福山雅治 北海度コンサートツァー その2 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車



「おーーい。ゴールデン・ウィークではないけど、10日、11日の土曜日、日曜日の連休が取れたぞーーー。」
と、オヤジの一声からそれは始まった。

「連休って泊まりがけの旅行に行くの??」娘1号の期待する言葉。
「ああ。そうだ。泊りがけだ。」
「やった♪」娘2号の嬉々とした声が響く。

 旅行好きなオヤジ家としては、本当に久々の旅行であった。

 昨年も2回ほど、旭川、帯広旅行には行ったが、義母のお見舞いで実質は日帰り旅行に近かった。
その為、泊まりがけの旅行は、実に1年半ぶりの事であった。

「さて、今回はどこに行く??」
「旭川はもう飽きたから、どこか大きなお店のあるところで、ウインド・ショップをしたわ。」と、かみさんが早くも旅行に向けて遠い目をしていた。

「うーーん。大きなお店のあるところねぇーー。そうだ、今回は千歳のアウトレット・モール・レラにしょうか?」

(※オヤジの住んでいる場所から千歳までは約350km、車で飛ばしても6時間ぐらいかかります。)


「うーーん。そうねぇ。千歳もいいかもしれないわね。」
 
 こうしてオヤジ家では10日、11日の千歳旅行に向けて、連日、連夜家族会議が始まった。

そんなある日、かみさんがある事に気がついた。

「5月10日ってもしかして、福山雅治が札幌でコンサートを行う日でない??」
かみさんは福山雅治が札幌でコンサートをやるのを知っていたのだが、当日、オヤジが休めないと思い、行くのを完全に諦めていたのであった。


 人間の欲望は面白い。自分の希望が叶うとなると、行きたいな。から、どうしても行かなければならない。と変わっていく。


「福山雅治って俳優業もやっているから、毎年コンサートはやらないのよね。」から始まり、いつの間にか、
「札幌に来ていて、私たちも札幌の近くに行くのに、これは行かなければいけないでしょう。」
(※千歳と札幌は車で1時間ぐらいのところです。)

 という訳のわからない論法によって、無理やり千歳旅行から福山雅治 北海道コンサートツァーと、化していった。

 コンサートのチケットも、日にちが押し迫ったので、オークションで急いで取り寄せた。

そして、今回はオヤジ家としては、ある画期的な一つの案が出された。

いつものオヤジ家の旅行のパターンとしては、

 PM8:00 会社閉店。
 PM8:30 会社を出る
 PM9:30 帰宅
PM10:00 出発
PM11:00 会社近くを通り過ぎる。

と、ほとんど2時間ばかし自宅に帰ってから会社の近く通るには、ロスがあった。

それが今回は。

 朝、オヤジは旅行の用意をした車で出社。

 PM7:00 早番で会社を出る。(その間、かみさんと子供達は汽車で北見駅まで来る)
 PM7:10 北見駅でかみさんと子供達と落ち合う。
 PM7:30 千歳に向けて出発。

と、距離にして往復100km、時間にして3時間30分も短縮できるのであった。

 

 うーーん。考えたら、何年もの間、なんで今までこうしなかったのであろう??実に不思議というか、間の抜けた話であった。



 こうして、旅行当日が来た!!



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