走れ♪嵐の中を!! 目指せ!!150km先の釧路へ。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

「明日は釧路は雨だけども、大丈夫?」と、心配そうに聞いてきたかみさんに、

「なあに、雨だろう?吹雪でないから別に構わないさ。」そう、オヤジは気にしないで答えた。


 釧路は数年前に行ったきり、もう一度も行っていない。

それは何故か?


 オヤジの住んでいる所から、釧路市は150km程離れているのだが、(あっ、主(あるじ)さん。釧路までは150kmでした。200kmは間違いでした。)車で行くなら時間は2時間30分ほどかかる距離にある。

 更に1時間も走れば、つまり3時間30分程で、オヤジの場所から旭川まで走れる距離なのだ。


 釧路市と旭川市。規模は旭川の方がはるかに大きい。

だから買い物を行くなら自然と、旭川に足を向けるのは、自然の摂理だろう。


 その為、今まで釧路には足を、運んでいなかったのであるが、北見で探していた物が無かったので、今回は少し大きい都市なら、オヤジの探しものも見つかるかと思い、釧路へのドライブを思いたったのだ。


更に今は子供たちは春休み。

「暇だ!!暇だ!!暇だ!!」の連続攻撃を受け、家族でのドライブなら、一石二鳥という考えもあった。


 という事で今日は朝5時半に目覚めてしまった。昨日寝たのは1時すぎ。

4時間30分程の短い睡眠で長距離のドライブは、いささか不安が残るけど、まあ、眠くなったらこまめに休憩と仮眠を行えば何とかなると思い、朝、7時30分。肌寒い小雨の降る中、オヤジ家は釧路に向けて出発した。


  途中のコンビニでオニギリを買い朝食と替りとする。



初めて飲むレッド・ブル。ロング缶を手にしたが300円近い金額で、思わずショート缶に買い換えるチキンなオヤジである。



道中、あまり大したこともなく、北見相生の道の駅でトイレタイム。

更に9時頃に阿寒温泉に到着。


すると、今までの小雨が何やら怪しい雰囲気に・・・・・


 道路を見るとだんだんみぞれに変わり、気がつくといつの間にか吹雪にあたりは変わっていった。



 今日の足となるタントカスタムは、降り積もりだした雪の路面に、時折ハンドルを取られそうになっていった。

普段は80km/h~100km/hで走り去る道も、今は60km/hがやっとである。


「引き返したほうが良くない??」かみさんが心配そうにオヤジに声をかけた。


「まだ、前が充分見えるから大丈夫だよ。」オヤジはかみさんを安心させるように、力強く答えた。


 風吹になるかと心配した雪は釧路に近づくにつれ雨と変わっていった。


AM:10:30分。予定より30分遅れ、3時間もかかって釧路市に到着。



 距離は140km近くとなり、この段階で釧路市はもう雨というよりも、強風が吹き荒れていた。

オヤジは今日の目的のカーショプに向かった。

目的の商品はミラ・イース用のタコ・メーター。


今まで使ってはいたが、やはりあの小学生並みの出来の悪い作品に嫌気がさし、新しく作り直そう。と思い立ったのだ。


「すみませーーん。タコ・メーターはありますか?」と、女性の店員さんに聞くと、注文となることであった。


そうですか。はい。さよーーなら♪



次に向かうのはイオン。


 釧路といえばこのイオンに連れていけば、まあ家族には喜ばれることとなる。

ここで雑貨のお店を中心に1時間ばかし過ごす。

 最後に子供たちはプリクラをして遊び、その間、オヤジはオヤジで車のゲームの湾岸ミッドナイト5を十数年ぶりにおこなった。



 オヤジはモァ・パワーを!!という事で、コルベット・スティングレィを選び、対戦相手はレィナのGTR32である。


「レィナ。お前はあのZの声を聞いたのか?」などと一人湾岸ミッドナイトの世界に入り込み、夢中になって32Rを追い込んでいく。


 気のせいか周りから人が離れていたような・・・・・・・いい年こいたオヤジが・・・・


_| ̄|○ ガックシ!!



 12時近くになったので昼食はイオンの近くのバイキング。ファイブスターへ。


アハハハハ!!主(あるじ)さん。釧路といえば和商市場が有名ですが、ドケチなオヤジのこと、そんな高いところはいきません。

 ここはランチバイキングが、980円なんですよね。


 ここで30分ほど、いろいろな料理をお腹いっぱい楽しむオヤジ家である。


次に向かうところは、娘1号が希望した場所である、釧路の芸術館である。

今回はカーナビを装置しているので、すんなりと到着。


早速、中に入ると・・・・・・・





なんとイベントは10日からであった。


_| ̄|○ ガックシ!! ガックシ!!


(娘よ!!せめて開催日を確認しておけよ。)

あれっ?誰かも同じようなことをしていたなーー。


 改めて娘1号がオヤジの血を引いていることを、認識してしまったオヤジである。



 本来はまだまだいろいろ寄りたいところが沢山あったのだが、この段階ですでに釧路市は強風からすでに嵐となっていた。

雪が降っていれば間違いなく国道閉鎖が入るような状態である。

 道路はすでに川と化していた。


「あまりここにいたらまずくない?」かみさんがかなり心配している。

「うーーん。そうだなーー。あまりここにいるのもまずそうだなぁーー。」

という事で、予定を取りやめて急遽帰宅することに。




PM:1時30分。


 さよーーなら♪釧路市!!いつかまた来る日まで♪(だけど、しばらくは来ないだろうなぁーーー)


釧路から離れるに連れて、嵐だった天気は雨と変わり・・・・



美幌峠は視界数十メートルの濃い霧であった。

視界の悪い中、途中で止まっている車が2台あった。


「危ないだろう!!こんな所で!!」

と、オヤジがブツブツ文句を言いながら、その車を追い越ししたら、その車は道路パトロールの関係者で、崖側を心配そうに見ていた。


「!」


 オヤジはその時、美幌峠で雪崩が起きそうなことを知った。


「ただ今ーー。」


PM:400


無事に帰宅。



距離は約300kmのドライブとなっていた。







 お帰りなさーーーい。オヤジさん♪


ココは今日もいい子で、お留守番していましたよ。




PS:先ほどニュースで釧路市に強風波浪警報が出されていました。


やはりさっさと帰って来て正解ですねぇーー。


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