キリンに憧れて 新章!!  遠き日の思い出Ⅱ!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  今日、小学校時代の友達のB君から、何年かぶりに電話が来た。

 実は、オヤジが今年バイク乗りに復活した事を知らせるために、14RとDT125とガレージの写真を彼に送ったのだった。


 彼とは20代の頃、一緒に原付免許を取りに言った仲で、その当時は彼はヤマハのマメタンと言われるGT50と、オヤジはヤマハのMR50ブイブイ言わせて走り回る仲であった。


 彼は、その後今までずーっとバイクに乗り続けている現役ライダーさん なのだが、オヤジはFXから降りてしまって、今までに至ってしまい、それから彼との付き合いも遠ざかってしまった仲なんであるが、何年も会ってなくても、すぐに昔話に花が咲くことが出来るので、バイクは本当に不思議な媒体である。


 彼の家とも、比較的近所なのだが、最近はなかなか付き合いが無く、数年が経ってしまっている。という不思議な関係なのだが・・・・


うわっ!!オヤジってやはり友達関係って少ない!!

_| ̄|○ ガックシ!! 



 さて、オヤジは皆さんよりもバイク乗りの経験値は絶対的に低いが、昔乗った経験はそこそこにあるので、今日も未熟なライダーとしての出来事話を一つ!!


 前回の無灯火停止トレーラー事件から遡る事1年ほど昔、当時、専門学生として、オヤジは旭川で住んでいた。

 当時は1週間ごとに革のツナギでガソリンを給油に行った他・地方ナンバーのオヤジに、スタンドマンは遠方から遠征してくる走り屋だと勘違いして、声をかけられた事もあったぐらい、不思議がられたこともあったが・・・


 いゃあ、あの頃からエセ・ライダーとしての資格は十分オヤジにあったんだんぁーー。


 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ


 ある休みの午後、片側2車線、両側4車線の比較的広い道をオヤジはFXで、比較的ゆっくりとした安全運転のスピードで走っていた。


  装備は、またまた黒い黒いフルフェイス・ブラックシールドと、今回は中古屋で買った革のツナギと黒いブーツとグローブ。と、またまた全身真っ黒けの、まさしくカワサキ野郎であった。


 前を見ると右側の脇道から老夫婦のセダンの車が、右側反対車線からくる車を気にしながら、徐行しながらオヤジの車線に入ろうとしていた。

  しかも完全にオヤジのほうは向いていない。


 オヤジはこれはきっと、こっちのバイクに気が付いていない。と察し、最悪の場合は、映画のスタントマンのように、車のボンネットの上に飛び乗ろう。と身構え、 (あの当時は本気で、スタントマンのように出来る。と信じきっていた。)FXのブレーキを入れ始めた。

 当時、未熟なライダーであったオヤジは当然、前輪ブレーキを入れることなく、後輪ブレーキのみの操作であった。


 キキキキーーーーーッ!!


 FXとすさましいブレーキ音と、長いブラックマークをアスファルトにたたきつけて、その老夫婦の車に突撃していった!!


 FXのすさましいブレーキ音で、ようやく老夫婦の車は左側の優先道路からオヤジが来ているのを知って、あまりの恐怖でそのまま車をオヤジの走行車線上でエンストさせてしまったのだ。


 そして、オヤジは恐怖におびえる老夫婦の顔見たのが最後であった。


 




 次に気が付くとオヤジは車のボンネットの上に。

 

 全身からは激痛が走った!!


 と書くと、またまた、まんまキリンの世界なんだか、そこは命根性の汚いオヤジの事である。



 気が付くとFXは衝突をさけ、偶然にも老夫婦の車の手前1メートルほどで、車体を横に向けて止まっていた。

(いゃあーーー。偶然、ブレーキング・ターンになったんですね。)


 オヤジはブラックシールドを上に上げ、おもむろにFXから降りて、老夫婦に近づき、

「この、ド・アホウ!!どこに目をつけて走っている!!」

 と、怒鳴りつけると、自分のライダーとしての格が下がると思いそのまま、老夫婦をにらみつけて、何事も無かったようにく立ち去った。

(その時は本当に自分はカッコいい。とナルシーが半分入っていたが・・・・・)


 気が付くと辺りは大勢の人が集まっていた。


 これも、経験の無い未熟なライダーの一体験話である。

 多分、前輪のブレーキをしっかりかけることが出来たら、もっと手前で止めれることが出来たであろう。

 ただ、あの時は遥か手前で危険予知ができ、パニックブレーキを起こさないで、転倒しないで済んだのが、唯一の救いであった。


 もらい事故は絶対に無いとは限らない。しかし、事故をおこした時の運転手に与える被害は、車よりもはるかにバイクのほうが大きい!!


 そんなことを考えたら・・・・あなた、軽装なカッコでバイクって乗れます??


 



 うわっ!!今回もまた無事な生還話を・・・・そろそろ読者は、オヤジのやっちまった話に期待が高まっているかも??


 _| ̄|○ ガックシ!!



 





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