジであった。


 なんだ当たり前でないか。と思われるかもしれないが、今まで忘れていたお金が入金されると、非常にうれしいどころか、何だか得をした気持ちになる。


 しかも、この遺族年金は妻を亡くした夫にも出るようになったのは、今年の4月から施行されたばかりだったのだ


 昨年の11月にかみさんの病気が発見されたときは余命数ヶ月と言われ、8月に亡くなったが、あともう4か月間ほど早く亡くなっていれば、この遺族年金はもらえなかったのだ。



 たぶんこれはかみさんからのオヤジ達への最後の贈り物であり、やはりトイレ掃除や掃除をしている家にはお金が集まりやすいのだと今は信じられる。


 この話しを全然信用してもらえなくても、オヤジは全然かまわない。


 ただ、オヤジはこれからも今までのように進んでトイレ掃除や家の掃除を行いたいと思う。


 お金が貯まるという話し以前よりも、そこに自分が住む限り、なるべくそこで快適に暮らしたい。と思うからである。






人気ブログランキングへ