まず最初に、前回に記事のコメントを返した時に、第2ガレージに新しい展開が。と書いて近日中にUPします。と書いたのであるが、しばらくUPできないのでお詫び申し上げます。
実は、あの見積もり後、一番最初に見積もりを申し込んでいた業者から、また電話があり、こんどはそこに普通のシャッターを取り付ける。という事で、再度見積もりを頼んだのですが、それから、また無のつぶてでした。
うーーん。田舎の会社は約束がルーズでかないません。
前回も春先に頼んでから着工が冬の手前でしたので、ほんと半年間、ほっておかれていました。
オヤジの働いている北見では、依頼を受けたことは次の日に連絡しないと、お客はもう逃げてしまいます。
うーーん。もう!!いったい、いつになったら扉が付くことやら。
\(*`∧´)/ プンプンプン!!
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
さて、今日の本題のおめでとう。である。
「やぁ。オヤジ元気だったか??」と、声をかけられたオヤジは、声の方向を向くと友人Kであった。
彼とは幼稚園から高校まで一緒であり、子供もオヤジと一緒の二人。しかも、上の子は一緒の産婦人科で生まれて、生まれた日も1週間違いである。
更に更に、彼が引っ越すまで、つい、数年前まで同じ町内会に住んでいた事
があり、彼のほうが先輩ではあるが、同じシングルファザーという本当に腐れ縁の中である。
「そういえば、娘さん、就職試験どうだった??」
前回、彼と会ったのは、彼の娘さんが就職試験の為に、会社まで娘さんを送るために、自分の会社の休みを取ったときであった。 (ああっ。ややっこしい!!)
彼は結婚してから、自分の事はほとんと何も出来ないで、子供達を育てることに、この18年間過ごしていた。
その為、「俺の人生はもう終わった。」という言葉が、彼の口癖であった。
オヤジはそんな彼と会えば、単に彼のグチの聞き役しかできなかった。
前回、彼に「なあ、おまえさあ。俺の人生はもう終わった。と言っているけど、昔よりも子供達も手がかからなくなったから、もう一度昔みたいに好きな釣りでも始めたらいいんじゃないか??」と、彼の楽しみを見つけさせようと、誘ったのだが、
「今は生活が厳しくてそんな気持ちになれないよ。」と彼は寂しそうにオヤジに話して別れたのだった。
それから彼との連絡が途絶え、オヤジは同じ親として、彼の娘さんの就職の合否が気になっていた。
オヤジがその言葉を発するや否や。
「ああっ。受かったよ!!受かった!!」彼は満面の笑みを浮かべてオヤジに答えた。
「そうか。受かったかぁーー。本当に、良かったなぁーー。これで一人だけども、ようやく手が離れたな。」
「ああっ。ようやく一安心したよ。これで少しは肩の荷が下りた。」
「これから娘の就職祝いで、子供と3人でウトロのホテルで一泊だよ。」
彼は本当にうれしそうであった。家族で温泉旅行なんて、数年ぶりだそうだ。
「そうか、本当に良かったな。」今まで、会えば人生が終わったような顔をしていた彼が数年ぶりに笑顔になったのを見て、何だかオヤジも嬉しくなった。
彼は別れ際に、「オヤジ!!俺、今度もう一度、好きだった釣りを始めるよ。」
そう語った彼の笑顔は、今まで見た彼のどの顔よりも輝いていた。
「娘さんの就職合格おめでとう!!」
「お前は本当にすごい父親だよ。自分一人の力で、娘さんを一人前に育てたんだからな。」
オヤジは去っていく彼の後姿に、そう賛辞の言葉を発した。