たかが1円。されど1円。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 今朝、新聞を読むと本日未明から天気は崩れ、数年来の猛吹雪になるので、外出は控えてください。という記事が載っていた。

 また、天気予報でも数年前の死者を出した猛吹雪と、同じクラスの吹雪がやってくるという予報が立て続けに流れていた。





  会社に行く途中は恒例の、車が落ちていた。

こんなにアイス・バーンになっているのに、みんな夏と変わらない80km/hぐらいで走っているのだから、よく、道に落ちないのか、全く不思議である。

\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ


 過去、ガス欠の車で猛吹雪の中、16時間も閉じ込められ、次の年には、食料がほとんどない状態で家に閉じ込められた経験を持っオヤジ家では、病室のかみさんから、「雪がひどくないうちに、帰りに非常食やカップ麺なんか数日分購入したほうが良いんでない?」という指令が出た。


 やはりオヤジ家ではかみさんが司令塔である。


早く帰ろうかな。と漠然に思っていたオヤジは、帰り道である大型スーパーによることとした。


 店内に入ると、異様な風景がオヤジの目に映った。


 普段、豊富にある商品が、ことごとく品切れしているのである。


 例えば、焼きそばを作ろうと、麺を購入しても肝心なモヤシが無いのである。

 店内にいるお客はあれもこれもと購入して、たちまちのうちにカゴをいっぱいにしていた。

 オヤジもみんなの異常な行為につられ、とりあえすは簡単に調理が出来る食べ物を中心に買い求めた。

そして、レジに並んでオヤジの番がきた。


1品、2品、3品と次々にレジを打って、「合計は4、701円になります。」と、若いお兄ちゃんの店員がオヤジに告げた。

 そこで、オヤジは5千札と1円を取り出して、お金を受け皿に置いた。


 事件はそのとき起きたのだ!! (別に事件という大げさな事ではないんだけどね。)


「はい。お釣りは299円になります。」店員はオヤジに事務的にお釣りを渡そうとした。

「??」

「おい。今、5、001円渡したから、お釣りは300円でないのか?」

と、若い店員に聞いた。

店員はレシートを見て、「だから5、000円頂いていますから、お釣りは299円です。」と半分真赤になってオヤジに告げた。


こうなると売り言葉に買い言葉である。


 普段のオヤジは、たった1円の為に恥ずかしい思いはしたくないで、ブツブツ言いながら帰るのであるが、やはりかみさんの入院で心がすさんでいたのであろう。

 

 少し大きめの声で「だから、さっきから言っているけど、5、001円渡しているから、あんたが入力間違えているじゃないか。」


店員も負けじと「だから5、000円頂いていますから、お釣りは299円です。」を繰り返している。


 その瞬間、店にいるお客全員がオヤジを見だした。


(この年の瀬に、1円ごときでクレームをつけているオヤジがいるぞ!!)

と、半分うすら笑いの表情である。


「たった1円でうだうだ言いたくないけど、間違っているのはあんただろ!!」


 オヤジも顔から火が出るほど恥ずかしかったがもう後には引けない。


最終手段!!天下の宝刀!!こうなったら、普段、滅多なことでは怒らないオヤジは切れて、


「おらっ!お前では話にならない!!店長を呼べや!!」とヤクザ紛いな態度に出るのだか、先日、主(あるじ)さんのブログを読んだことを思い出した。


「俺はお客様なんだぞ!」


 おおっ。これは正しく、主(あるじ)さんの書いていた、腐れお客と同じ人種になってしまう。


オヤジは冷静さを取り戻した。

すると店員は握りしめているつり銭を数え、

「はい、300円ありました。」とオヤジに渡した。

「それならいい。」とオヤジは無造作につり銭を受け取り店を出た。

 が、気分は最悪の状態であった。


オヤジは販売員である。

まず、レジでお金を受け取るときは、

「●●円お預かり致します。」と、受け取るお金を必ず確認する。


(ちなみに、●●円からお預かり致します。は間違っている言葉なんですよね。だから、コンビニの店員が、当たり前のように言っているのを聞くと、やはり気分が悪くなります。さらに、最近、若い人が使う、大丈夫です。という言葉、何が大丈夫なんだか判らないから、さらにイラッとしたりします。しかも、否定的に使うやつがいるから更に始末に負えない!!)


 オイ!!若者達よ!!正しい日本語を使えよな!!



 ハァハァハァ!!少し興奮してしまった!!


 さらに、気分が悪くなったのは、その店員が300円あったからいいでしょ。的な態度で、お金を渡したことにあった。


 オヤジなら必殺の頭を下げて、「すみませんでした。僕が間違っていました。」と、まずはお客にお詫びをする。


 オヤジはドケチである。しかし、1円が惜しくて文句を言ったわけではない。

また、販売員は、こうであるべきだ。と、大それた気持ちを持った訳でもない。

しかし、人として間違ったことをしたら、まずはその人に謝るのがすじではないであろうか??


 自分なら年下の人でも、間違いがあったら謝るべきだと思うし、またそうでありたい。


この年の暮れる瀬。やはりかみさんがいないと、心が荒んでしまうオヤジである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


と、書いて終わると、最近のオヤジって荒んでるな。と思われたらいけないので、ここでココ(?)のコーナー!!を始めます。









 先日、キャット・タワーの板を付け替えて、幅が15cmから一気に倍の30cm幅の板を付け直しました。

 また、段差も少し低めにしています。

すると・・・・・・ココは目の色を変えて、家中駆けずり回り、一気にキャット・タワーの最上階まで駆け上りました。


















 あーーーっ!退屈!!退屈!!

かまって、かまって、オヤジさん!!


ズリズリ!!・・・・


パソコンの横に置いたマカロンから、少しずつズリズリとずり落ちて、オヤジの叩くキーボードをいたずらするココであった。












さてさて、明日は1日でどれだけ雪がつもるのでしょう??






 オヤジ家の自宅にて。





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