最近、ネタが無くてブログの更新をさぼっているオヤジです。
「ああーーっ!ネタがねぇーーー!!ネタがねぇーーーー!!」と喚いても、ネタが出てくる訳もなく・・・・
と、思っていたらネタがネギを背負ってやってきました。
我がクラブミッドナイトのファースト・ナンバーSさんから、新しいメールが・・・・
最強の車、GT-R35を一般道でかもった。というメールでしたが・・・・
ちょうどその日、湾岸ミッドの黒木R編を読んでいたオヤジにまたまた悪いクセが・・・
ネタが無いから、Sさんのメールを読んで妄想が広がったので、またまた妄想小説、第2段!!
今日はオヤジの妄想小説なので、興味の無い人はスルーしてください!!
m(_ _ )m
クラブミッドナイト 餓えた心
その夜、杉崎は淡々とレディと呼ばれる白銀色の愛機、GT-R33を流していた。行先は無かった。ただ走れれば良かっただけだった。
と、その時、一台の白い現行型GTーRが周りの車を威嚇するように、杉崎の車を追い抜いて行った。
抜かされた杉崎はまるで待っていた獲物が現れたのかのようにニャリと笑った。
「レディ。戦闘開始だ!!」杉崎は軽くシフトダウンを行い、レディを加速させる。
彼は群れをなして走らない。いや、正確には別の場所、別の時間を走る。志を共にした4人の男達が名乗る、ミッドナイトというクラブに属している。
20年前に行動を共にした男からクラブの結成を知らされ、そして、ファースト・ナンバーの命名を受けた。
そして、昨年、その男から託されたレディという名前。
杉崎は自分の愛機R33にその男から託されたレディという名前を付けたのであった。
スペック的には現行型GT-Rのほうがはるかに上だ。しかし、現行型よりも200kgも軽いこのR33は更に380psまで、チューンドされている。
「ふっ。R32よりも重い車重とか、長くなったホイールベース。と、世間はお前を不当な評価をしているが、それは本当のR33を乗った事が無い奴らの話さ。お前の実力は俺が良く知っている。」
杉崎は軽く笑みを浮かべ、現行型のGT-Rの後を追っていった。
サーキットや高速道路では、スペックの高い車が有利だ。しかし、一般道では時としてそれらの車を抜かす本物のチューンドが存在する。
杉崎のR33もその1台であった。
レディと呼ばれた白銀色のGT-R33は、猛烈な加速を行い。みるみるうちに現行型のGT-Rに追い付く。
そして、200キロからの圧倒的な速度差で現行型GT‐Rを抜かす杉崎。
前走車。レーン・チェンジ。加速!!前走車。レーン・チェンジ。加速!!
時折、凶暴な加速にリァタイヤは悲鳴を上げ、横に逃げようとするが、アテーサシステムによりレディは更に前に加速していく。
杉崎に抜かされた現行型GT-Rのドライバーはあわてて加速するが、所詮何年もの間、現役で走り続けてきた杉崎の敵ではなかった。
みるみるうちに遠ざかるR33.
「格が違う。」現行型GT-Rのドライバーはそうつぶやきうなだれた。
「そうか。俺は餓えていたんだ。常に何かに餓えた心を持ち、何かに怒り、それをぶち破ろうとして、キバを欲していたんだ。」
「そして、このR33というキバを手に入れたんだ。」
現行型GT-Rを圧倒的な速さで抜いた杉崎はふとそう感じた。
「なぁ?レディ?俺はこれからどれだけの時間。お前とともに走れるのだろう?」
「永遠?」
「いや、永遠なんかはないさ。だけど、お前が最後のその時を迎えるまで俺はお前と共に走り続けるよ。レディ。」
一般車両の途切れる真夜中。
クラブ ミッドナイト ファースト・ナンバー 杉崎のR33は、新たな獲物を求める野獣のようにあてもなく無く彷徨い続ける。
それはまるで、彼が20代の時にFC3Sで挑み、圧躁的な速さでぶち抜かれた、白いポルシェの幻影を追い求めるかのように・・・・・
ああっ!また、やっちまった。
あまりにネタが無くての妄想小説!!
ついに禁断の小説を出しちまっただよ!!
もう、ダメだぁーーーー!!
_| ̄|○ ガックシ!!