キリンに憧れて 新章!! 時代遅れ!!-入学式ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 一昨日の暴風雨注意報の出ている中、またまた家族と連れ立って遊びにいったり、昨日(8日)は娘1号の高校の入学式。とあわただしい休日を過ごしているオヤジです。


 娘1号は普段はオヤジが心配するぐらい親に物をねだらない娘であるが、珍しく高校に入る前にメガネからコンタクトレンズにしたい。とオヤジに話してきた。


 正直な話、前回、娘1号には携帯も買い与え、高校生でコンタクトレンズはまた早い。と心の中で思いつつ、「そうだなぁ。今度考えておくよ。」と言葉を濁し、忙しい毎日の中、すっかり娘の願い事を忘れていたのだが、昨日の入学式に出席した時に、オヤジは驚いた。


 なんと、娘以外全員の女の子がメガネをしていなかったのだ。


「しまった!!もう少し娘の言葉に耳を傾ければ良かった。」オヤジ新しいクラスの中で一人、ポツンとメガネをかけていた娘に心の中で詫びていた。


 昔、オヤジが高校1年生の遠足の時であった。

その時に着ていく服装はジーパン、もしくはジャージということであったが、オヤジはそのことを親に伝えると、ジャージはこれからも高校で使うので、新しいジャージを買ってくれ、当日はジャージ姿での通学となった。


 学校に行くとそれぞれ、全員が新しいジーパンであり、ジャージ姿はオヤジ一人だけであった。

 正直、かなり恥ずかしい思いをしたが、無理して買ってくれたジャージであったので、オヤジはそのことは両親には内緒にしていた。


 多分、娘1号も入学式の時は当時のオヤジと同じ思いをしていたに違いない。

 普段から物をねだらない娘の本当の心の中を、理解できなかったバカオヤジであった。


 その日の帰り、オヤジは担任の先生にメガネからコンタクトに途中で変えても問題ないかどうか確認し、帰ってきたオヤジは娘に、コンタクトにさせなかったことを詫びた。

そして、近いうちにメガネ屋に行って、コンタクトレンズについて聞こう。と約束したら、娘1号の顔は心なしか明るくなった。


 時代に逆らうには良いと思う。それは自分の信念を持っての行動であり、自分が正しいと思ってやる行動であるが、それを子供に強要させるのは良くない。


 人は他人と違う事をする人間を攻撃する。オヤジはそれでもかまわないと、自分の意志を通してきたのだが、やはり娘には他人と同じようにさせてあげたい。悲しいかな親というものは、そういうものである。

 

子供が他人と違う個性を持つ人間になってもらいたい。と心で願いながら、他人から子供が攻撃されないように願っている。


 時代遅れな考え方のオヤジの失敗した1日であった。


「娘1号よ。今度、とーちゃんと一緒に、コンタクトを買いに行こうな!!」




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