レディ9救出作戦。失敗の巻!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車





 今の外の状態。

オヤジの住んでいる、ここ北海道は未だ春が遠い感じです。





 以前、ブログで書いた事。


北海道ではトラックを雪の中に埋めて保存して、使うときにクレーン車で掘り起こします。

という冗談の記事。


 しかし我が愛機、レディ9(ビューエルXB9S)に関しては、冗談では無くなった状態である。

恒例なら今時期から雪が溶け、そろそろバイクが出せる時期になっているのだが、(というか、レディがオヤジの元にやってきのが丁度今頃であった。


 という事で、数日前のある晴れた休日。

オヤジは7ヶ月ぶりに、我が愛機、レディ9をを出そうとした。


 レディ9の眠っているガレージから、道路までは50メートル以上ある。しかも、ここでは積雪が30cmほどもある。

 が、庭の左端が雪が溶けているので、ガレージから出せれば何とか道路まで押していける。

とオヤジは考えた。




雪が積もっているガレージの入口の除雪を30分ばかし行う。




日頃の運動不足が祟り、たちまち汗だくになるオヤジであった。




待っていろよ。今、お前を暖かい外に出してやる!!



 ついに入口の雪をどけて、レディを出す為にサッシを取り外そうとすると、今まで取り外しできたサッシが動かない。


な・なんてこったい!!ナタデココ!!

(意味不明。)


足場の板がサッシのヘリに当たって、霜のためにサッシの枠が押されて、サッシが外れない状態になっていた。






 またもや、時間をかけて、足場の板をずらすオヤジ。




 ようやく、足場も直し、レディをゆっくり、ゆっくりとバックさせる。


と、ガレージから出した途端、いきなりレディが動きを止めた。その瞬間、オヤジはバランスを崩し、冷たく泥だらけの地面に無様に転がった。


 そして、転がりながらレディがゆっくりと大きくオヤジの方に抱き寄ってきた。


「ヤバイ!!ヤバイ!!ヤバイ!!」


 

 いくらレディ9が原付き並の小柄なボディでも、仮にもリッターバイクである。足が挟まったらヘタをすると骨折。というシーンも待ち受けている。


 実際、初代レディ(ZXー14R)のときは、立ちゴケで左尻の筋肉を切断してその年のバイク生命を絶たれてしまったこともあった。


「ゴメン!!レディ!やはり俺は、君とは心中できない!!」無情にもオヤジはレディを見捨てた途端、ガリガリガリと嫌な音をたてて、レディはふてくされて寝てしまった。


 

 あーあー。今年。というか、コイツで初めての立ちコケかーーー。



バイクの転倒は伝染する。と聞いたことがある。だから、転倒したり事故をおこした話を読んだり、聞いたりしたら、その人も決まって転倒するそうだ。


そーいえば、ブログでお世話になっている主(あるじ)さんも立ちコケしたと書いていたなぁーー。


あれっ?もしかして、このブロを呼んでいる、そこのあなた。


きっと近日中に立ちコケを・・・・・うわっ!!このブログ!!伝染するリングかよ!!





調べたら、メーターバイザーがガッツリと、すっていた。


かなり、


_| ̄|○ 


ガックシ!!ガックシ!!

倒れたレディを気を取り直して起こして、再びバックさせてガレージからだそうとするオヤジ。



しかし、悲しいことにレディはそこからピタリと動かなくなり、押しても引いてもダメになってしまった。


その瞬間、オヤジの頭には、 大沢誉志幸の「そして僕は 途方に暮れる」の歌が掛け巡った。





 原因は下に伸びているマフラーである。なんと恐ろしいことに、サイドスタンドも立てないで、自立している。


 小柄なボディに騙されていたが、このビューエルという奴は、マフラーが下にあり、その低さはギネス級である。


 昔、オヤジが若造だった頃、スカイラインに乗っている奴が、リャショックをぶった斬り、セブンスターの箱をタイヤの横に置き、こんなに地面に近いんだ!!とシャコ短を自慢した頃があったが、そんな生易しいものではないのだ。


 普通に走っていて、車道から歩道に入る、低い縁石でさえ、走るとガリッ!!とすってしまうほどの低さなのである。


(えっ?だれっ??オヤジがデブだからショックが底付きを起こしているんだろ!!と指摘する人は!!

 \(*`∧´)/ プンプン!! )


 と、このまま途方にくれてもしょうがないから、オヤジは仕方なく携帯でかみさんを読んだ。


「ぶつぶつ!!いったいなんの用なの??私だっていそがしいんだよね。」


と、かみさんは文句を言いながら家から出てきた。


 結局、かみさんと二人で押したり引いたりして、何回やっても同じところでレディはマフラーが引っかかって、外に出せないので、仕方なくまたもう一度ガレージに戻したオヤジであった。




 あーーあーーっ。まだまだオヤジのバイクライフは先だなぁーー。




ところで、雪解けがまだ進んでない時期に、バイクを出そうとしたオヤジを見て、かみさんは。


「あんた、またバイクに乗ろうとしたでしょ。」

「いや。」と首を横に振るオヤジ。

「カーポートに置いて、日向ぼっこさせるつもりだったんだよ。」


汗っ!汗っ!





「5月10日まで、バイクを乗る のを禁止ね!!」



 と、かみさんからバイクを乗るのを禁止命令を出されてしまったオヤジであった。


_| ̄|○  ガックシ!!





えっ?何で5月10日までバイクを乗るのを禁止ですって??


それはまた次のお話にて。


いやーーー。今回も、引っ張るなぁーーー。




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