福山雅治 北海道コンサート2014 ー感動のファイナルー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車







昨晩、雪が降ったみたいで、畑には残雪がちらほら残っています。






 今日の帰りに撮った画像のため見づらいとは思うが、美幌峠、積雪のため通行止め。開通未定。となっています。山岳部はかなり雪は降り積もったみたいです。

今朝一番に、オヤジの上司から電話が入りました。
内容は昨晩、札幌からの帰りに石北峠で通行止にあったそうです。タイヤはスタッドレスだったのですが、今朝も通行止めが続き、出社するのが少し遅れる。ということでした。
 オヤジ達の旅行が、1週間遅ければ・・・・・・
遅くなったのはオヤジ家だったかもしれません。
 イヤーーー。超ラッキー♪\(^o^)/♪

\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ


さて、いよいよ福山雅治 北海道コンサート2014 ー感動のファイナルー の時間がやってきました。
(どこがだ!!)



 長い間、沈黙が訪れた。

今、オヤジの出来ることは、かみさんからの連絡を待つだけとなっていた。


 たかが携帯電話であるが、これほど自分の身内の安否を確認出来る便利なツールだと、オヤジは改めて思い知った。


PM 9:00 が過ぎた。

オヤジの携帯に、1通のメールの着信が届いた。

「今、終わった。」

オヤジと娘1号、2号は良かった。と胸をなでおろした。

 しかし、2時間ばかしのコンサートで、アンコールが1時間とは・・・・・

福山雅治さんはオヤジと似て、サービス精神旺盛な人だと思った。


(この1行で全国の福山ファンからオヤジの元に、カミソリ入の手紙が数千万通・・・・恐ロシァ~~~)

その後、かみさんからのメールで、会場から出るのに規制が入り、タクシー待ちで約1時間。という連絡があった。
 
 10時時すぎ遥か彼方から、1台のタクシーがようやくやってきて、オヤジの目の前に止まった。
出てきたのはかみさんであった。

「エーーエーーン!!  (iДi)  会いたかったよ♪かーちゃん♪」と、オヤジは喜び、かみさんにハグをしようとすると、
「汚らわしい!!福ちゃんに会ってきた体に触るな!!」と、かみさんの得意な左ローキックがオヤジのメタボな腹に炸裂した。
 グェッ!!グェッ!!オヤジは潰れたアヒルの声を発して、地面にはいつくばった。


 冗談はさておき、かみさんも食事をしていない。ということなので、その足で定食屋に直行。




 かなり遅い夕食を終えたあと、これから岩見沢のシティホテルに向かって帰宅することにした。

ところが、カーナビがなければ、どこに向かえばいいのかさっぱり判らないオヤジ。
第一、札幌をどうやって出るかも判らない。

 仕方なく、カーナビの電源を入れ、岩見沢を指定すると、案の定、カーナビはすぐに「右に行け。」だの「左に行け。」だの、しまいには「ぐるっと回ってニャンコの目!!」とふざけた事を言い出した。

「こ・困った。これでは帰ることさえままならぬ。」と、オヤジは困り果てた。
しばらく、走っていると、オヤジはあることに気がついた。

このカーナビは近くに高速道路があると、何がなんでも高速道路を走ろうとするのだ。試しに、行き先を岩見沢をやめて、札幌の隣町の江別に行き先を変更すると、一般道路か高速道路かを聞いてきた。
 一般道路優先。と指示を与えると、今までおかしな指示をしていたカーナビは、途端に正確に指示をしだした。

 こうして、オヤジはようやく、魔都、札幌から抜け出すことに成功したのであった。
江別に付いたオヤジは安心し、カーナビを今度は明日の帰る場所、旭川の行き先を指定した。

 江別から岩見沢まで一本道なので、あとは1時間ばかし走れば今日の寝座のシティホテルにたどり着くことが出来る。
「楽勝♪楽勝♪楽勝♪」
 あたりは濃い霧のため、周りは全く見えなくなったが、別に気にもしないで走り続けるオヤジ。

 単調な走りと、お腹が満たされたオヤジはしばらくすると眠気を覚え始めた。
ここで今まの旅のようにキャンピングカーなら、トイレある駐車場で車中泊なのだが、今回はタント・カスタムでの4人家族。いやでもホテルまでたどり着かなければいけない。

「眠いなぁーー。辛いなぁーー。」確実にオヤジは自分の気力が無くなっていくのを感じていた。

「確かこの先のカーブを曲がれば、もうすぐ岩見沢なんだけど、岩見沢ってこんなに遠かったかなぁ???」

「眠いなぁーー。辛いなぁーー。」

「確かこの先のカーブを曲がれば、もうすぐ岩見沢なんだけど、岩見沢ってこんなに遠かったかなぁ???」


こんなやりとりを何回もしていたオヤジであった。

かみさんや子供達は完全に熟睡モードに入っていた。


 ようやく、1本の道路標識が見えた。



「!」 オヤジのあまりの驚きように、かみさんが目覚めた。
「いったいどうしたの??」

「岩見沢を通り過ごした。」

その道路標識の表示は、岩見沢をはるかに超えた三笠の表示だった。

「いったい何やってんの??」
「うーーん。判らん。ナビの支持どうりに走っていたら、多分近道を走って、岩見沢の町を走らないで抜けたと思う。」

「戻る?」
「いや、ここから戻っても30分以上はかかるから、このまま旭川に向かって途中にホテルがあったら、そこに入る。」

 旭川まで70km弱となっていた。普段のオヤジなら、旭川まで走りきってそこで泊まるのであるが、今日のオヤジにはそんな気力も体力もなかった。

早くホテルに泊まりたい。という気持ちになっていた。
「なぁーに。このまま国道沿いに走れば、ホテルの1件や2件。すぐに見つかるさ。」


 人間、探している時に限って見つからない場合が多い。
お腹がすいて食堂を探している時に限って食堂は無く妥協した後に、すぐ近くにいい店があったりする。

「眠いよ~~!!ホテルはどこだ~~。」
「眠いよ~~!!ホテルはどこだ~~。」
「眠いよ~~!!ホテルはどこだ~~。」


と、オヤジは呪文を唱えながら、ホテルを探し回った。

かなりの時間を走った時に、遥か彼方にモーテル特有の毒々しいネオンの光が見えた。
「おおっ!!あったぞ!!今日の宿が見つかった♪」

喜びいざんでそのモーテルに直行するオヤジ。

が、無情にもそこは満室であった。

「全く、土曜日から満室にするなよ。ブツブツ。」と文句を垂れるが、考えたら土曜日だから満室なのだろう。

「眠いよ~~!!ホテルはどこだ~~。」
「眠いよ~~!!ホテルはどこだ~~。」
「眠いよ~~!!ホテルはどこだ~~。」


 またもや、このくり返しが続き、オヤジはどこを走っているかわからなくなってきたその時にようやく2件目のモーテルが見つかった。

中に入ると1部屋しか空いていなかったが、もう我慢の限界を通り越し、いつでも熟睡モードに入れるオヤジはすかさず、その部屋に入る事に決めた。


 中は中世のお姫様の部屋をコンセプトに作られた部屋だったので、かみさん以下、娘1号、2号は異常に盛り上がっていた。





 おおっ!!ここでもお風呂にテレビがついている。
なんて都会はハイテクなんだ!!




おやすみなさい♪・・・・ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・

オヤジはいの一番に熱めのお風呂に入り、すぐに熟睡モードと化した。
 
 寝場所は相変わらず硬い地面であるが、今回の旅のために用意した銀マットと布団1式が、オヤジの熟睡を助けてくれた。


翌朝、6:30 いつもよりも寝た気がするオヤジであった。

朝も熱めのお風呂に入り、眠たい体を目覚めさせる。

AM 8:00近くにシテイ・ホテルから出る。
今までの天気と打って変わって、気持ちの良い快晴である。




ありがとう♪世話になったね。シティ・ホテルさん。(だけど、もう多分利用はしないだろうね。)

出発してから判ったが、この場所は砂川のシティホテルであった。

今回、岩見沢、砂川とシティホテルを利用したが、やはりシティホテルは旭川の当麻の近くにあるシャトルが一番良いという意見が家族で一致した。

 いずれ機会があると思うので、その時にシャトルの中の画像をUPするが、そこはラブホみたいな雰囲気のホテルでは無く、家族で泊まるには最適なホテルである。
 特に年頃の娘が2人もいるオヤジ家には、大助かりの場所である。

砂川には朝早くからやっている朝食屋は無い。
仕方がないので、1時間ばかし走りきり、旭川の馴染みの定食屋で朝食を取ろうとなったが、あまりにもお腹がすいていたので、軽くオニギリをたべようと、旭川の隣の深川の道の駅にあるコンビニに寄ることとなった。

 外は快晴。見ればコンビニの前のテーブルでみんな、コーヒーを飲んだりオニギリをほおばっている。
「おい。天気が良いから旭川で朝食を食べないで、この外のテーブルで食べないか??」
オヤジはかみさん達に聞いた。
かみさんを始め、子供達は外のテーブルで、朝食を食べるのを喜んだ。

AM 8:30 ここで朝食。各自、自分の食べるサンドイッチ、おにぎりやお茶を選ぶ。




本当に気持ちの良い天気となった。

 食事を取って一息入れたら、気がついたら、オヤジの周りにライダー達が集まってきた。





 あれっ?オヤジがクラブ・ミッドナイトの総長だということが、ここまで知れ渡っていたの??

  ライダー達はオヤジの方にどんどん近寄ってきた。

そうかそうか、全国はまだだとしても、北海道にはオヤジの名が知れ渡っていたんだ。
結構、オヤジも有名になったんだ。
ワクワク!!ドキドキ!!
良いよ。良いよ。サインでも握手でも何でもしてあげる。



まるで気分は、福山雅治のようだ。
(ああっ。これで、また全国の福山ファンから怒りのカミソリ入の手紙が数億通・・・・)

 
 早速、握手をしようと待っていると、多くのライダー達はオヤジを素通りして、コーヒーを注文しにコンビニに入っていった。

あれっ?オヤジのファンではなかったのね。 _| ̄|○  ガックシ!!

 ここで、朝食を終えて次に向かったのは旭川のイオン。
娘2号がアウトレット・パークに雑貨がなかったので、友達のお土産に雑貨を買いたい。と言い出したからだ。

9時30分ぐらいから1時間30分ばかしここでウインドウ・ショップを楽しむオヤジ家。

しかし、このころからオヤジは体にひどく疲労感を覚え始めていた。






11時すぎにイオンを出て昼飯にする。

行き先はもうここしかない。という5カ国の食餌のメニューが出てくるバイキング屋。
ファイブスター。

AM 11:30 ファイブ・スターにて。




 今年から娘2号も中学生になったので、大人4人料金で約1万円取られるが、今まですき家で食事代をケチった分、ここの豪華な食事で、旅の豪華な締めくくりを行いたい。

 ここではお寿司、焼肉、と美味しい料理が沢山出るのだが、残念ながらオヤジはあまり食事も進まず、肉を山盛り食べている隣のおばあちゃんを眺めながら、お茶漬けを3杯食べたぐらいで終わってしまった。
「あんた?どこか具合悪いんでないの??」
普段より食事が進まないオヤジにかみさんは心配して聞いてきた。
「いゃ。あまり食が進まないだけだよ。」


 食事後、旭川の最後の見る場所として、激安ショップのメガ・ドンキホーテに向う。

PM 2:00  店を見終わったオヤジ家はそろそろ帰宅に入る。

旭川の街を出た途端、オヤジは強烈な睡魔に襲われた。
そこで、かみさんに運転を変わってもらい、比布(ピップ)の高速に入る手前のガソリンスタンドで止めるように指示したとたん、オヤジは気を失った。

どれだけ寝たのであろう??気がついたら高速の入口近くであった。

 ガソリン残量を見たら2メモリ。

 一瞬、ガソリンスタンドまで戻ろうと思ったが、一番近くのスタンドまで10分以上。

以前、タントで1メモリで50kmぐらい走ったので、2メモリで推定100km巡航出来る。
家までは帰れないが、高速を降りて30分も走れば遠軽で給油が出来る。

そう判断したオヤジは迷わずに高速に向かった。


それから1時間。時速100km/hでタントは快調に高速を走っていった。

1メモリで高速を走りきったら楽勝で給油場まで走れる。

そうオヤジは思っていた・・・・

終点の丸瀬布まで残り10分。


 

 オヤジはふと、ガソリンの残量を見ると、今まで2メモリあったガソリンが一気になくなり、しかもエンプティ・ランプが点灯しだしたのだ。



高速道路でガス欠はドライバーとしての恥さらし以外何者でもない。

オヤジは「スタンド。スタンド。」と呻き始め、心臓はバクバクと鳴り始めた。
「スタンド。スタンド」心臓はバクバクと鳴っている。


以下、同じことの繰り返しが数百回。

ようやく、高速を降りたが、今日は日曜日。丸瀬布のような小さな町ではスタンドは開いていない。
間違っても次の給油場の遠軽まではたどり着けない。

どうするか??警察に助けを求めようか??

と悩みながら丸瀬布を走っていたら答えはすぐに出た。

なんとガソリン・スタンドは普通にやっていたのであった。

こうして、ガソリンを満タンにしたオヤジは夕方6時近くに無事に家にたどり着いたのであった。

 いゃーーお疲れ様。

 だけど、今回の旅で、確実に自分の体力の衰えと、カーナビに頼らない土地勘の衰えが来ていることを思い知ったオヤジであった。

_| ̄|○  ガックシ!!







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