湾岸伝説!!再び!!オヤジ!選ばれしものよ。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 やはり主婦は偉いですねぇーー。

今日の朝は御飯は炊けたのですが、肝心なオカズを用意してなくて、慌ててコンビニに走るオヤジでした。


 しかし、コンビニの200円の鯖味噌、美味しかったなぁーー。

なんだか久しぶりに家庭の味を食べたような。

これからはコンビニをバカにしないで、大いに活用しょうっと!!


 さて、今日は昨日新しくしたスマホのカバーを買いたいという子供達の為に、久しぶりに北見に繰り出すオヤジ家である。

 かみさんが亡くなって1週間ぐらいで、もう遊びに出かけるのは不謹慎だ。と、思われる方は多いと思うが、いろいろな処理のために駆けずり回ったオヤジの替りに、1週間も家にカンズメとなり、留守番をしてくれた子供達へのせめてもの恩返しである。


 午前中にそれぞれの携帯電話のカバーを見つける。

100円SHOPをこよなく愛するオヤジは、早速、スマホのカバーの値段を見る。


Σ(゚д゚;) えっ!!



 たがが、スマホのカバーが4、000円!!


 なんでこんなやつが4、000円もするのか非常にビックリした。が、子供たちがオヤジがビックリするのを見て、自分のお小遣いで購入する。と聞くと、流石にかわいそうになり、 「今回のカバーだけはオヤジが買ってやる。」という、子供に甘いオヤジであった。


 全ての用事が終わり後は食材を購入して帰宅となったのだが、オヤジはある場所に行く事を子供達に提案した。


そこは、1ヶ月ぐらい前まで、家族全員で行っていたゲーセンである。

 自分自身の気分転換を兼ねて、オヤジは久しぶりに、当時はまっていた、あのコミックで有名な 「湾岸ミッドナイト」 を設定にした車のレースゲームを行いたくなったのだ。

 子供たちは大喜び!!


約、10数分後、ゲーセンの前にオヤジ達は立っていた。



ほほ、1ヶ月ぶりにステァリングを握る。

ランクは超上級となったオヤジではあるが、果たして腕は鈍ってはいないだろうか??


 やはり1ヶ月のブランクは大きい。オヤジは今までタメで走っていた、ブラックバード・ポルシェ。アキオの悪魔のZやマサキのRX-7・FCに大きく引き離される。

 勝負は当然、惨敗となった。

再びチャレンジを行うオヤジ。


今度は本気モードである。と、その時、 オヤジの横に二人の若者が座り、割り込み参加を行った。

(オヤジは期待に胸を膨らませた。正直、データー上は超上級者となっているオヤジであるが、果たして現代の若者達に、この腕は通用するのだろうか?)


 相手は二人共に新し目のGTR。しかもその中の一人は最新型の35GTRであった。

 こちらは30年前の古臭いフェアレディZ。圧倒的に性能差は若者達にあった。

チラリと横目で相手のスペックを見る。280馬力。

(ふふふふ。旧型のZで性能差があっても、こちらはフル・チューンドの悪魔のZさ。いくらGTRといえども、勝負は腕の差だ。)

密かにオヤジはほくそ笑んだ。


 若者達から見れば、冴えないジジィが一人寂しく湾岸ミッドナイトという、ヘビィなレースゲームを行っているのを見て、最新型のGTRの割り込み参加で、圧倒的な速さでオヤジをブチ抜き、優越感に浸ろうという気がありありと感じ取れた。


  しかも、オヤジの選んだ車は、古臭いフェアレディZである。さしずめ、昔の湾岸ミッドナイトのファンが、自分の世界に浸ろうとしているのだろうと思っていたに違いない。


 シグナル・ブルー!!


 スタートはやはりアティサーシステムのGTRの方が速い。

GTR軍団はオヤジのZを難なく抜き去り、一歩先を走っていた。


 前半戦、慣れないスピードでオヤジは思わず一般車両に激突。

ますますGTR軍団との差が開いていた。

 

 ここで若者達は勝利を確信!!蜘蛛のように右に左に大きくスラロームを繰り返して、一般車両をティク・オフしていく。


 しかし、悪魔のZの本領がここから発揮された!!

 仮にもオヤジはこの悪魔のZに選ばれし者である。

 悪魔のZはまるで獲物を狙うかのように、GTRの背後に迫り寄った。


 後半戦。レース展開は残り5kmとなっていた。高速ターンでスピードが伸びないGTRを発見したオヤジはステァリングを急に切り、左足ブレーキングを行い。アクセルはフル。


 その瞬間。悪魔のZは高速ドリフト状態に入る。早めにインに入り込むGTRを尻目にラインを大きくクロスさせたZは外側からGTR軍団を抜かしていった。


「くそっ!!」と小さく舌打ちをした若者の声が聞こえた。


 オヤジは密かにガッツポーズを行い、しかし、顔はクールに無表情に前面を見る。


 残り3km。頭を取った悪魔のZにパワーの無いGTR軍団は敵では無かった。


 圧倒的なパワーを見せつけたZはみるみるうちにGTR軍団を引き離していき、初戦を勝利で飾った。


 2回戦目。若者達は再びオヤジに戦いを挑む。


が、走り込んできた絶対的な経験値が違う。あのブラック・バートやアキオのZよりも全然走りが甘い。


 彼らのクセを覚え込んだオヤジは早い段階で、再び高速ドリフトで頭をとり、その後、予想運転で少ないステァリングの切れ角で、車速を落とさないようにスラロームを行い、一般車両をテイク・オフ。


  更にGTRの得意な急なターンが多いコースを選び、彼らに引導を渡した。

(こちとらイニD上がりだから、ドリフトは得意中の得意なんだよね。)

2回戦目は後続車を大きく引き離しての勝利となった。


 若者達は 「クソッ!!」と叫び、しかし、冴えないジジィに負けたのを苦笑いして去っていった。


 こうして、再びオヤジの湾岸伝説が始まったのだ。


 続く・・・・のかな??


 若者諸君!!おかげで、オヤジは久々に良い気分転換となったよ。



 勝負はいつでも受けてやる!!が、最低でも600馬力クラスの超弩級のマシーンを用意してこないと、この悪魔のZには勝てないぜ!!


 かーちゃん!!今日は久々に、子供達も気分転換となったよ!!


明日も頑張るからね!!


PS。しかし、画像がないと楽だなぁーー。気楽にいろいろな話がUP出来るなぁーー。

よし!!これからは文章一本槍だ!!


うそ!!嘘ですよーーーー!!



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