500マイルオヤジ・シリーズ!!第2弾!!  北えー7- 完結編!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車


さて、前回のブログで旭川に着いた途端、500マイルオヤジ・シリーズが完結したと思われている読者は多いと思う。

 実際、オヤジ自身、翌日は旭川から自宅まで帰るだけだと起きた直前まで思ってました。

 しかーーーし!!


戦いはまだ終わらない!!

ー500マイル・オヤジシリーズ、完結編!!



 8.旅の終わりに


AM:8:30

 やはり疲れていたのであろう、オヤジ的にはホテルでやや遅い朝を過ごし、朝食を取らずにチェックアウトをした。

 実は昨日の昼が豪華すぎて、昨日の夕食同様、あさはあっさりとしたものが食べたかった。

 朝は絶対ご飯!!という意思を貫いてきたオヤジは朝食には不意に、サンドイッチなるものを食べたくなった。

 昨日とうって変わって、今日の旭川は快晴だ!!






天気が悪いとさっさと帰りたくなるが、何だかもうひとっ走り、走りたくなる気分である。





朝9時にオープンする、コーチャン・ホー(巨大な本屋さん。)に入る。
 
 そして、オヤジはセレブの真似をして、サンドイッチ2個とオレンジ・ジュースを頼んで朝食とする。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・す・少なすぎる!!しかも値段は990円!!

旭川市民はどれだけ、高給取りなんだ!!

ヽ( ;゚;ж;゚;)ノ ブッ




昨日の食べた昼飯!!
しかも、40円も安い950円!!

ああっ!!稚内が恋しいよう~~~♪





こうして、オヤジのセレブな朝食はたった5分で終わってしまった。

「よし、これから帰るか。」オヤジは、イースのハンドルをオヤジの家がある網走方面に向けた。

 残りの燃料で航続距離は250km以上あったが、念の為に旭川から出る前に、もう一度ガソリンを補給する。



 愛別から高速に乗る。天気は相変わらず快晴である。
なんだかこのまま帰るのがもったいない。


 ふと、前方を見ると対向車線でフロントを道路の壁面にぶつけている車を発見!!




 そのクルマを見ながら通過して少し経っと、明らかにそれ風とみられるスポーツ・カー車がかなりの勢いで飛ばしてきた。

(このまま行くと、やばいことになるぞ!!)と、直感的にオヤジは判断し、その車めがけて、パッシングを3回行う。

 通常は2回で警察だから、明らかに何かあると判断してくれるであろう。


 続いて後続車に何台かオパッシングで事故を教えてながらオヤジは、また通常どうりの高速走行に戻る。

 あの車、後ろから衝突しなければ良いけどなぁーー。

そう思いながらオヤジは高速道路を降りたのが、AM:11:40分のことであった。









 小腹がすいたので、高速を降りたあと、丸瀬布のセイコー・マート(北海道で一番勢力のあるコンビニです。マンガのばくおんでも北海道ツーリングでは、必ずセイコー・マート付いてしまう。というギャグをやっていました。)で、飲み物とサンドイッチ、おにぎりを購入。

「ここまで来たら、もう帰ったも同然だなぁーー。」と、オヤジは少し寂しさを覚えた。
 ふと、目の前を見ると、標識にはオヤジが今まで走ったことのない道の案内が。




も、もしかしてこの道は・・・・・・

 オヤジはある事を思い出した。そしてそのまま、何かに導かれるようにの道に入り込んだ。

 鴻之舞金山。

 それはかって東洋一(日本一ではないのだよ。東洋一なのよ。)と言われた金鉱で栄え、金を掘り尽くすと同時に人がいなくなり、地図から消され町である。

 ここも、昔、その筋ではかなり有名な心霊スポットであったが、今ではきちんとした遺産の管理をされていると聞いている。

一度、行ってみたいと思いながら、地図から消された町のために、今まで行く道がわからなかったのだ。

丸瀬布から入るとすぐに大きなトンネルに入る。

 トンネル内にはライトが付いているのだが、異常に暗く、しかも下りになっている。

それはまるで冥界への入口のようにオヤジには思えた。


(まずい!!ここはかなりヤバそうな場所だ!!引き返そう!!)
そう、心の中では思いながらも、右足は勝手にアクセルを踏み続ける。

  気分がムカムカしてきて、先ほど食べたサンドイッチを吐きそうになった。

心が限界になった時に、ようやくトンネルからオヤジは脱出した。外は相変わらず明るい。
 あの異常な気持ち悪さはなんであったのだろう??

 イースの燃料系は相変わらず航続距離は500kmと示していた。
このように町がなく誰もいない道を走るときは、燃料の残存が多いのが安心できる。

30分も走ったかもしれない。





目の前にそれを示すような巨大な煙突が見えた。

それを合図のように、鴻之舞金山の慰霊碑が表れた。













 さらにオヤジは突き進む。

 鴻之舞金山の炭鉱まで残り2.5km。

しかし、行けども行けどもそれらしいものは見当たらない。



紋別まで残り30kmを切ったところで、巨大な建物が表れた。



「ここかっ!!」

と、オヤジは突き進むと、そこは鴻之舞採石所であった。

「行き過ぎたか??」

再びUターンするオヤジ。

すると、先ほど見落とした小さな看板が。





この先から鴻之舞金山の鉱山跡にいけるみたいである。

 残念だが仕方が無い。ここは本来、オヤジみたいに興味本位でくるような場所ではないのだ。

今回、跡地には行けなかったが、一度期待と思っていた鴻之舞金山にこれて、満足したオヤジである。

 帰りは先ほどの気持ちが悪くなったトンネルの手前から、遠軽に抜ける道を通り、(実際、あのトンネルをもう一と走れと言われたら、二度とは走りたくないほど怖かったトンネルである。)遠軽町に出る。



  ここで、トリップメータが999.9kmを示した。
(ミラ・イースはストップすると、メーターがエコ・アイドル表示に変わるから、走りながら撮らないとこの表示がでないのですね。苦労した!!)

すると、またもやオヤジの目にはある地域に向かう標識が・・・・・

ここも、かなりヤバイ心霊スポットなので、名前を伏せておきます。



ここは昔、惨劇があった家がある場所で、ここもその筋ではかなり有名な心霊スポットである。

※今はその家は心無い侵入者の不審火で全焼して跡形も無くなったと聞いています。


 またもやオヤジは何かに導かれるままにその方面に、ミライースを走らせる。

その地域には10数分で着いた。





 本当にごく普通の場所で、ネットで書かれたような事が起きたとは思えない場所である。
 結局、その家には辿りっ付けなかったオヤジであるが、それで良かったと思う。

 ここに住んでいる人には、ここの生活がある。やはり興味本位でくるような場所ではないのだ。


この場所から引き返して、サロマ湖線に出たオヤジはひたすら網走に向かう。

途中、サロマの道の駅にて。



 ここで、一休みして、芸人のタカ&トシがローカル番組で立ち寄って食べたとする、サロマ産ブタ串を注文する。
400円なり。

(実は4日前も家族でここに来て、このクシを食べ、遠軽経由で北見に走ったのだが、その時は290km程のドライブであった。そのことをかこうとして、すぐにこの旅行になったので、お蔵いきとなった記事である。あれっ?今気がついたげど、その前の休日は、バイクで270km走っているから、オヤジは今回、1週間弱で1、700km程走っているぞ!!)




 このあとのイベントは全然ないので、ひたすら帰宅の方向に走る。自分のテリトリ領域であるから、自然とスピードも上がる。

ここで最後のイベントが登場。

今回2回目のゾロ目。



1111.1kmのゾロ目である。

(実はゾロ目が出そうなところが交差点近くだったので、引き返して交通の少ないところで画像をとったのである。)

 後は家に帰るだけである。
天気は雨降りとなったが、ガソリンスタンドによって、今まで頑張ってくれたイース君に、労をねぎらって洗車を行う。


PM:16:47







たっだいま♪無事帰宅。

全走行距離は、1130.4km。
702.3マイルとなっていた。



 やったね♪これで、オヤジはあの横浜ケンタウロスの600マイル・ブレンドを抜いて、700マイル・ランチを達成したね♪



  えっ??彼らは600マイルを1日で走りきったの!!

_| ̄|○ ガックシ!!

 お・オヤジが2日間もかけて走った距離を、彼らはたった1日で走りきるとは・・・・600マイル・ブレンド!!

やはりすげーー伝説だなぁーー。

 PS。

 今回、後半戦が心霊スポット・ツァーとなりましたが、自分で行ったオヤジがいうのもなんなんですが、やはりそのような場所には、興味本位で行くべきではありません。

 ある方のブログで書いていましたが、他人の家に勝手に土足で入ったなら、そこの住人は当然怒りますよね。
 霊も同じように、自分の住処としている場所に勝手に入り込まれては怒ると思います。

 実はあれから2日後にオヤジは数年間、夢を見なかったのですが、久しぶりに怖い夢を見てうなされていました。朝、かみさんから「随分うなされていたけど、昨日何かあったの??」聞かれたほどでした。

 オヤジの場合は、そこの場所ではなく、そこの場所に地域にいっただけでしたので、それで済んだのですが、それが、その場所に行っていたなら、どうなっていたか判りません。

 あれから、ここ、北海道は急激に寒さが厳しくなり、秋を通り越してもう冬の気配がしてきています。

 ネットでは今、調べたいものを自由に調べることができます。

音威子府そばとはどんなそばであろう?

宗谷岬はどんな場所であろう??

鴻之舞金山とはどんなところであろう??

パソコン一つで簡単に調べることができます。

しかし、そこにたどり着くまで、どれだけの時間がかかるのか?

どんなに力強い味のするそばなのか?

宗谷岬の風の強さと寒さはどれほど厳しいか?

あれだけ人が集まり、潮を引くように人が去り、廃墟になった町に昔住んでいた人の想いは・・・・・・

オヤジは単に調べて知識だけを持って語るのが嫌いです。
あくまでもそこの場所に行き、どう感じるのか??これが一番と考えます。


1年に1度だけの、自分にネジを巻く旅行。体力の続く限り続けたいものですが、来年はどうだろうかなぁー??


 2014年9月20日。 風が厳しく吹き荒れる中、暖かい自宅にて。