木枯らしの吹きすさぶ日々、寒いとはいえ路面は乾いていて、オヤジは相変わらずバビューンと高速道路並みの速度で、家路に急いでいた。
ある朝、異常な寒さで目が覚め、窓の外を覗いていたら、あたり一面銀世界!!とは聞こえがいいが、どろと雪で道路がグジャグジャとなっていた。
値段にしてたかが200円のこのスノーブラシが、朝一番に大活躍する。
これがないと、フロントガラスに張り付いた氷が取れないのである。
いつもよりも早めに出社するオヤジ。
まだ、路面は凍っていないので、普通に走れる。
一般道路よりも遅い。と言われる高速道路を走り会社に向かう。
路面にはザクザク雪が・・・・・
実はこの状況のときが一番事故が起きる。
完全に路面が凍っていたら、みんな徐行並の速度で走るので、事故を起こしても大したことはないのだが、下手に路面が乾いていつものように会社に急ぐ速度で走っていて、いきなり目の前に凍結路面が現れたなら・・・・・・
結果はあきらかであろう。
まだ、直線道路ならいい。凍結路面に入る前に思いっきりブレーキをかけ、そのままリリース状態で凍結路面に入れば、無事に切り抜けられるが、いきなりコーナーで凍結していたら、まずは間違いなく路肩に叩き落ちてしまう。
残念なことに、オヤジの働いている街で、もうはや2名の方がアイスバーンでスリップして亡くなられた。
いつもは高速に再び乗るのだが、その日は嫌な予感がして高速の下側の道を走る。
予感が的中!!
高速道路は除雪が入り、どの車も徐行運転で除雪車の後ろを走っている。
路面はアイスバーンと化して、どの車もゆっくりと走り、
更に悪いことに霧が発生!!
視界50メートルから良くて100メートル。
もう少し悪くなると、確実にハザードをつけながらの帰宅となる。
道路状況案内を見ると、いつも使っている高速道路は夜の9時以降から、メンテナンスの為、封鎖が入るという案内。
時計を見ると、8時45分にようやく街を出た。
アイスバーンの路面に視界の悪い霧。
どう考えても普通に走れば20km先にある高速道路には間に合わない。
間に合うのか??オレ!!
あーあ。毎日これからこのように神経をすり減らしての帰宅となる。
やっぱり、冬の通勤は慣れている北海道人でも嫌です。
あっ!!今日は落ちがなかった!!替りにグチが出てしまった!!
_| ̄|○ ガックシ!!