バイクに乗って、最高速アタックをして来い!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 先日,会社の車で走っている時の事であった。


 車のラジオから流れてくる番組は,「テレホン人生相談。」という番組であった。

この番組は、オヤジが20代の頃から30年以上も続いている息の長い番組であったと思う。


 今日の人生相談者は16歳の高校生男子であった。


「おいおい、この時間。普通、高校生は学校にいる時間でないかい?」と、オヤジと横にいた同僚がつっこみを入れながら聞いていた。


 彼の悩みはもう少し早い時代に生まれてきたかった。という事であった。

つまり、彼は平成生まれだが、昭和の時代に生まれたかったらしい。


 彼の悩みは真剣であったが、オヤジ達二人とも昭和生まれのおじさん族には、まだまだ甘いなぁーー。と感じる悩みであった。


 何故、彼は昭和時代に生まれたたかったかのかを、カウンセラーが聞くと彼は昭和の時代の映像や映画を見ると、今の平成時代よりも、生活は貧しかったが、心は優しい人が多かったからだ。と答えていた。


「うーーん。多分、オールウェイズー3丁目の夕陽。なんかを観て、憧れたのかねぇーー?」と思いながらオヤジは彼の悩みを聞いていた。


 そういえば、映画、アバターが上映された後、実社会に悲観して自殺者が出たそうである。


 少年よ!!昭和時代が美しいと感じるのは、美化された映画をみたせいだよーー!!

昭和の時代でも、確かに陰険なイジメも多かったし、何よりも大人は子供を守ってはくれなかった!!

 自分に降りかかる災難は、結局、自分で解決していくしか方法は無かったのだよ。


 第一、昭和の時代に生まれたかった!!といって、もし戦争中に生まれてきてしまったら、どうするの??


  未来無き若者たちが、君たちに為に命を懸けたあの時代。

本当に今の君たちは恵まれているんだよ。と言いたい。

(もちろん、オヤジ達も恵まれた時代に生まれてきてありがたい。と思っているのだが・・・・)



 しかし、オヤジはそんな少年は嫌いではない。

ただ今を怠惰に過ごす若者よりもずっと純粋な心を持っている。と思っている。頑張れ少年!!


 彼は結局、昭和の時代に憧れが強すぎて、今の時代の生きがいが見つけれないらしいのだ。そんな、悩みを聞いた時に ついにオヤジは大声を張り上げた!!




 「少年よ!!バイクに乗れ!!バイクに乗って最高速アタックをして来い!!」


横にいた同僚はオヤジを不思議そうに見て、

「何でバイクなの?」と聞いてきた。


オヤジはニャリと笑い、

「バイクに乗って最高速アタックをしたら、生きているありがたみが身に染みてわかるぞ!!」と答えた。


 


 ちなみにオヤジはいまだに最高速アタックは・・・・・・・・・・

(゚Д゚)))))))ガクブルのヘタレなオヤジです。



 



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