現代、子供事情!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 最近、睡眠時間が不規則になってきた。

毎回、決まった時間に寝て、起きる事ができないのだ。


 特に休みの前日はひどい。前の晩には夜中の2時に寝たら、次の日の起きる時間は6時半。という具合に、4時間半ぐらいしか寝ていられないのだ。

(もっとも、オヤジの場合は、休みの日は嬉しくて寝ていられない。というのが大半であるが・・・・)

 その反動として、休みの晩のは9時にはダウンして布団に入る事となる。

それはそれで睡眠が取れて良いのだが、最悪の場合は、仕事のある日に3時頃に起きて眠れなくなってしまうのだ。

 多分、仕事中に体力が持たなくなり疲れることであろう。

 今日もそんな日の朝の始まりである。


 ある本に書いていたが、若い頃に不節操していて、きちんと決まった時間に睡眠をとっていないと、年を取ると、日中にいきなり眠くなくなり、真夜中に起きてしまう。ということらしい。

 若い頃のツケが今頃になってきてしまったのか?と実感しているオヤジである。



 オヤジさん。もう起きてしまうの??

いつもよりも早く起きて、不満そうなココである。



 さてさて、今日の本題である現代、子供事情である。昨晩、いつものようにオヤジは仕事を終え、パソコンの前でくつろいでいた時であった。


 普段は滅多に現れない娘2号がオヤジの元に現れた。

そして、神妙な面持ちでオヤジに話しかけた。

「おとうさん。○○も(娘2号の名前ね。)もう中学2年生になるんだよね。」

いつになく真剣な表情なので、オヤジは少し驚いて、娘に向かい合った。

「だから、今まで遊んでいたゲームも、もう遊ばないから、そのゲーム機を売って替りにiPodを買って欲しいの。」


娘2号は俗に言う現代っ子だ。

 小学生の頃にはもうスマホが欲しい。と言い出したり、中学1年生の時にコンタクトレンズを付けたい。という子供である。

オヤジはその都度、まだ早い。と断っていたし、今回のiPodの件も、昨年欲しいと言っていたのだが、3G回線のタブレットの事(iPad)だと思い、

「iPadといっても、ネットをやるには毎月お金がかかるんだよ。中学生の君にはそのお金をどう支払っていくの?」と聞いて、購入するのを断っていた。

その娘が今回は、

「そのiPodは家で使えばWifiが使えるから、本体だけ買えばお金はかからないよ。」と切り出してきた。


 今までのオヤジならまだ早すぎる!!と言って切り捨てるのだが、今回は自分が今まで大切に遊んでいたゲーム機をやめてる。という事と、しっかり買ったあとのことまで調べていたので、娘2号の考え方が正しい。と判断した。

 また、数年後に娘がスマホを持つようになったら、そのiPadをオヤジの物にしょうと考えた。


「よし。わかった。明日は休みで、お前も終業式で、午後から買いに行こう。」と、言ってその日は終えた。


そして、休みの今日。(つまり昨日の24日ね。ああっ!!ややこしい!!)

 娘2号が帰って来て、昼から家族全員でいつものようにオヤジの働いている50km先の北見の某リサイクル・ショツプに娘のゲーム機と、そのソフトをありったけかき集めて売りに行った。


 売れた金額は約2万円弱。

(シメシメ!!これなら、中古の安いiPadがあれば、それを買いあたえれば、残りはオヤジの小遣いに・・・・・)と、よからぬたくらみを企ていたら、丁度同じような価格帯のiPadが置かれていた。


「よし、このことだな。これで良いのか??」と娘2号に尋ねると、

「違うよ。欲しいのはiPod touch!! 携帯ぐらいの大きさのやつ。」と怒り出した。

「えっ?iPod touchって、お前、それは音楽を入れるだけのやつで、ネットなんか見れないぞ。」と訪ねた。


 オヤジの知っていたiPod touchは、音楽をダウンロードするだけのものであった。

「だって、みんな持っていて使っているよ。」


そこで、若い店員に訪ねた。

「フフフフ。オヤジさん。今の新しい奴はできるんですよ。」

「あっ?そうなの?」


 残念ながらそのお店には在庫はなく、仕方なく新品を購入するために、電器店にオヤジは数年ぶりに足をはこんだ。


早速、見てみると・・・・・

値段が2万3千円弱。2万8千円弱。3万4千円弱。の3種類があった。

そして、在庫は2万8千円以外全てなかった。


 金額的には2万3千円クラスなら予算内なのだが、入荷状況を尋ねると、2週間以上待ち。という事であった。

 過去、電器店に働いていたオヤジの経験から、待ちという事は、入る可能性がかなり低いということである。


 今日、購入出来ると思っていた娘2号にはかなりショックなことであろう。

 そこで、オヤジは予算をかなりオーバーするが、在庫のある2万8千円クラスの商品を購入する事とした。

税金を入れたら3万円オーバー。


_| ̄|○


 かなりの出費でガックシ!!


 今まで欲しかった商品がすぐに手に入った娘2号は大喜び!!


 聞けば今まで友達だった子は全員持っていて、持っていないのは娘2号と、男の子が一人だけということであった。


オヤジも子供の頃、クラスメイトが全員持っていたのに、自分だけが持っていなくて恥ずかしい思いをしたことがあった。


 若い頃に携帯電話は恥ずかし話、会社の社員が全員持っている中、持っていないのは オヤジ一人。ということもあった。

そういえば、スマホも今はほとんどの人が持っている中、オヤジはガラ携だしなぁーー。


 子供にはそんな思いはさせたくない。と思っていたのだが、考え方の古いオヤジのせいで、また一つ、子供に不憫な思いを持たせることとなった。

すまぬ!!娘2号よ!!


 ちなみに聞けばスマホはもう中学生になったら持っているのが当たり前。という時代である。


 だけど、これだけは子供達には知ってほしいと思う。



 物を与えられるという事は、それに対するお金がかかり、またそれに対する維持費がかかるという事である。

 またそのお金は簡単には手に入らないという事。



 父親や母親がそのお金を手に入れるためにどれだけ大変な思いをしている事というのを。


 これからもオヤジは子供たちが欲しいものを簡単に与えるような事はしないし、またできない。



 ただし、本当に欲しいものは、きちんと自分で金額、買った後の維持費を理解し、それでも必要な時に与えることによって、本当にその物の大切さを理解してくれるのだと思う。













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