会社に行きたくねぇーーー!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車


 別にオヤジが会社が嫌になって出社拒否になった訳では無い。


 今時期の一番嫌な場面。そう、ここ北海道には、必ずやってくる吹雪。


 今日は朝からミーティングがあるので、いつもよりも20分ほど早く家を出た。

走るとすぐに嫌な予感がする。5分も走るとすぐにその予感が的中した。対向車が全車、ライトを付けて走ってくるのだ。


(もしかして、吹雪いているのか??)


 オヤジもすかさずに、自分の車のライトを付ける。別に暗いからつけるのではない。自分の車をぶつけられないようにする、身を守るための行為であった。



 吹雪で視界が50メートルほどである。


 本来なら会社に連絡して、「吹雪いて行くことが出来ません。」と、サボリを決めたいとこであるが、今日は月末。

大切な棚卸がある日と、チキンなハートを持つオヤジとしては、会社をサボることは許されなかった。

 これがハザードを付けて走るようになると会社に行くのを完全に諦めるのだが、微妙な視界である。



 対向車線から道路公団の黄色い車が走ってきた。うーーん。ますます、微妙な天気である。


 途中、高速道路では完全に視界を奪われ、速度を落として走ったが、止まることは許されない。

停車=追突となるからである。


 ますます。会社に行きたくねぇーーー!!


(TωT) エーーン!!


高速を降りて、国道を走っていると・・・・・・

だんだん道が無くなってきたーーー。


もう駄目だ!!走れねぇーーー!!


と、諦めムードの時に、天の助けの除雪車がやってきた!!






\(゜□゜)/ おおっ!!神の使いが来た!!


 と、喜んで走っていると、本日最大のピンチ!!




 完全に前が見えねぇーーー!!

(が、この時、オヤジのスピードメーターを見たら、70km/h程の表示をさしていた。)


しかも、この視界不良の中を、さらにオヤジの車をぶち抜く猛者が!!


 もう、会社に遅れてもどうでもいいや。完全にオヤジの精神の糸がと切れた。


その後、ノロノロ運転で、職場の北見に着くと、視界は晴れてきた。





結局、会社にはミーティングの時間より数分遅れで着いた。

(絶対に吹雪いているって、みんな信用してくれないよなーーー)


「すみません。m(__)m 吹雪の為、遅れました!!」



と、頭を下げながら会社に来たオヤジが見たものは・・・・・


だれーもいない職場であった!!



_| ̄|○ ガックシ!!









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