500マイルオヤジ!!リターンズ!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  数年前に1億円のトイレを見たくて片道400キロを走り、そのままトンボ帰りで帰宅して、「500マイル・ウ●コ・オヤジ」というありがたくない異名を取ったオヤジ。

 そしてその行為は年々過激化してきて、昨年は2日間で1、100キロも走破した。が,「ケッ!!1、100キロったって2日間でないか。1日にしたらたかが500キロしか走らないでないか。500マイル・ウ●コ・オヤジの名前が泣くぜ!!」

と、オヤジは自分に言い放った。

 そこで、今年は札幌まで牛丼を食べに、日帰りで行くこととした。


賛同者はJKである娘1号。

 奇しくも前回新しいカーナビを取り付けたミラ・イースにカーナビ用のGPSアンテナが届き、準備がそろった。


そこで4月某日。決行と決まった。

決行前夜。オヤジは帰宅して食事ををするなりすぐに布団に入った。

 時間は午後10:00を下らなかった。


ZZZZZZZZZZZZZZZZZZ!!


いきなり目がバキッ!!と冴えた!!


ああっ。良く寝た!!そろそろ出発だな!!と時計を見ると、午後11時であった。


 ああっ!!たった1時間しか寝てなかったの??


_| ̄|○ ガックシ!!


それからオヤジは眠れない状態で布団の中で過ごした。


決行当日!!朝4時ごろに置きだし、ノロノロと今日の準備を行う。


4時50分頃に娘1号を連れだって、ミライースのエンジンをかける。

さあ、これから出発だ!!


 途中、コンビニによって、朝食用のオニギリとサンドイッチを購入。そして、それを車の中で朝食用とする。

 朝早いとお腹の調子が悪くなる。

まあ、駅でトイレを借りれば良いか??と思ったが、なんと駅は朝早いので閉まっていた。

 残念!!


そして5時30分ごろに車は本格的に走り始めた。




ん????


 ワハハハハ!!今回は文明の利器!!

自分で運転でなくてバスに乗ったのだ!!

楽ちん♪楽ちん♪


中には高校生が5名。オヤジと娘1号、添乗員が2名。運転手さんと、合計10名程の人間がいた。


と、喜びもつかの間、オヤジはある一つの不安を抱えていた。

そう、先ほど駅でトイレをし忘れていたことである。


まあ、次のトイレの停車で・・・・と考えていたのだが、バスは好調に走り、気が付くと北見を超えてトイレの無い山の中へと。


(や・ヤバイ!!だんだんお腹が痛くなってきた!!)


 このまま行くと、500マイル・ウ●コオヤジではなく、本当にウ●コたれオヤジと化してしまう。


そこであわててオヤジは、添乗員に次のトイレの場所を聞くこととした。

なんと次のトイレタイムは1時間以上先とのことであった。

「すみません。近くに、ト・トイレは無いでしょうか??」もはやそこには、オヤジの威厳もへったくれも無かった。


 十数分後。オヤジは人間の尊厳を失うことなく、安どの表情を浮かべ、カラカラとトイレット・ペーパーを取り出すと・・・・・


  オウッ!!マイ!!ゴット!!(おお!!紙よ!!)と叫んでいた!!


(ウソですよ!!ウソ!!ちゃんとトイレットペーパーはありましたよ。汚いな。ウ●コ・オヤジと言わないで下さいネ!!)


 さて、ひと段落したオヤジはバスに戻ると、同乗していた高校生は全然興味なし。という感じで音楽に聞き入っていた。

 ああっ。今時の人は他人に無関心なのね。

今日ほど他人に無関心という事に感謝したことは無かった。

 

 若干のトラブルがあったものの、バスは快調に札幌に向かって走って行った。



AM:7:15


丸瀬布の道の駅で本来のトイレタイム。

ここで少しノドが乾いてきたけど、ジュースは買わなかった。

だって今度の休憩は1時間以上先の砂川PAだからだ。


 ここからバスは高速に乗り一路札幌へ。


AM:8:20


比布の高速道路のゲートを通過。


AM:9:36


第2回トイレタイム:砂川PA




 そしてバスは順調に走り、10:00過ぎに札幌の高速を降りた。



10年以上ぶりに見る札幌の街の中。





 「おおっ!!あれがかの有名な、劇団四季だっぺ!!」





「ダイソー(100円ショップ)だって、大きなビルでないかい!!」

 

何故か急に大都会の札幌に来て、カッッペ丸出しになるオヤジである。



AM:11:00

オヤジと娘1号はようやく苦節5時間30分。ようやく目的地へと着いたのだ。


そう、今日は来年高校を卒業する娘1号の為に、札幌の学校のオープンキャンパスを一緒に見に来たのだ。

 

札幌までの送迎バスが出て、しかもお昼付であったのだ。


超ド・ケチのオヤジが何でも無料。という言葉につられたのは言うまでもない。

 しかし、他の子は皆一人で来たのに、保護者同伴はオヤジだけであった。

過保護だと、誰かから言われそうである。


そして学校から出るお昼は・・・・

牛丼が1杯。(ケッ!!ち・ちっちゃい!)と、心に中で毒付き、出された牛丼をガツガツ食べるオヤジ。

(まあ、これで牛丼1杯の為に札幌に来た。という目的は達成できた!!手段はともかく。)


 PM:3時40分頃に学校のオープン・キャンパスが終了。

そして、オヤジと娘1号は再びトンボ帰りで送迎用のバスに乗る。


PM:4:05

バスは一路、再び帰宅する道をひた走る。



ここでオヤジは疲れてきて、うつらうつらしながら軽く眠りに入った。



気が付くとバスは岩見沢まで戻ってきていた。

「ああ。もう岩見沢か。次は砂川でトイレタイムだな。」

と、思っていたらバスは全然止まる気配はなく、砂川を通り越してひたすら走ってた。

(あのっ!!ちょっと・・ト・トイレタイムは!!)

 さすがに朝一番にトイレ・タイムを申し出たので再びトイレ・タイムは言い出しにくい。まだ我慢が出来るので、そのまま寝て気をまぎわらした。


流石にトイレ・タイムが無いのはまずいと思ったのだろうか?(本当は添乗員さんが行きたくなったと思うが。)


旭川に着いた時に、トイレ・タイムとなった。

時間はPM:6:00ぐらいになっていた。



そして、PM:8:40分。

無事にオヤジと娘1号は帰宅できたのであった。



 今回、大活躍した暴走バス!!もとい、高速バス。

いやーー。速いのなんの。高速道路を走ったこともあるが、4時間30分で札幌からオヤジの町まで帰ってきてしまったのだ。


 札幌までどんなに遠いかわからないと思うが、高速道路が旭川までしかなかった時代。

 高速を使わないで、時速100km/h~80km/hで走り続けて、6時間はかかつていたし、当時、あの伝説のSさんが新車のFC(RX-7)で高速でポルシェとバトルをして180km/hでリミッターをかけながら帰ってきたのが4時間弱。


 それに30分遅れで着くのは、やはり高速道路の恩恵もあるが、速いんだろうなぁーー。

改めてバスの運転手さんのドラテクに感心するオヤジであった。


 まあ、とにかくこれで500マイルオヤジの伝説がまた一つ・・・・



 牛丼を食べに札幌まで走った!!と、いう事でした。



 あれっ??

もしかして、500マイルとは約800キロだよなぁーー。


 札幌までは確か片道300キロ!!

全然足りないじゃん!!




_| ̄|○  ガックシ!!




今日のココチン♪



「風ふうあーゆー!!(お前は誰だ!!)」  


    ↑このギャグわかるかなぁ???


「俺はココチンだっ!!」



頭隠して尻隠さずのココチンでした♪






人気ブログランキングへ