キリンに憧れて 新章!!  オヤジ、除雪に倒れる!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  本日10日の休日は、ワタクシ・オヤジのはれて51歳の誕生日である。


  「いやーーぁ。別にプレゼントなんかは良いですよ。」と言いながら、手を出しているオヤジである。


 昨年は自分自身の為に、シンプソンのヘルメットを購入したが、今年は娘2号のサンタのプレゼントの出費に、多大なるお金をかけてしまったので、プレゼントも、豪華な料理も無しである。


 昨日の大雪に伴い、自宅周りに雪が降り積もり、かみさんから除雪の要請がオヤジに来た。

「今日の雪は水気を含んで、すごく重たいから大変だよ。」

「合点しょうちの助!!」と、オヤジはすぐに立ち上がった。


キリンに憧れて 新章  ♪TAKE IT EASY ♪

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 家の周りのこの場所を除雪しなくてはいけない。


しかし、オヤジには秘密兵器がある。

 

 冬の北海道、ご用達の除雪機なるものを持ち出してきた。

 

 この除雪機は今年の冬に備えて点火プラグは交換済み燃料もハイオクを始めてぶちこんだので、多分、今までのどの年よりも調子が良いはずだ。 




 オヤジの家は場所柄か、雪の吹き溜まりが他の家よりも気のせいか多い

 そこで、仕方なく、家を手に入れた10年ぐらい前に、除雪機を購入したわけだが、除雪機は基本的に高額である。新品なら40万円ぐらいかかり、中古でさえ20万円。 本当にボロで、投げるようなやつでさえ10万円もする。 


スーパー・ド・ケチのオヤジの事。

 当然、普通の値段では買わなかった。オークションの除雪機を見ていたら、2万5千円から出品されているものがあった。


 不動ということで紹介されていた物であったが、何とかなるであろう。と思わずポチ。と、押したら誰も入札が無く、晴れてオヤジのもとにきた奴であった。


 いつもお世話になっているS車輌さんに、修理依頼をすると、キャブの清掃で、不動の除雪機はあっさり息を吹き返した。

 まあ、S車輌の社長の話によると、古いキャブ式の機械は大半が、キャブの清掃をすれば直ってしまうそうである。


 さっそく、その除雪機のエンジンをかける。ハイオクをぶち込んだ除雪機は、

エンジン音を高々に鳴らし、力強く動き出した。


ウォオオオオオーーーン!!


除雪機は水気を含んだ重たい雪をガシガシ!!と飲み込んでいく。しかし・・・肝心な雪が出てこない。

 そして、プスン!と音を立てて急に除雪機が止まってしまった。


「???何故雪が出てこない??」それから、何回かオヤジは除雪機を回したのだが、その都度、プスンといって、除雪機は止まってしまった。


「????」と、不思議そうに止まった除雪機の排雪口を覗き込むと、


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 なんと、除雪機の排雪口には、水で固まった雪が詰まっていた。


 それから、役、2時間ばかし、オヤジは従来のママさんダンプで除雪を行い、昼からはヘロヘロになって倒れていたのであった。


 気が付くとオヤジの誕生日は午前中の除雪で終わった1日であった。



_| ̄|○  ガックシ!!





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