そして走り続ける。-2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車


  そのマシンはまるで狂おしく身をよじるように走るという。そして、それは同時に、オヤジには乗りこなせないマシンだった…

 ワハハハハ。また、大好きな「湾岸ミッド」をパクッてしまったオヤジである。

さて、この度、晴れて車検をとって生き返ったレディ9


実は今だから書けるのであるが、昨年の12月にこのキリン・プロジェクトは良くて長期休載。または終了の動きが水面下で働いていたのである。

つまり、バイクを降りるということね。

 理由は詳しくは書けないが(じゃー書くなよ。と言われそうであるが・・・)、人がバイクを降りるという時は、様々な理由があると思う。

 結婚。経済的理由。ケガや病気。と、いろいろあるが、オヤジの場合は経済的な理由からであった。

確かにバイクは楽しい乗り物である。が。、それも家族あっての話である。
オヤジには家族を犠牲にしてまで、バイクを乗り続ける事は出来なかった。


 その確定がほほ95%以上、本決まりになった4月のある日。本当に偶然の結果、オヤジはまたキリン(バイク乗り)に帰ることが出来た。

今から考えても、本当に偶然が重なり、奇跡な事だと自分ではそう思う。



バイクは車に比べ人や荷物は載せられない。雨が降れば濡れる。乗るときはヘルメットが必要。転ければケガをする危険な乗り物。
 下手した1年で少ししか乗れない。という厄介な乗り物。


 効率を優先している、現代にまるで逆行している乗り物である。

が、なぜ、これほどまでにキリン(バイク乗り)達に愛されている乗り物なのだろうか??

トランスポートとしての道具という車に比べて、擬人化されるのが多い乗り物でもある。


 バトル・スーツを着たい。という昔からの想いから、この世界に飛び込んだオヤジは、この世界で様々なキリン(バイク乗り)達にであった。


 自分の成功を夢見て、1年の1/3もの間、休みを取らず、それでも忙しい合間を見て、バイクに乗っている方。

 友人の死を乗り越えて走っている方。

ケガや病気を克服して走り続けているかた。

 経済的に一度は降りたが、再び必ずこの世界に舞い戻ってくるのを信じているかた。

 キリン達は何故、バイクに乗り続けているのだろう?


ある有名な登山家は、何故山に登るのかを尋ねられて、
「そこに山があるから。」と答えたという。
僕らは「そこにバイクがあるから。」だろうか??

いや、断じて違う!!

ただ単に好きだから。なのだろうか?

バイクから降りれば、全然楽な生活が出来るのはわかっている。

車検。税金。保険。メンテナンス代と経済的に維持していくには大変なことがわかる。

 僕らは今、この瞬間、バイクに乗れることが永遠に続けられると信じている。

 が、それが限りのある永遠だということだ。

いつかはその世界が、いきなり崩れてしまう可能性を秘めている世界なのだ。

そんなことを思いながら、

 
オヤジは今日もこの限りある永遠の中をレディ9と共に走り続けていく。




 



  真・キリンに憧れて!!

 最狂伝説!!

     完



 と・・・・・・と・・・・・・まだ終わってなかった!!どうも、この文章からいくと、第3部が終わり、第4部に入りそうな感覚で書いてしまった。

 第4部は無いですよ。まだまだ最狂伝説!!は続きます!!

m(__)m これからも、夜露死苦!!(ふ・古すぎる・・・・)

_| ̄|○ ガックシ!! 

ワハハハハ!!オヤジにはやはりこれが似合うな!!





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