そうだ!星を見に行こう♪陸別編。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 今日の休みは快晴!!バイクに乗るにはとっておきの天気である。


しかし、そうは簡単に問屋は下ろさない。

 オヤジの休みで天気が快晴な時は、必ずほかの用事が待っている。

きょうの休みも正しくその通りであった。

 娘2号は部活で学校に行ったのだが、今日は日曜日。

娘1号とかみさんは朝から暇そうにしている。

 そこで、オヤジはドライブを3人で行おうと決めた。


 バイクはこれから先ずっと乗れるが、娘1号は来年は高校卒業するので、やはり家族での時間を一番先に優先するオヤジである。


 今日の車は遠出には最強のイースである。9時過ぎに出発した、オヤジら3人は、宛のないドライブに出発した。


そうだ!星を見に行こう♪


 という、オヤジの一声で、自宅から車で距離は約60km。時間にして1時間30分ぐらいにある、陸別の町を目指した。



 「くそっ!!相変わらず気持ち良いぐらい天気がいいぜ!!」

「全くオヤジの休みにせっかく天気が良い日に限って、ブッツブツブツ・・」

「何か言った。」

「いえ、何も言ってはいません。」途端に声の小さくなるオヤジである。


途中の町でSLが展示されていたので、一休み。





北海道。陸別町。


 ここは、日本国民の中では、日本一寒さの厳しい町。という事で有名な町である。

 うーーん。日本一寒さの厳しい町。というよりも、やはりここは日本一しばれる町。という方が、道民的にはシックリくるなぁーー。


 しばれる。はもちろん、北海道特有の方言で、寒さが厳しい。ということであるが、実際、どれだけ寒いのか??と気になると思うが、気温的には真冬はマイナス40度になる時も、ちょくちょくある町である。


 もちろん、そうなれば濡れたタオルを数回振り回せば、カチンコチンになったり、鼻で息をしたら、鼻の中が寒さで凍って痛くなるぐらいの寒さである。




 レース関係者なら、バギーやオフロード、ラリー関係で有名なレース場があるので知られている場所でもある。


 で、なんで真昼なのに星を見に行くって???と、思われた方が、多いとは思うが、実はここは寒さが厳しいために、空気が澄んでいるので天文台がある町でも有名な場所でもあるのだ。


 しかも、ここは実際に使われている望遠鏡を見ることが出来る場所でもあるのだ。


 という事で時間はあっという間に午前10時に、陸別天文台に到着!!

ところが残念ながらゲートが閉まっている。

おかしいなぁ??休館日は月曜、火曜日となっていたんだけども??






「??????」



「やっちまっただーーーー!!」


案内板をよーーーく見ると・・・・

開館時間は午後2時からの開館であった。


「陸別って何もない町よ。これから4時間もどこで過ごすの??」

かみさんの心配そうな声がする。

「うーーん。どうしょうかなぁーーー??」


と、言いながらオヤジは元きた道を引き返した。

そして、次に向かった先は陸別から30km程離れた足寄町である。


 足寄町は若い方はあまり知られていないと思うが、歌手の松山千春さんの出身地である。

 また人の背丈ほどの大きな足寄フキが有名な場所である。 ちなみに、コロボックル伝説は、ここから生まれた。という説がある。)


 また、先日、テレビのローカル番組で、足寄の美味しい食べ物を紹介していた事もあって、自然と思いついた町であった。

というか、陸別町の隣町なんだよね。


早速、足寄町のレストラン+お土産屋の足寄庵へ行く。


 


実はここは、隠れた名バイクが置かれているのだ。 (もちろん、ここではバイクの写真を撮ってから何も買わずに帰るド・ケチ・オヤジである。)


まずはトライアンフが置かれている。






次にSUZUKIのウルフ。と350ccのオートレーサーが1台。










この裏にはポケバイが2台程置かれていた。


 さて、このオートレース用のバイク。なかなか変わった形であり、普通の人は馴染みの無いバイクであるが、日本で認められている賭け事の出来るオートレースで使われるバイクである。


「セア」と呼ばれる、オートレース専用に開発されたスズキ製600ccのエンジンを使用して、(新人は500cc)オーバル(楕円形)・コースを時速150km以上でドリフトしながら走り抜ける競技のため、ハンドルはバイクが傾いた時に、水平になるように、このような特殊な形であり、超接近戦での急ブレーキは追突の事故のもとになるので、ブレーキが無い。という、まことの変わったスタイルのバイクとなっている。


 ライダー自身の装備は、正しくバトルスーツを着込んでいる姿なのだ。


 古くはSMAPの森さんが、オートレーサーになるために、SMAPを脱退し、最近では人気のある女性レーサーが練習中の事故死で少し話題となった競技でもある。


 現在、女性ライダーから70歳の人まで現役で活躍されていて、試合前のバイクの調整は、ライダー自身が行う為に、勝敗は性別、年齢に関係無く、本当にライダー自身の力量が問われるレースとなっている。


 ハァ。ハァ。つい、熱く語りすぎた・・・・実はこれらの選手の格好が、オヤジのバトル・スーツに似ている姿なので、結構気になって調べたことがあったのだ。


 さて、次に行こう。

次は足寄動物化石博物館。





入口の横にはコンクリートで作られた、可愛らしい動物が・・・・




早速、館内にはいる。


大人一人400円。高校生まで一人200円。

3人で1、000円である。


これが足寄町で発見された恐竜の想像図。

何だかユルキャラですねぇーー。













もちろん、人の化石も・・・・・・というかこれはレプリカです。




という事で、約10分弱化石を見ていたオヤジ家である。

ちなみに、石膏を使って自分たちで化石を作る体験教室もあるぞ!!

良い子のみんなは、遊びに来よう!!(って、本州から来れるかい!!)


続いて歌手。松山千春さんの実家。





 モノ好きはオヤジ家だけかと思っていたら、なんと、このあと旭川ナンバーの若いカップルが、松山さん宅をデジカメで撮っていた。

 足寄町自体が松山千春さんをもり上げていた町であった。


ここで、1時近くなったので昼飯とする。




足寄町の道の駅である。




おっと、懐かしい!!マツダのRX-3である。しかもバンタイプは初めて見る。

オヤジが20代の頃、ロータリーエンジンを搭載したこのRX-3は不良が乗る車。というイメージがあったので、なるべく近寄りがたい車であった。

もちろん、直線番長で当時の走りは鬼のように速かった。




続いてオヤジの愛車。GTR35。(あっ。GTR35が愛車というのは、ゲーセンの中だけか)もちろんウソダピョーーン♪

 金をばらまく車だとか、パンクをしたら交換用タイヤが無いので、そのままディラーに行き、タイヤとホイルを交換して30万円。という恐ろしい車である。

うーーん。嘘かまことか、ほとんどの購入者は維持できずに、最初の車検で乗り替えてしまう。という都市伝説さえある。


 さてさて、道の駅に入って、お昼は950円の足寄弁当。




肉系はメンチカツしかない、なかなかヘルシーな弁当である。 (実はこの弁当が紹介されて、食べてみたいと思って、ここまできたわけなんですよね。)



 ちなみに、ここのハンバーガー屋さんも、鹿肉を使ったハンバーガーで通常よりも大きいサイズで人気があるみたいだ。

(流石にお腹が苦しいので、ここのハンバーガーの購入は止めました。)


昼を食べ終えたら、1時30分ぐらいになったので、早速、陸別へ戻る。



ここが陸別にある天文台。


入館料は一人300円。










中は星の資料だけで何もない。

(うーーん。300円でこれだけとは・・・・)と、思っていたのだが・・・・

2階に上がって屋上に出て、別な部屋に入ると、本物の天体望遠鏡があった。








20年前に言った時は、望遠鏡をただ見るだけだったのだが・・・・


 ここには案内役のオネーサンがいて、早速、オヤジ家が来たので、天体望遠鏡の天井を開けてくれて、ボタンを操作したら・・・・

「どうそ。」という事で、金星と木星を見せてくれた。

「あれっ?昼間なのに金星や木星は見れるのですか??」とオヤジは不思議に思い聞くと、

 金星や木星は明るい惑星のため、昼間でも充分に観測できるということである。


ちなみに、昔来たことを話したら、当時、カミナリで望遠鏡が壊れていて、実際に星を見せることができなかった時があったらしいので、どうもその頃ではないかということであった。


 ということで、思わぬ金星と木星が見られて、オヤジ達は大喜びであった。


 特にかみさんが一番喜んでいたようだったなぁーー。


外には高倍率の双眼鏡があった。

ダメもとでデジカメで景色を撮ると。

 遥か彼方の風景がしっかりと撮れていた。ちなみに写っている風景は5kmぐらい先の風景である。


うーーん。すごいなぁーー。



続いてプラネタリゥム。


オヤジの思っているプラネタリウムは大きな半円形の中で星のスライドを見るのだが・・・


ち・小さい!!このチープさは何だ!!





そこには小型テントが置かれていた。


 と半分バカにしながら入ってみると、中には15人ぐらい入れるスペースがあり、プラネタリウムは始まると、中のテントが膨らみ始め・・・・・・

室内の電気を消して始まると、中の小ささは全然気にならなくなり、もうすっかりとプラネタリゥムの世界に入り込んでいったオヤジである。


 かえってこの小ささが逆に妙に居心地が良いぐらいであった。


約40分間、現実世界を忘れて、星の世界に入り込んだオヤジである。


そして3時30分頃、ここを出る。


陸別からの帰り道。


オヤジの後方からすごい勢いで迫ってくる車があった。

「おっ!!S30Z!!」

早速、横に避けて抜かさせる。

続いてハコスカが2台。さらにS30Z。ローレル。T27と次から次に旧車が現れてはオヤジの車を追い越していく。

最後は32GTR。


ブォーーーーーン!!


 それらの車は元気よくマフラーから咆哮を轟かせながら、オヤジの前から消え去っていった。


「うーーん。最後の最後で、いい物を見てしまった!!」


 50代のオヤジは今の新型GTRよりも、これら70年代の旧車と呼ばれる車に心ときめかす人間となっていた。



 たった1日の短いドライブであったが、かみさんや娘1号には楽しい思いで。そしてオヤジには数多くの旧車が見られて、実に充実した日となった。






 痛い!!痛い!!痛いけど気持ちが良い♪


 何故かブラシの刃先に顔をうずめて、気持ちよさそうにしています。


今日も一人寂しく留守番をするココである。



PS,先ほどMetroさんから、巨大フキの件でコメントがあったので、百聞は一見にしかず。という事で、巨大フキの画像をUPしました。

フキの横のモデルはもちろん、松山千春さんです。

しかし・・・・・大きいなぁーーー。









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