一足遅れの夏休み。 -2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 はるばる6時間以上もかけてやっと着いた美術館が休館で、次に行くところは・・・・・そうです。宿探しでした。


 今まではかみさんがいたため、いざとなったら、モーテルに入り込めば良かったのだが、今回はオヤジと未成年の子供が二人。いくら親子といえども、そんな所に入った途端、オヤジは警察に通報され、次の朝一番のトップ・ニュースにデカデカと名前入りで乗ったことであろう。


 今時期、札幌市内は8月30日のイベントのため、札幌の全てのホテルは軒並み宿泊料は高くなるどころか、泊まる宿すらない状態なのだ。


 高速に乗っている途中、温泉らしき場所を発見していたので、早速取り替えたばかりのスマホで電話番号と住所を確認。

すぐに電話を入れる。

 

 残念ながらそこは日帰り温泉であった。まあ、これぐらい想定内である。

最悪の場合は札幌から出て、近隣のホテルか温泉を探すこととする。そう思いながら車を走らせていると、ふと看板が定山渓方面行きとなっていた。


 定山渓は札幌の近隣の場所で、有名な温泉街である。

そこで、オヤジはまたまたスマホで定山渓のホテルを検索して、再び空き室がないかどうか聞いてみた。

 すると、一部屋が空いていることが分かった。

正確には二部屋。

一部屋は旧館でトイレ、お風呂別で一人1万円。

そしてもう一つが新しい部屋で、一人1万1、500円とのことであった。


 もちろん迷わずに、一人1万1、500円の部屋を予約した。

こういう場合は、躊躇したり、もっと良いホテルを探して走り回り、やっぱり最初のホテル。と言って戻ってきたら、すぐに部屋が無くなることが、経験上多いからだ。

 しかも今回は子供たちがいるから、部屋が取れなかった。では済まされない。

多少高かったが、夕食、朝食ともにバイキングとなっているので、これから食事をする場所を探して、夕食をとってからホテルに向かうよりも、ずっと楽である。


 このホテルも、温泉のジャンルで検索してカーナビが示したところと若干違っていたが、住所を打ち直したら、またまた数百メートルの誤差で正確な場所を案内してくれた。


 4時30分ぐらいに無事到着。なんと夕食は5時30分からだということだ。

これには大変助かったオヤジである。

いままでのホテルのバイキングは早くても6時ぐらいからなので、6時まで食事を待つのも、結構お腹がすくのだ。




 いきなり飛び込みで予約したオヤジなので、部屋の方は期待していなったのだが・・・・

 



 そこは角部屋で、その気になれば20人ぐらい眠れる大部屋であった。


「うわっ!!ベットがある!!」

「タタミの部屋もあるよ。お父さん!!」


子供たちは宿泊する部屋が大部屋なので大興奮していた。
























 

 夕食はもちろんバイキング!!



 だけど、オヤジは年のせいか、気がついたらソーメンを何杯もおかわりしていた。


 食事も終わり、そのあと直ぐに温泉に入り・・・・・


気が付いたらオヤジは9時には爆睡していた。


 きっとなれない道と、車の渋滞の気疲れして精神がボロボロになっていたんだろうなーー。



 次回、いよいよ完結編!!


札幌で行われる8月30日のイベントとは何か!!

(というか、もうバレているし・・・・)


 慣れない道を走るオヤジは無事に札幌から帰られるのか??

(というか、もう帰ってきているんじゃない!!)


次回も近日中にUPします。

いゃーー。もう完全に疲れているんだなぁーー。このぐらいの文章なら、1日で終われせていたのに・・・・・





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