冬きたりなば、春遠かった!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 冬きたリなば、春う遠からじをアップをして2日後、ここ、オヤジの住んでいる北海道はまたまた吹雪がやってきた。


 昨日は雪一つない、綺麗な路面道路も今日は吹雪となり、路面は途端にアイスバーンと化する。




 警察の事故処理車が前を走っていると思ったら、いつもの通勤道路で横転している車がある。



 仕事が終わり帰宅するために車の前に来ると、雪が降り積り車が埋まっていた。








 冬きたりなば、春遠かった!!




 さて、今日、(7日)は娘2号の中学校の入学式!!



 おおっ。思えばもう娘2号もそんな年になったのか?


 何も構ってやれずに、子育ては全部かみさん任せにしてしまったオヤジであるが、それでも、娘が中学生になったという大事な儀式には感慨深いものがある。


 偶然、休みになったオヤジは娘2号の中学校の入学式を見に行こうと、行く気満々であった。


「お父さん。中学生にもなって、父親が入学式に来るのはカッコ悪いから来ないでね!!」


 そんなオヤジを見た娘2号から、早くも牽制球が飛んできた!!


 えっ?入学式、着いていったらいけないの??


_| ̄|○ ガックシ!!



という訳で、今日1日何もすることが無くなったオヤジ!!


 ふと、前回のブログで、どうしようもない絶望に立たされている友人Kの事を思い出した。

 前回のブログでは、ブログ上で付き合っている方々で、今、大変な時期に立たされていることを知ったと共に、彼、友人Kの事を思い出して書いたのだ。


 友人K。こいつとは幼稚園からの長い付き合いであるが、お互いの家は近距離であるが、付き合いは1年に1回、会うかどうかの不思議な関係の奴である。


 彼との行動は、2012年、10月22日の裏ミッション完結編!!や昨年の5月1日のプライド・ワンに記入したとおりである。


 ふと、彼のことが気になり久しぶりに、彼にメールを送る。

十数分後、彼から電話が来て、昼から彼の近況を聞くこととなった。

 

 漢(おとこ)同士がお互いのことを話すときは車の中がの方がいい。


 あてもないドライブを行い、お互いの近況を話す時、自分の心に正直な話が出来るとオヤジは信じている。


その為、午後からはオヤジの愛機ミラ・イースで友人Kを乗せ、夕方4時までに帰宅するように、目的地は70km先の温根湯の山の水族館へと決めた。


 久しぶりに会う友人K。心なしか彼の顔は晴れ晴れとしていた。

 彼の話を聞くと十年間ぐらい悩んでいた事が、一つ解決出来て、心の使えが取れたらしい。


 その話を聞いて、オヤジの心も弾んでいた。

知り合いの吉報。それはやはり自分には関係がなくても、うれしいものである。


 彼の近況を聞いていると、いつの間にか、温根湯の山の水族館へ着く。


入館料は一人670円。





 彼の趣味は釣り、いわゆる川釣りである。


山の水族館で川の中で泳いでいる魚達を興味深げに見ていた。


 ここにはオヤジは過去数回来たが、丁度日帰りドライブ・コースにはいい距離である。




















一通り見終わりとんぼ返りに帰宅するオヤジと友人K。


帰宅到着時間は、丁度予定の4時頃に着いた。



 彼はオヤジと別れ間際に振り向きざまに晴れ晴れとした顔つきでこう言った。


「冬きたりなば、春遠からじ。」


「オヤジ。あんたの言っていたことは本当のことだったんだな。俺は今までこの先、俺の人生はもう終わった。全ての楽しいことはもうこれから出来ないと思っていたよ。」


「だけど、やはり誰にも春はやってくるんだな。一番の悩んでいたことが無くなって、何だか心がスッキリしたよ。」


「なあ、俺の人生はこれからなんだな。」


「ああっ。冬きたりなば、春遠からじ。」

「おまえも、俺も人生これからさ。」


そう、彼に答えたオヤジに


クォーーーン!!


 遠くでレディ9の力強い咆哮が聞こえてくる気がした。


そうさ。これからオヤジが再び、キリン(バイク乗り)に戻る季節がやってくるのさ。











人気ブログランキングへ