またまた籠城中!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車



「14日未明から15日にかけて、道東方面は猛吹雪に襲われるでしょう。その為、不用意な車での外出は・・・・・・」


 昨日からテレビではひっきりなしに、猛吹雪の放送を行っていた。


そして、14日の出社。

オヤジの働いている北見市のとなりの端野町から風は強まり、時々、視界がホワイトアウト状態になるのだが、何とか会社には出社できた。


 案の定、北見市は風が吹かない。街の中は先ほどの強風の陰りも見ぜずに、穏やかな天気であった。

 そして、帰宅時も奇跡的に吹雪は起きずに、無事に帰宅することができた。

だけど、猛吹雪の兆候はもうすでに出ていたのだ。


 自宅前の道路は雪に埋まり、4WDで武装した通勤車のタントは、雪であずりながらも、(雪に埋まり、車が前に走らない状態。)ようやく自宅前の駐車場に止めることができた。



「あんた。もうそろそろ起きたら。そとは猛吹雪よ。早く除雪したほうが良いんでない??」

というかみさんの声に起こされて、オヤジはいつもよりも早めに目を覚ました。


 時折、外からゴーーツ!!という強風の音が聞こえる。


瞬間的に外を見る。

昨日とは打って変わって猛吹雪である。


「今日は帰られないかもしれない。泊まりになったら連絡する。」


「どうしても行くの??」かみさんが心配な顔をする。


「ああ。吹雪だからといって、その都度休んでられないからな。」


 テレビの画面が逆L次型となり、吹雪のテロップが次々と流れていく。

「じゃあ。行ってくる。」


オヤジはいつもよりも早めにタントカスタムで家を後にする。


かなり風が強い。しかも国道は除雪車ばかりである。


 こんな日は、下手な脇道を通ると、車が雪で立ち往生するので、国道を走るのが一番安全だ。


町の中はまだ視界が見える。

「一応、行くだけ行ってみよう。」そう、オヤジは決意して、タントカスタムを走らせる。


そして、数年前に国道が閉鎖され、オヤジ家も吹雪の中、16時間も立ち往生した場所に到達!!


その瞬間、オヤジの決意はくじけた。


 視界0メートル。完全なホワイト・アウト!!


一瞬、戻ることを躊躇したが、ハンドルを元きた道にきった。

これから1時間以上、この視界0メートルの中を走ることは、もはや不可能と判断したのである。


 数分後、自宅に戻ったオヤジであったが、今度は道路に積もった雪のためにタントが立ち往生し始めた。


 こいつが動かなくなると、今度は除雪車が通れなくなるので、オヤジは焦りだした。

 何度かバックと前進を繰り返して、ようやく自分の駐車場に戻ったオヤジは会社に出社不可能を告げたのだ。


 と、言うことで、本日もまたまた自宅で籠城中です。


 そのあと、オヤジの判断は正しかったようで、近くの空港では170人が猛吹雪の為に閉じ込められ、すべての国道が閉鎖されたことをニュースで報道していた。


 何だか最近、というか、今年は猛吹雪で会社を休むことが多いなぁー。



帰宅してから1時間後に撮った画像。

車が完全に埋まり出してきています。


家の窓から外を撮ったら、吹雪で前が見えません。





明日は止むそうですが・・・・・

果たして????






 その頃、ココは・・・・・


「ふん!!この暖かいポットは誰にも渡さん!!」





 先日の休みに猫用のテントを見つけて、1、300円ぐらいなので、

思わず買った、ネコバカオヤジ。


早速、入って遊んでくれる。と、期待していたのですが、ココに見せるといきなりテントの中に入った途端にすぐに出て、そのまま、未だに入って遊びません。

これは非常に珍しい瞬間です。


 ああっ。喜んでくれると思ったのに・・・・



_| ̄|○  ガックシ!!


今日もココバカオヤジは、ココの行動に一喜一憂するのであった。



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