昨日(8日)と今日(9日)は連休であった。7日の夜はいつも通りにAM:2時ごろに床に付いたのだが・・・・・・何故か、ね・眠れん!!結局、3時ごろから再びもぞもぞと起きだしてパソコンの前に座ったオヤジであった。
読者の方も、子供の頃に遠足などの嬉しい事があると、眠れなくなる事があったと思うが、今の年になっても休みの前日は眠れなくなるという、いっまで経っても少年の心を持っているオヤジであった。(そんなこと、ないない。)
結局、昨日の10時から12時まで2時間ばかし仮眠をとり、昼からは予定がないので、天気が荒れる。という天気予報も聞かずに、愛人1号と呼ばれるキャンカーで、車で1時間ばかし走る北見(というか、オヤジって休みの日は必ずこの街に行ってないか??)のバイク屋めぐりを行うことにした。
オヤジにとっては、買い物の無いバイク屋は敷居が高い。
最初に入ったバイク屋。ここではシンプソンのヘルメットと、14Rのバイクカバーを買ったとこである。
「いらっしやいませ。今日は何かお探しですか。」
「はい。ちょっとパーツなどを、見に来ました。」
しばしの沈黙・・・・・
10分ほど店内をみてそそくさと帰るオヤジであった。
うーーん。やはり目的が無いと、なかなか店内は入りずらい感じである。
そこで、今度は作戦を変えてみることにした。
ビューエルを探している。という事で、店内に入ってみよう。
2件目のバイク屋。ここは、ハーレーの看板がかかっている。
昨年、旭川にビューエルを探しに行ったときの、(走れキャンカー!!裏ミッション4!)で、出会ったハーレーのチョッパーのショップのオヤジの言葉を思い出す。
あの時は、ビューエルの事をクソミソにけなされて帰ってきた。多分、このお店もハーレーの看板をしょっているから、同じことを言われるだろうな。
「ごめん下さい。しばらく店内を見させてください。」
「お客さん。何かお探しですか?」と、店長が話しかけてくる。
そこで、オヤジは話しが続けやすいように、
「あのう?このお店にはビューエルは入ることはありますか?」と、かまをかけてみた?
「ビューエル?いろいろ種類はあるけど、どんなクラスですか?」さすがは、ハーレーの看板をしょっているお店である。一応、ハーレーの亜流のビューエルの事は詳しいみたいである。
「ええ、シートが低いSCGかSSクラスなんですが。」と、尋ねると、店長もこのお客は一応知識のある人間だと思ってくれた。
(実は徹夜でパソコンの前に座っていたのは、教習車CB750SFと14R、ビューエル、Z400FXの車重とシート高を比較するために、調べていたのである。)
あれほど簡単にCB750SFに乗れたのに、何故14Rには乗れなかったのかをオヤジなりに研究していたのであるが・・・・・
にわか知識が功をそうしたのか、店長は現在のビューエルの状況を教えてくれた。30分ほど話し込み、また何でビューエルなんですか?という話になった。
「大型自動2輪の免許が限定解除でなければ取れない時に、憧れたバイクだったんです。一生乗れないと思っていた中、こうやって免許が取れた今、ちよっと興味がでましたので。」と、オヤジは答え、
「実は昨年、ある市のハーレーのチョッパーのカスタム屋さんに、ビューエルの在庫を聞きに行った時に、ビューエルの事をクソミソに言われて、ハーレーの看板のお店には、ビューエルのお話は禁句。だと思っていました。」とそこの店長に話と、
「あのバイクは面白いバイクですよ。」と、以外にも肯定的な言葉を出してきた。
「多分、そのビューエルを否定的に話したお店は、自分たちのカスタム・バイクを売りたくてそう言ったのでしょうね。同じバイク屋としては残念な事です。」と悲しそうな顔をした。
と、みると、超低シートのアメリカンタイプのハーレーが1台。
「このハーレー。シートが異常に低いですね。何センチあるのですか?」と尋ねると、シート高は65cmぐらいで、お値段は、ハーレーにしては安くて100万円ぐらい。とのことであった。(た・高い!!ハーレーってこんなに高いの??)
うーーん。一般市民には、100万円は高いと思うが、その100万円でさえ安いというハーレー・・・やはりオヤジ連中の憧れなんだろう。
「どうも、お忙しい中、大変失礼いたしました。」と、オヤジはそこのバイク屋の店長にお礼を言ってお店を出た。
まあ、何も言わないで店内を見て、ぶらっと帰るよりもましだろう。お仕事の邪魔をしてゴメンなさい。店長。しかし、ずいぶん好感を持てる方でした。
最後におなじみレッド・バロン。やはりいろいろなバイクを見るならここしかないであろう。
「すみません。店内、少し見させてください。」と言いつつオヤジは店内を見て回った。
「おおっ!!これはキリコさんの乗っているGSR400だっ!!ずいぶんスパルタンなバイクだ!!t多分、このバイクはストリート・ファイター系だな。」
「おおっ!!これはまさしくセカンド・ナンバー、所長さんの乗っているバイクZXR1200!!でかい!!こんなでかいバイクを乗っているんだ!!」
改めて、こんなビックバイクを乗り回している人達の凄さを思い知るオヤジあでった。
残念ながら、サード・ナンバー隊長さんの乗っている、T-MAXは無かった。あれば、その凄さを感じられたのであるが・・・・・
ここでも、小1時間ばかし過ごして帰るオヤジであった。
北海道の冬は長い。バイクに乗れるのは、まだまだ先である。ほんの一時、いまだ遠い春を待ち、バイクを乗れる夢を見るオヤジであった。
レッド・バロンを出て、3時ごろに遅い昼飯を食べ、一路帰途につくオヤジであったが、その時、天気は崩れ吹雪になり始めた。
辺り一面、地吹雪が起き、路面はたちまちアイス・バーンと化した。
多分、久しぶりにバイクを見たせいで気分が高揚していたのであろう。
いつの間にかオヤジの走りは、攻める走り方をしていた。
昨年、車が1台落ちていたところに通りかかった途端、オヤジの愛人1号のフロントが左にスライドした。
「ヤバイ!!」とっさにホッピング・ブレーキを行うオヤジ。
愛人1号は軽く車体を揺らしながらも、無事にスピードを落とした。
「やばい!やばい!!少しヒートしすぎた。」といいつつ、下り坂のカーブで減速をした途端、今度は真っ直ぐに愛人1号はすべり出した。
無意識のうちに、オーバードライブを解除するオヤジ。 (このキャンカーにはオーバードライブボタンが付いていて、ボタンを押すと、オーバードライブが解除され、3速なら2速にシフトレバーを動かさなくてもなる装置です。)
無事、愛人1号はグリップを取り戻し、ゆっくりとアイスバーンの下り坂を下りていく。
多くのバイクを見て少だけ春先が見えてきたオヤジを、真冬の厳しい寒さの現実に引き戻した瞬間であった。
まあ、事故を起こさなかっただけよしとしよう。
未だ春が遠い、北国の1日であった。