多分、オヤジの大部分の読者が忘れかけていると思う、オヤジの家の風除室+ガレージ化計画。(笑い)
6月27日に一通の手紙が来た。
ようやく、町からの援助金が降りる許可がでたので、リホームを行ってもOKという内容であった。
2月ごろからの計画で、5月の頭に一度、町からの援助の当選がボツになり、この段階で、もうすでに風除室のリホームに半分興味がなくなりつつあったオヤジである。
大体、高額なお金を使う。という事自体、ある程度乗りと勢いが必要で、家電販売員をやっていたオヤジは、高額なテレビを買うというお客が、「一度考える。」といったら、もう2度とそのテレビは買わない。という事を、経験上知っているからだ。
しかし、ボイラがもう半分息絶えているので、リホームは止める。とは言えないで、虎視眈々と援助金を降りるのを待っていたのであった。
そして今日、契約の時が来たのだが・・・・・・
数日前にオヤジは、契約時の図面を見て奇妙な事に気が付いたのだ。
この赤い空間まで利用しようと思い、業者に外壁まで壁を付けて、天井がないから天井の作成もお願いいたします。ということと、
風除室からカーポートに入れるように、ドァーもつけてください。という2点で契約したのであったが、図面を見てみると。
下の図のように外壁は本来屋根が無ければいけない形が、単なる1枚の外壁になり、
早速、オヤジは業者に連絡をして、話が違う。という事になり、休日の今日、業者が確認をしにきたのであった。
確認をすると案の定、業者は風除室からはカーポートに入るドァーはつけなくて、外壁に至っては中の壁に付ける予定とのことであった。
「話しが違うでないですか!!」
オヤジは語気を荒げた。
「いや、私はそう聞きました。」
「それではオヤジさんの希望のように変更するには、いくらぐらいかかるか確認します。」と業者は早速、サッシ屋と、部品の打ち合わせに電話をしようとしたら、
「ちょっと待て!!大体、風除室だけの見積もりで20万円の予算が、なんで壁1枚取り付けるのに40万円と、倍になるんだ。てっきり、こっちは屋根やドァーも付けるから40万円になるのかと思って、OKしたんだぞ!!」
「大体、予算がボイラー+風除室で70万円の予算を考えていたら、100万円の見積もりなんて、こちらも大幅にオーバーしているんだぞ!!」
「しかし・・・・」
「しかしもへったくれもない。この予算でできなければ、何も外壁を付けることはないんだ。」
「それでは、外壁は取りやめ・・・」と、業者も半分キレかかっていた。
「ふざけるな!!もう、これで見積もりを出したんだから、この予算でやってくれ。」
と、今日の午前中は、久しぶりにキレまくったオヤジであった。
まったく、地元の業者で工事を行うから、援助金がでるというだけであって、援助金が出なければ、すぐに違う業者に頼みたいところである。
かみさんに至っては、「何も外壁に付けて屋根を付けなくていいじゃない。」という始末である。
ガレージに興味が無いかみさんや業者のような人種は、たんにガレージ=屋根と壁のある空間。という認識しかしないが、30年間もガレージ作成に憧れてたオヤジにとっては、非常に大切な空間である。
その空間はたかが畳1畳の広さの空間であるが、されどオヤジにとっては大切な1畳の空間である。しかも100万円という大金を払うなら、自分の気に入る空間にしたいものである。
結局、言った。言わないの押し問答になり、オヤジが無理に工事を行わせる形になったのだが、業者が帰る直前に、オヤジはあることを思い出した。
「そういえば、うちから貸していた図面をもっていますか?」
「ええ。いま、持っています。」
「その図面に、確かエンピツで記入していましたよね。」
「私は図面のコピーをとって、書くほうですから借りている図面には記入はいたしません。」
「いいから出してみな。」
と、シブシブ業者から貸している図面を出させたら・・・
これが戻された図面であるが、わざわざご丁寧にエンピツで記入したところを消して戻してもらったのであるが、少しエンピツで記入している跡が残っています。
その瞬間、業者はがっくりと肩を落とし、「損失分はこちらで持ちます。」と、言って帰って行った。
あとで、確認したら、サッシ屋も確かにそう聞いたかもしれない。と言い始めた。
結局、ボイラーの工事はすぐに着工することになったが、仕事が混んでいるから風除室は9月まで待ってくれ。ということになってしまった。
散々、待たされて、さらに9月に工事とは・・・・
完全にカレージ化計画に興味を失ってしまったオヤジある。
(実は2月から夜な夜な、眠るときに、新しくできるガレージをどうゆう風にしようと、想い起こしていたオヤジである。)
と、いうか、オヤジ!!まだ最初のガレージも工事中のままでないのか??
まったく、今日の休日は疲れた1日であった。
_| ̄|○ ガックシ!!
さて、昼からは1時間弱ばかし時間が取れたので、気を取り直して、5/29日以降から1ヶ月以上も乗っていない、我が愛機レディ9とのデートをすることに決めた。
外気温30℃近くになった今日は、さすがにバトルスーツも厳しいので普通のズボンと南海の呪われた赤いジャケット。
それでもブーツとグローブは安全の為に身に着ける。
キュルキュルキュル!!
バゴーン!!ドガドガドガ!!
と走りはじめるオヤジであるが、どうもしばらく乗っていないせいか、ライティングに気分が乗らない。
気のせいか、
バゴーン!!バゴーン!!
と低速でレディ9はバックファイヤーも起こしている気がする。
「おいおい。おまえまですねているのかよ?」
オヤジはレディ9のタンクを軽く2度たたき、
「いくぞ!!」とアクセルを振りしぼった。
タコメーターが4000回転を超えた途端、いきなりオヤジに強烈なGが襲う。
みるみるうちに前走車が近づく。
オヤジは午前中のイヤな事を忘れて、しばしレディとの走りを楽しむのであった。
途中の山道。
「!!」
キタキツネが横切る!!
「まったくもう!!危ないじゃないか!!」
更に加速をした途端、いきなり対向車が前に走っていたトラクターを追い越そうとして、オヤジの走行車線に現れた!!
バイクはリァ・ブレーキよりもフロント・ブレーキのほうがブレーキが効く。
とっさにオヤジはフロントを力いっぱい握りしめた。
多分、以前のオヤジならそのままフロント・ロックで転倒。というパターンであっただろう。
しかし、最近、自分のブレーキングが荒い。と感じていたオヤジは、フロントをメインに使うようになっていたので、今回は無事に切り抜けた。
バイクは毎回走っても、色々な経験をしていくので、これで経験が終わりという事はない。
「ただいまーーー!!」
暑さで全身、汗だくになったオヤジは、午前中の嫌な事もすっかり忘れていた。