因果応報。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車



  今日、初雪が降りました!!

 と、言っても北見から旭川に抜ける石北峠ですが・・・・・(ハハハハ。乾いた笑い。)

 いよいよ、冬が駆け足で近づいて来る感じですね。

 本州方面の方々もそろそろ自分家の中は寒いのではないでしょうか??

 寒さに弱い北海道人のオヤジ家では、10月に入った途端に、早速、暖房を入れている状態です、
 ラジオでは節約の為に初雪が降るまで、暖房は入れないで、厚着をしたり靴下を2重にして頑張る。という中、さっさと、春の暖かい世界に逃げ込んでいる軟弱者であります。(だって、子供に風邪をひかすと、病院代の方が高くつくんだもん。)

 数日前の事であった。
いつものように会社からの帰り道、オヤジは目の前の赤信号が変わるのを待つために、ゆっくり、ゆっくりとミラ・イースを走らせていた。
(ミラ・イースはアイドリング・ストップ機能が付いているから、信号待ちで一旦、エンジンが切れてから発進するのが面倒くさいですよ。)

 その時に、バックミラーを見ると、後ろから猛然と加速してくる1台の車があった。
「そんなに飛ばして大丈夫か??」と心配するオヤジをよそに、その車は赤信号を無視して、何事もなく走り去っていった。
「???」オヤジは今起きたことが何が何だか判らなく、そして、同時に恐怖を覚えた。

 車社会のこの中で、赤信号は絶対に停る。という、大前提の中、平気で法律を無視して走り去る奴の感覚が許せなかった。
 
 それはまるで人ごみの中で、刃物を振り回す狂人のようにも思えたのである。


 オヤジも時としてスピード違反はする。が、あくまでもそれは法律違反であって、マナー違反ではないと自分では信じている。
 世間では法律違反とマナー違反は同じように考えられているが、オヤジ的には法律違反とマナー違反とは全然別なものであると考えているのである。
 
 郊外の誰もいない一本道。そこでスピートを出すのは、スピード違反。
人が多い町の中で、闇雲にスピードを出して走るのは、マナー違反。
まあ、警察に言わせれば、どちらも同じ行為だから、処罰の対象になるのだが・・・

マナー違反=それは即、事故に繋がる行為なのだ。

 青信号になり、高速道路並みのそこそこのスピードでさっきの車を追いかけてみても、先ほどの車は全然見当たらない状態であった。
 多分、その車はオヤジ以上のスピードで走り続けているのであろう。


 しばらく走っていて、いつもパトカーが隠れている場所に近づくと、オヤジはスピードを下げながら、そこを通り過ぎた。
「ホッ!!今日はいなかった。」と、再びミラ・イースを加速し始めると、なんとそこには、さっきオヤジを抜かし、信号を無視して走り去った車が、覆面パトカーに捕まっていたのであった。

うーーん。やはり神様は見ているんだなぁーー。


 オヤジもスピード違反。マナー違反なんて言わずに、安全運転♪安全運転♪と、心に誓うのであった。

と、いっても次の日には・・・・・・元の木阿弥に戻るオヤジであった。

_| ̄|○  ガックシ!!







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