キリン ノ ツバサに憧れて 新章!!
あっ!!間違った!オヤジのブログはキリンに憧れて だったっけ?最近、ボケが進んだオヤジであった。
昨日のTVの映画は「麒麟の翼」であったが、実は映画「キリン」が上映されていた時期は「麒麟の翼」も映画で上映されていたので、周りの人に、オヤジがブログを始めた。タイトルは・・・・と話すと、たいていの人は「オヤジって推理小説が好きなんだ。」と、バイク乗りのキリンではなく、麒麟のほうを想像されたしまっていた。
中には お笑いの麒麟のほうを思い浮かべて、オヤジって漫才が好きなんだ。と言われたこともあったっけ。
(そうか、だから、オヤジは常笑軍団。と言われているのか。)
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
さて、今、iPodなる物が若い方に流行っていて、手のひらよりも小さな機械の中に1,000曲もの曲が入っていたりする。
(えっ?今は携帯電話の中に曲を入れているの? _| ̄|○ ガックシ!!)
オヤジの子供の時代の音楽を聴くメディァはもちろんCDでは無く、レコードがメインであった。
その為、音楽を聴くときは、パチパチとノイズ音が入り、レコードを仕舞うときは、静電気防止用のスプレーをかけ、黒板消しの小さなようなもので、レコードを拭き、ビニールや紙のジャケットのしまったものであった。
オヤジが20代の頃にCDが開発され、ノイズ音のないきれいな音に、オヤジは手をたたいて喜んだものであった。その為、音楽のメディァであったレコードはあっという間に消え去り音楽を聴くならCDと変わっていった。
この話は、そんな時代のSさんとの話である。
我がクラブ・ミッドナイトのファーストナンバーであり、いまだ首都高の現役ランナーのGTR33の使い魔Sさんは、オーディオの関してもディプなマニアであった。(そういえばSさんからのメールで、先日はマセラッティを抜かした。とか、直線道路のレーン・チェンジで33Rでドリフトをしてしまう。と、さらっと書いてくるあたりがSさんらしいが・・・・)
ある日、Sさんの自宅に招かれたオヤジはSさんの自慢の高級オーディオセットをみて驚いた。
普通の人がステレオに20万円とか、30万万円かけた。と自慢をするが、Sさんのオーディオはアンプに何十万円、スピーカーに何十万円とかけていて、オーディオのほかにレコードやCDで、当時の金額で300万円もかかっていたそうだ。当時の300万円とは、今で言うなら高級車のレクサスあたりが買えたり、ボロな家なら楽々買える金額である。
そこで、オヤジはSさんから、そのオーディオでX-JAPANの紅を聞かせてもらった。
一曲聴くや否や、オヤジの脳髄に衝撃が走った。まさしく、オヤジの心が震えたのであった。
ためしに自分の気に入っていたCDを、そのオーディオで聴かせてもらったら、ひどくて聴けたものではなかった。ちなみに、そのCDをオヤジのステレオで聴けばそこそこに聞ける音であったが・・・
オヤジはSさんから、本物のオーディオは本物の曲を選ぶ。
↓
本物の物や人は本物の物や人を選ぶ。という事を教わった。
(そうか。だから、本物であるレディ・14Rは本物でないオヤジを選ばなかったんだ。という話は今年は無しで行きたいものである。)
時代は進み、今は人間の耳には聞こえない帯域の音を消し去り、音を圧縮させ、1000曲もの音楽を入れる事が出来るiPodが開発され、CDは滅び去る時代になってきた。
そんな時に、オヤジはある1曲の音楽をレコードで、単なる普通の古臭いアンプとスピーカーで聴くことがあった。
その曲とはマイケル・ジャクソンを筆頭に、世界中の有名な歌手が、アフリカの飢餓を救おう。と作られた、 「ウィー・アー・ザ・ワールド」である。
レコード特有のパチパチというノイズ音がする。しゃがれた声で
「今こそあの声に耳を傾けるんだ 。今こそ世界が一丸となる時だ。」
という言葉が英語で流れる。
そのレコードは決して程度の良い状態でなかったが、オヤジは聴き終ったあと、自然と涙が流れていた。
Sさんの自宅で聴いた紅では、心が震えたが、古臭いレコードで聴いた「ウィー・アー・ザ・ワールド」は魂が揺さぶられたのであった。
いままでデジタル音のCDの音に慣れていたオヤジにとっては、古臭いアナログのレコードの音が、優しく新鮮な音として耳に響いた。
一般に車に乗る。ということは、ある意味、人間にとっては、移動距離をいかに速く快適に移動できるか。というデジタル的要素が多い。
しかし、バイクやスポーッカーに乗る。という行動は、逆に運転を楽しむ。という行為がアナログ的行為に近いのではないであろうか?
時には無駄な行為だが、人間として楽しく面白く生きていける。
効率化を優先されている時代に一人取り残され立ち止まって、ふと、最近そう思うオヤジがそこにいる。
ところで、こうオーディオの事を書くと、オヤジは相当音楽が好きだと思われるが、実はオヤジの普段聞いている曲はFMラジのみ。
好きな音楽の曲は10曲もあれば十分だという、都合10曲の人である。
_| ̄|○ ガックシ!!