キリンに憧れて 新章!! 遠き日の思い出 Ⅲ!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

そろそろ、ネタ切れの始まってきたオヤジです。


 このシリーズも残すところ、今回を入れて後2回!!

(うわっ!!もう宣言しちまったよ!)


 画像が無い!!とか、そろそろ、オヤジの無事な姿の話は読み飽きた。などといわずに、もう少し年寄の昔話に付き合ってください。



 さてさて、話しは前回のオヤジ奇跡のブレーキング・ターン編とか、無灯火トレーラー停車事件編から時代は進み・・・・ある雪解けも進む春先の事であった。


 この前の年にカタナの750ccに乗る後輩が入社した時の事であった。

 休みの日にオヤジはFXを会社に乗り付け、その後輩とのバイク談義に話が咲いていた。

(このころからオヤジってバイクに乗って、その姿を会社の社員に見せびらかしていたんだ。)


 一通り話が進み。オヤジは家に帰ろうとしていた。この時の装備も、またまた、黒い革のツナギのカワサキ野郎であった。

(というか、実はこれしかウェァーを持ってい無かったのは秘密です。)


 当時のオヤジの務めている会社は、商店街の十字路の交差点の近くに店があった。そして、反対車線には信号待ちのタクシーが止まっていた。


 FXを止めていた場所には水たまりが・・・先ほど確認すると水たまりの中にはがはっていた。

「それでは、また明日。」と、オヤジは玄関まで送ってくれた後輩に別れをつげて、FXを発進させようとした (まずいな・・・水たまりの中はたぶん氷かよ!!)と、心の中では思っていたがここは限定解除を持っている後輩の手前

「いゃーー。ここ滑るし!」と、言ってFXを移動することはとてもカッコ悪い。


 オヤジ軽く片手であいさつを行い無造作にFXのアクセルをふかした。

 



 その瞬間、FXの後輪は軽く滑り!!



 気が付くとオヤジはFXの下敷きになっていた。



と、言えば笑い話になったのだが


 

  無情にもFXは右に90度ターンして、赤信号で止まっているタクシに向かって突撃していった!!



まずい!!




 とっさにオヤジはFXを左側に倒し、左足で地面を強く蹴った!!



気が付くと、FXは何事もなく自分の走行車線を走っていた。


つまり・・・

Zのという字を書く逆の方向に、一瞬にしてオヤジは走ったのだ。



  後日、この走りはオヤジのイナズマ・ターンとして有名になったのだが・・・


次の日、オヤジ750カタナを駆る後輩から、


「いゃーー。オヤジさん。昨日のイナズマ・ターン!!すごかったですね。限定解除を持っている僕でもできない技ですよ。見直しました!!」


と、憧れの眼差しをオヤジに話しかけてくれた。


「いゃあーー。バイクに乗るなら、あのぐらいはできないとまずいでしょ。」



 と、その場をキリンのように当たり前の顔で答えるオヤジがいた。




  今だから白状します。

あの時はとっさに行って、自分でも何が何だかわからなかったのです。

  

 ただ、偶然に助かっただけですからーーー。



_| ̄|○ガックシ!!




いゃーーああ!!バイクに乗る皆さん。発進の際は足元を確認しましょう。と、いうか
当たり前の事じゃん!!



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