天からの贈り物。ー流氷接岸ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 あの猛吹雪から1週間ばかしたった。

(うわっ!!吹雪ネタで、しばらくネタ切れがないなーー。)


 今日は日曜日、普段なら朝から家族でお出かけのところであるが、今日は朝から家族全員で家の周りの除雪となった。

 いつもなら古く小型であるが除雪機が大活躍するのでありが、今回はワイヤー切れでそのまま、おしゃかとなったままである。 (なんせ、30年前のものであるから、当然、部品なんてない。)


 仕方なしに、ローテクのスコップでの除雪をおこなう事となった。



 ハァハァ!!ゼイゼイ!!

メタボな体に朝からの肉体労働は辛い!!


「そっちを除雪するんじゃねぇーー!!」

「あんた。さっきから休んでばかりいないで、さっさと除雪しなさいよ。」

 疲れてくると、かみさんとお互いに話す言葉が険を帯びてくる。


 9時ぐらいから行い、いつたいどれだけの時間が経ったことだろう?

やっと、人が通れるぐらいの道が出来た。





 高さは腰ぐらいまで深い。






 ガレージも完全に雪に埋まっている。

えっ?何で苦労して毎回、毎回除雪しているのかって??

ガレージに行くために除雪をしているのではないのだ。

 この先にガスの配管がされているので除雪を行わないと、ライフラインであるガスのチェックができなくなるのである。



 数時間も徐雪作業をおこなっていたと思ったが、実質は1時間30分ばかしの作業であった。

家に戻ったオヤジは、汗びっしょりになり、下着を取り替えたオヤジはようやく一息ついた。


誰かが言っていたことがある。


 「北海道の金持ちのステータスは高級車を持っことではない。高額な除雪機を持つ家が、金持ちなんだ。」


 昔は、除雪機を買う。ということは贅沢ということで、オヤジの20代の時は、除雪機を持つことは、車を買うことよりも贅沢とされていた。

 今ではどこの家庭も当たり前のように置きだした。

(今年はいよいよ、除雪機。買わないとなぁーー。)

 今回の除雪で、改めて新しい除雪機が必要だとヒシヒシと感じたオヤジであった。


さて、昼からは前回の反省で、食材を買い出しに行くオヤジ家。

目指すは網走。


 新聞で、今回の猛吹雪で流氷が接岸したということを知ったのだ。


おおっ!!天からの贈り物だ!!


 北海道の冬は厳しい。だけど、その反面、厳しい冬だからこそ見れない貴重な景色も見せてくれる。


タントカスタムで走ること数十分。


早速、目的地の流氷が見える場所に着いた。












 おおっ!!これだよこれ!!これがオヤジが見たかった風景だ!!


 この風景を探し求めて3年間。今まで流氷が来ても、接岸した風景を見ることは出来なかった。


 この風景はオヤジが子供の頃には当たり前のように見れたし、中には流氷に乗って歩いた危険な遊びもした。


後日、ほかの学生が遊んでいて、見つかって、学校から大目玉を食らった奴もいたが・・・


 数年ぶりに、本来の流氷が見れて満足なオヤジであった。

一緒に見た子供たちも、彼らなりに感じるものがあっただろう。


周りの観光客は、本州方面や韓国人が多かった。


前回見たヘリコプターも大活躍である。







 せっかくだから、久しぶりに網走の道の駅に寄ってみた。


 中では、北川景子と錦戸亮の主演の映画。「抱きしめたい」のロケ現場の紹介のコーナーがあった。






ヒヒヒヒ!!


 これで、春になったら映画「抱きしめたい」のロケ地めぐりで、ネタが一つできるなぁーーー!!


 密かにほくそ笑むオヤジであったが、いい年のオヤジがその場に佇み、その怪しげな姿を見た周りの観光客は潮を引くようにオヤジの周りから去っていくのであった。


_| ̄|○  ガックシ!!





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