湾岸スペシャル ー制作編ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 今日の休日は久しぶりに暑くも寒くも無い絶好のバイク日和。バトルスーツでの出撃に絶好な天気となった。

が・・・・・・家でくすぶっているオヤジです。


 何故か????


 それは、2月から瀕死で動いていたボイラーの交換の日なので、オヤジは家でお留守番の役目を司どっていたのだ。


 AM8:30


早速、業者がやってきた。


「このチェーン?鉄なのかな??」


と玄関先で話し込む声がする。


「いらっしゃい。よろしくお願いいたします。」

と、玄関を開けたオヤジは40代の父親と20代ぐらいの若い息子を出迎えた。


しばし、バイクカバーをかけられているレディ9の後輪から見える、ベルトドライブを見ている2人。

「このチェーンって鉄なんですか?」

若い息子がオヤジに声をかけてきた。


「ああっ。これ?こいつはハーレー系列のバイクだから、ベルトドライブだからチェーンでないよ。」

息子が興味シンシンに見ていたので、

「見てみる?」と聞いたら

「ぜひ、お願いします。」と目を輝かせた。

「バイクが好きなんだ。何か乗っているの?」とカバーをめくりながらオヤジ息子に聞いてみた。

「CB400SFです。」

「ああ。あれは教習車にもなっている、乗りやすいすごく良いバイクだよね。」

 レディ9の真っ黒なボディを日の目にさらす。


「このバイク、どこのメーカーですか?」

ボイラー屋の父親も尋ねてきた。

「ビューエル。というメーカーです。」

聞くと彼も昔、バイクに乗っていたそうだ。


「こいつはハーレー・ダビットソンの関連会社で、ハーレーを設計した人が、趣味でレースをしていて、ハーレーのエンジンを250ccの車体に積んだバイクというコンセプトで作られたバイクなんです。」

と、オヤジはウンチクをたれる。

「しかも、こいつは2年間しか作られなかったタイプです。」

「それでは、これは250ccなんですね。」と息子が尋ねた。

「いや、ハーレーのエンジンを積んでいるから、1000ccもあるんですよ。」

と、言いながらオヤジはレディ9のエンジンに火を入れた


キュルキュルキュル!


バコッ!!


ドガドガドガ!!


「おおっ!!まさしくハ-レーの音だ!!」父親はレディ9の音に感動していた

「バイク乗ってるんなら、こいつも知っているだろ?」

と、オヤジは息子に自慢のバトルスーツを見せた

 息子は目を輝かせてバトルスーツに見入った。

「こいつを着て跨いでみな。このビューエルは乾燥重量175kg、シート高75cmで下手な400よりも軽いし、足つきも良いんだぜ。」

「このバイク。すげーー軽いバイクですね!!」

レディ9に跨った息子は感動していた。


ということで、バイク談義に花を咲かせ、しばし仕事を忘れたボイラー屋とオヤジであった。


ボイラーを交換している最中、オヤジはどこもいけないので、この機会に我がレディ9の湾岸スペシャル仕様の製作を行う事にした。

(湾岸スペシャルといっても単に転倒時の被害を少なる部品を取り付けるだけなんだけど。)


 まず、アスクルスライダーの製作を行う

このアクスルスライダーは、もともとレース用に開発されたパーツで、転倒時に前輪、後輪のブレーキディスクの保護等を行うパーツであるが、転倒時に車体をコース上を滑られてエスケープゾーンに突入させるパーツなのだが、公道上の転倒時は車体が勢いよく滑って、縁石にぶつかってフレームが逆に被害を受ける可能性もある。という、装着時には自身の責任が問われるパーツでもある。


 アクスルスライダーは前輪用、後輪用とあり、1本5千円から1万円ぐらいする商品で、以前からオークションで探していたのだが、1本最低でも5千円以上での落札が常となっていた。

 その為、自作アクスルスライダーもどきの製作、ということで、近くのホームセンターからM8のナット、ゴムブッシュ4個、長さ1mのM8のネジ棒。と総額1,000円と少しで収まった。


真・キリンに憧れて!!                   最狂伝説!!
 このゴムブッシュの中に、
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 このネジを入れる為、ドリルの刃でひたすらホジホジと穴を拡張する。


たった4個のゴムブッシュに中に、ナットを入れるのに2時間以上もかかる。

昼ごろにようやく完成。
真・キリンに憧れて!!                   最狂伝説!!

フロントフォークの先に付いた、ゴムブッシュ。



真・キリンに憧れて!!                   最狂伝説!!
 

そこそこの完成に見えるが、近くで見ると荒が目立つ。

しかも、なんちゃって仕様なので、転倒時の効果はあまり期待できない。

前輪、後輪にブッシュを取り付けた後に、

次に転倒時のフレームの凹みを保護するフレームカバーを両面テープで付ける。

これはオークションで4,100円でゲットしたものである。

新品なら約1万円ぐらいもする。



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真・キリンに憧れて!!                   最狂伝説!!

フレームに黒く付いているカバーがそうである。


最後に、以前書いた

ダンデムステップを外す。

(こいつは転倒時にスイングアームに干渉し、1コケ20万円の修理代がかかるという恐ろしいパーツであるが、よくよく調べると2004年製以降のモデルで、オヤジのレディ9は2003年製の為、どうも問題なさそうである。)


ということで、面倒なことはすぐに却下。をするオヤジである。


そうして、制作2時間弱ばかしで、湾岸スペシャル改~コケても大丈夫仕様の出来上がりとなった


 昼からは、疲れていたせいかボイラー交換が終る4時ぐらいまで、ソファーでグッタリとなるオヤジであった。


 最近、疲れているせいか、休日のバイクに乗る一番良い時間に昼寝をしてしまうオヤジであった。


_| ̄|○  ガックシ!!


さて、新しくなったボイラーは・・・・・・・




真・キリンに憧れて!!                   最狂伝説!!

 こんなハイテクリモコンが付いてきて、昔みたいに追い炊きボタンと温度調節のダイヤルのみのリモコンが恋しいオヤジである。 (こんないらない機能が付いているから、ボイラーってバカ高いいんだろうなぁー。)


 久しぶりに気がかりな問題が一つ解決して、今日のお風呂は気持ち良かったなぁーー。

(それは20年ぶりに配管を交換して、お風呂の水がきれいになったから。という事は秘密です。)


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