シンデレラ・ツーリング:ファイナル!! 全く旧車乗りって奴らは・・・・・ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車


会場を後にしたオヤジ達の1時刻は12時近くになっていた。

Iはまだ見足りなくて不満そうであった。

「オヤジ。オヤジの知り合いでいつも参加している人は、今回はどこの会場だったっけ?」

「ああ。Kか?確か、日高の向こうの●●という場所だったと思うけど・・・・」


「今、連絡取れるか?」


「ああ、携帯番号は控えているけど、前回も出なかったしね。多分ダメだと思うよ。」


(頼む!!電話に出るなよ!!下手すると、これから走る。という羽目になっちまう。)

しばらく呼び出し音が鳴る。

 人が出て欲しくない時に、こういう場合は大抵出てしまう。

「もしもしKですが??アッ。オヤジさん。一体、どうしたんですか?」

そいつは、隣のIにも聞こえるほど大きな声で返答してきた。
(ちっ!!全く空気の読めない奴め。)

そいつから場所を聞くと、友人Iはその場所を確認。オヤジにその場所まで、カーナビで何キロあるか調べてくれ。と言った。

 ちなみに、今回、この岩見沢と、日高方面。そして帯広でも今日同時にフェステバルを行っているので、オヤジ達が従来の1/3ぐらいしか参加者がいなかった。と感じたのは、あながち間違いでは無かったようだ。

その場所まで約160km。
「うーーん。高速を飛ばせば3時間ぐらいか。」

(よせよI。この岩見沢からこれからまっすぐ帰っても、夕方になるんだぜ。そんなところに行ったら、今日中に帰れなくなるだろうが。 明日はお互い仕事だぞ。  ((((;゚Д゚)))))))ガクブル   )
オヤジは真剣にIがその場所に行くのを止めるのを祈った。

数分後、Iはがっかりした声で、
「ダメだ。時間的に間に合わない。」と呟いた。
「どうしたI?。」


「うん、たとえそこに行って着いても時間は3時頃になる。その頃には会場は終わっている。」
昨日来てれば絶対走れたんだけどな。」

このようなイベントは土曜日は5時ぐらいまで行うが、最終日の日曜日は大体が3時ぐらいで終了してしまう。

オヤジは今日が日曜日で本当に良かった。と思った。彼ら旧車乗りにとって、一番大切なのは旧車を見ること。
 Iなら平気でこれから160km離れたところに走り、電話1本で次の日に会社を休む事なんかやりかねない奴である。

「残念だけど仕方が無い。これから帰ろう。」

「ああ。残念だけどな。」と、言っている割にオヤジの声は明るかった。

「帰りは下道(国道を通らないで)を帰ろう。一つ頼みがあるけどきいてくれるか?」
「ああっ。どうした??」
「高速でなくて、石北を通って帰えらないか?」
「ああ。いいぜ。」(160kmもこれから日高のほうに走らされる事を考えたら、石北だろうが、地獄峠だろうが、なんだって走ってやるよ。)

 という事で、ほぼ12時近くに家に向けて帰宅することになった。

さて、昼はどこで食べたい。とう事で、Iは旭川のラーメン横丁のラーメンが食べたい。ということで、昼は旭川で食べる。いう事に自動的に決定してしまった。

 まあ、前回は昼をどうするか??という事で、昼飯を求めて夕張→芦別→旭川。という経由で走ったので、昼飯を探して夕方の5時30分に旭川で食べた記憶は新しい。

 午後2時30分。下道(国道を通らないで)をゆっくり走って、旭川のラーメン横丁に到着。

 ここは北海道内の有名どころのラーメン屋を一箇所に集めた、ラーメン屋のアミュズメント・パークなのだ。






 ここのラーメン屋に入る。

友人Iは普通の野菜醤油ラーメンを注文。
そこで、オヤジは100円高い大盛りを頼んだのだが・・・・・

いざ、きてみるとそれは2玉入れたのか?と思うぐらい麺の量が多かった。
普段、自分で作るラーメンは2玉常識。という、大食いで定評のあるオヤジでさえ、全部食べきれなくて残そうかと思うぐらいの量であった。
何だか写真をとると怒られそうな雰囲気だったので、写真はパスね。

 ラーメン屋を出た後、Iは、
「大盛りを頼まなくて本当に良かったよ。オヤジのどんぶりを見たら、麺が半端なく入っていたな。」
「ああ。食べても、食べても減らなくて、どんぶりの中で小人が麺を作って、嫌がらせをしているのか?と思ったほどだよ。」

オヤジ達は満腹のお腹で旭川を出発した。
その後、ガソリン給油。かみさん達のお土産を買い、旭川の隣町。当麻から石北経由で今度はIが運転と変わった。
そこで

「なあI。おまえはプロのドライバーだろう?一キロいくらで稼いでると思うが、今、もし俺がお前にお金を払って家に帰るとしたら、いったいいくらかかるんだ??」


「うーーん。そうだなぁーー。約5万円ぐらいかな?」

「そうか。5万円かぁーー。」
「何を嬉しがっている。オヤジ


「いゃーー。普段なら、おまえにの車に乗ったら5万円もかかるのに、タダとは何だかうれしいなーー。」と、オヤジの顔はひとりでににやけていた。

その後、石北峠でGOPROのテストを行い、(うまく撮れていたのだが、車が単なる峠を走っているだけなので、何だか面白くないので、画像のUPはパスした。)


夕方7時頃に無事に自宅に到着。

友人Iよ。ご苦労様でした。




 距離は639kmとなっていた。

これで無事にシンデレラ・ツーリングは終了した。


やっぱり車で走ったら、ツーリングとは言えませんですよねーー。

_| ̄|○ ガックシ!!


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