目指せ!!日本最大級のしば桜公園♪ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車


 ツーリングにはテーマが必要だ!!

 そうだ!!今回は、日本最大級のしば桜公園を見に行く!!というテーマーでいこう。
 おおっ。早くも2回目のバイク記事!!
今年のオヤジはやはり違う!!

 前回の水曜日のシンデレラ!!改(あらため)木曜日に網走に行った!!という情けない走りとは裏腹に、今日は朝からピーカン!!

 いかにもバイク日和の日となった。

 余談ではあるが、1週間前の木曜日の気温はプラス2度。近間の峠は吹雪になり、翌日は雪が舞い散る寒い日であったのだが、今日はなんと30度超えで一気に夏日と変わった。

 人生は短い!!更にオヤジのバイク人生はもっと短い!!という事で、早速、朝からソワソワしていると、そんなオヤジの態度を見透かしたかのようにかみさんが、
「あんた。バイクばっかり乗ってないで、少しは家のことを手伝ってよ。」と言ってきた。


えっ??

Σ(゚д゚;)

バイクばっかりって、車検の時は別としてまだ1度しかのっていないでしょ。しかも乗ったのは早朝だし・・・・・ブツブツブツ!!


と言うと、また、かみさんの必殺のローキックを喰らう羽目になるので、
((((;゚Д゚)))))))ガクブル

「はいはい。今日は何をやるのかな???(TωT)」
と、急にかみさんの下僕と化するオヤジであった。


そうして午前中はかみさんとともに家の庭いじりを行う。
ふっ。この硬派なオヤジがガーデニングだと!!と自虐的に笑い、黙々と作業を行うのであった。

そして、期待の午後。昼飯を終えたオヤジは、真夏日と化した午前中の草いじりで、急に疲労感を覚えた。


 オヤジのバイブル。湾岸ミッドナイトでも、疲れてなくても走る前に10分でも良いから、車の中で寝ろ。という、スピードファクトリー RGOの大田、御大も言っていたように、オヤジは

「まずは休もう。」という事で、ソファーに横になった。
これから走る期待感でなかなか寝付けない・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・・・・・・(爆睡!!)

と、気がついたら、夕方となって、今日の休みは終わってしまった。

_| ̄|○  ガックシ!!


と、昨年までのオヤジならこのパターンであるが、フフフフ。今年のオヤジは違うのよ♪(しつこい!)

気がついたら、1時30分を超えていた。

キーーン!!

ひどい耳鳴りと頭痛がする。これは熟睡した証拠である。オヤジは早速、バトル・スーツに着替えた。

そうだ!!今日はフル装備で行こう!!ふと、オヤジはそう思った。

バトル・スーツのフル装備!!

これは、普段付けない腕と足の太もものプロテクターを着けてる事を意味する。

 そして、腕のプロテクターを付けるということは、普段使っているイェローコーンのグローブでなくて、ハンマーグローブを使用する事を意味する。
 しかし、この選択が後で間違ったいた事となるのである。





 これが、普段使っているイェローコーンのグローブ。


そして、こっちがハンマーグローブである。

イェローコーンのグローブは手首の袖が長いため、腕のプロテクターが干渉してつけられないのである。

早速、レディをガレージから出す。

 ドリュツ!!ドリュツ!ドリュッ!!




相変わらず有機的な音を出して目覚めるレディ。

 外は完全に30度を超える暑さである。しかし、オヤジはその暑さをものとはしないで、重いバトル・スーツを着込む。

フゥッ!!フゥッ!

いつも感じることであるが、バイクの発進には緊張が伴う。
それに合わせて、オヤジは深呼吸を2度繰り返した。

必ず無事に帰宅する。車では刻当たり前の事が、バイクとなると、それが当たり前とはならない。
いつ何時、何が起きるかわからない。しかし、そのアクシデントを乗り越えて、無事に再びこの場所に返ってくる。それが、バトルスーツを着る意味でもあった。(ず・ずいぶん大げさな・・・・・)


静かにクラッチをミートする。

カクッ! レディは急発進を行い、あわててオヤジは再びクラッチを握り閉める。

あれっ??オヤジってこんなに運転下手だった??

妙な違和感を感じながら走り出す。

走っていても、どうもレディと一体感になれない。
やはり運転が下手になっている。

オヤジは目的地の日本最大級と言われる、大空町東藻琴のしば桜公園へ向かった。

 車で飛ばせば30分弱で着くこの場所へ、時速50km/hから60km/hでゆっくり、ゆっくりと走るが、レディ特有のグズリ感が出始めた。

レディ9-XB9Sは、オヤジのバイクだけだとは思うが、50km/hで走り続けると、グズリ始め、シヤクリ感がひどくなる。
 そのため、時々、意味のない急加速を行うことで、エンジンが快調に動いてくれるのである。


 車検時、バイク屋で見てもらったが、エンジンの不調でなく、どうも排気系からくる不完全燃焼みたいだという事である。(ますます、生きているバイクだなぁーー。)
 
 というか、バイクって持ち主に似る。と言われるから・・・・・・

Σ(゚д゚;) エッ!このメタボの体系。そしてひねくれたエンジン!!
正しくオヤジソックリだって???

。・゚・(ノД`)・゚・。 悲しーーー。


ということで、やっと目的地に着く。
分厚い革ジャンのせいで、喉がカラカラとなる。


 係りの誘導に従って、バイク置き場に。

周りにはZX12R,ZZR1400,CB750,ハーレーのチョッパー、ZXR1200という、大型バイクの面々。
あえて、オヤジと同じような大きさのバイクはFTR250Rぐらいだろうか??






 小型なバイクの割に爆音を立てたオヤジが来ると、みんな一斉にこっちに振り返った。
(ゲゲッ!!失敗した!!バトルスーツのフル装備とは・・・・は・恥ずかしい!!恥ずかしすぎる。)

止めるときには、今まで以上に気を付けた。(ここで、エンストなんかして止めたら、死ぬほど恥ずかしいことである。)

 ZX12R,ZZR1400,CB750,ハーレーのチョッパーはクラブの仲間であろう。女性ライダーも一人いた。
あまりの恥ずかしさにしばらくヘルメットを脱げなかった。

 そのチームチーダーであろう、体格がよく恐ろしげな風貌の人がオヤジに向かってきた。
(こ・怖いよう~~)
 そして、いきなり頭を下げた。(???な・何??何なの???)
つられて、オヤジもそのリーダーに頭を下げた。

 他の人たちはオヤジのバイクなど見向きもしないで去って行ったが、多分、
のリーダーだけが、レディの実力を感じ取ったのであろう。静かに横目でレディを見ながら去って行った。
(ホッ!!良かった!!話しかけられたらボロが出てしまう!!)
そして、オヤジは自動販売機に向かった。

オャジは甘いものが好きである。普段は甘いカフェ・オレなどを好んで飲むのだが、バトル・スーツを着ているときは、軟派な男ではいけないのだ。どんなに辛くても硬派な漢(おとこ)を演じなければいけないのだ。
 自動販売機では単なる水(もったいねーー。)を選び、漢(おとこ)らしく、一気にゴクゴクと飲み干した。

 そう、それがバトル・スーツを着るという意味なのだ。
バトル・スーツに選ばれしオヤジ。


 ああっ。またまた妄想が始まってきたので、話はさっさと目的地のしば桜公園へ戻ろう。

入園料は500円。









 
ここ、大空町東藻琴のしば桜公園は日本で最大級のしば桜が咲いている。
北海道では滝上のしば桜も有名であるが、大きさで行ったらこちらのほうがはるかに大きい。

 ここ数日間の暖かさで一気に開花したせいか、あたり一面がきれいなピンクと化していた。
あまりの広さに、全部を見るのに徒歩で歩けば1時間近くかかり、たいていの人は遊覧バスを利用するのだ。

 昔はよく来たのだが、最近はめったに来なくなった場所である。
 やはりバイクに乗る。という事は、このような場所に行こう。という気が起きるのではないだろうか??


 真夏の大勢の観客の中、みんな、半袖、短パン姿である。その中に暑苦しいバトル・スーツを着たオヤジが一人。
 やはりどう見てもチンドン屋的な恰好である。ついでに腕に付けてるアームプロテクターがずり下がって邪魔になってきた。(うーーん。バトルスーツのフル装備は失敗だったなぁー。)中に入って10数分。見るのも見たので、さっさと公園から出る。







 さっきの一団の人はまだ帰らないみたいである。また、会うと恥ずかしいのでさっさと帰ることとする。

その時、一人のおじいさんがこっちに向かってきた。
そのおじいさんはZX12R軍団のバイクを恐る恐る遠巻きに見ていた。
(そう。それなんだよ。バイクに乗らない人が、大型バイクを見る姿。まるでバイクを猛獣のように見る様子なんだよ。)
 そんなバイクを操るライダー達を畏怖の念で見る。うーーん。気持ちい良い~~。
(オヤジ。おじいさんが見ているのは、オヤジのバイクではないんだぞ。何か勘違いしていないか??)

 バイクにまたがりヘルメットをしていたら、そのおじいさんが一人こっちに向かって来て話しかけてきた。

「ずいぶん高そうなジヤケットだねぇーー。5~60万円ぐらいするんでないかい?」
「いゃーー。そんなに高くはないですよ。」てれるオヤジ。
「この装備なら事故を起こしても大丈夫なんだろうね。」
「いや、こんな恰好をしても事故を起こしたら、簡単に手足の1本ぐらい持ってかれますよ。」
「気を付けて乗るんだよ。」そのおじいさんは、オヤジの事をまるで孫のように感じで言った。
「はい。気を付けて運転します。」
不思議と、おじいさんの忠告を素直に受けるオヤジであった。

そして、帰り道ではオヤジは普段の運転の感が戻ったことに気が付いた。

ストレートに入る。5速トップからアクセル・フル。
 
 まったくこいつはバイクのオートマだよ。4速に減速しなくても、アクセル一発で急加速を始めるよ。
裏道のワインティングは、意識的なコーナーリングで、よく曲がってくれる。

いつものライティングスタイルを思い出ししばし、レディと楽しむオヤジであった。

なぜ、来るときは運転に違和感があったのか??
その時、オヤジは思った。


普段、使い慣れたグローブでない、このグローブとアームプロテクター。こいつがバイクの運転に支障をきたしたんだ。
 たったこれだけのことで、バイクの運転が下手になる。
うーん。バイクって奥が深いなぁーー。



と、いうか、単なるオヤジって運転
が下手なだけでないのか??

_| ̄|○  ガックシ!!






たっだいま!!今日も無事に帰宅できました♪

 たった2時間ばかしのライティング。しかし、それが今のオヤジの大切な1日の出来事です。




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