先ほど、気が付きました。
このブログ、キリンに憧れては誕生してからついに1年経ちました。
(えっ?5日から始めたから、もう1年過ぎているって?漢(おとこ)は細かい事言いっこなし!!)
あのころは、勢いだけで書いていて、誰もアクセスが無く、友人にどうやったらアクセスが入るか?とよく悩んで相談してもいました。
また、大型自動2輪免許が手に入り、14Rを決めて、今年はキリンデビュー!!と、夢と希望にあふれていました。
いま、改めて思うことは、もし、ブログを行わないで、読者の皆さんと出会わなければ、最初にコケた時点であっさりとバイクという乗り物から降りてしまってたかもしれません。
皆さんの暖かい励ましで、涙は悲しみの時に流す時だけではなく、うれしい時にも流れるものだと、初めて知った事もありました。
あらためまして、皆さんからの励ましの応援。ありがとうございました。
m(_ _ )m
ペコリ!!
さて、昨日(6日)は10月からレンタル開始が始まった映画の「キリン」を初めて借りることができました。
もちろん、このキリンに憧れて の元となった、オヤジのバイブル キリンの実写版です。
ここはド・田舎の為、映画は残念ながら上映されませんでした。
そのため、初めて見ることになりました。
監督は大鶴義丹のため、正直、期待半分、そんなものか。が半分であった。
以前の作られた映画、湾岸ミッドナイトは正直な話、オヤジの意図するような映画ではなかったので、今回もたぶん、そんな感じなのかと思いながらのレンタルであった。
話は皆さんもご覧になっていると、思うので、割愛させて頂くが、まずは「すごい!!」
の一言であった。
バイク乗りの気持ちをわかっている。という作りだとも思った。
これが、今のハヤブサとポルシェの新型のバトルなら、「ふーーん。どっちか速いんだろうねぇ??」という感じで見終わると思うのだが、20年以上前の旧型のカタナと、ポルシェのバトル。
当時ちょうど、20代のオヤジ達の時代に鮮烈にデビューしたカタナは、今のバイクに無い憧れを放っていた。
バイク乗りの誰もが憧れを持ち、ほとんどの者が手に入れられなかった大型自動2輪の免許。
だから、カタナに乗れることは、一種のステータスであったのだ。お金さえあれば中型免許でバイクに乗れる。さらにポルシェどころか、フェラーリにさえ乗れる時代にあって、絶対無二の存在のカタナ。
それほどまでに、当時のカタナはオヤジ達には光輝いていた存在であった。
たぶん、今のバイクなら簡単に200km/hオーバーはできるのであろう。
オヤジの14Rでさえ、メーターは299km/hを示している。
だから、180km/hでカタナがぶれる。という感覚は、非常にリアルな表現で、オヤジ達にとっては200km/hオーバーは未知の領域であったのだ。
オヤジが20代の頃、我がクラブ・ミッド・ナイトのファーストナンナンバーSさんが挑んだデカ尻女(ポルシェ911)は、180km/hの速度から圧倒的な速さでFC・RX-7を抜き去った。
それほどまでに、当時のポルシェの速さは際立っていた。
この映画を見れたのが本当に12月で良かったと思う。もし、この映画を普通に映画館で見ることが出来ていたら、多分、その足でオヤジはバイクに乗り、きっと事故を起こしていたであろう。
それほどまでに、この映画はオヤジの脳髄を揺さぶっていた。
ポルシェ!!ヤバイ!! カタナ!!ヤバイ!!そのカタナを抜き去るCB1100R改!!ヤバイ!!
キリンはこの3台がどれ一つ欠けても、成り立たない話だとも思った。
今のバイクは確かに高性能である。
14R。ハヤブサ。R1400。12R。どのバイクもいとも簡単に、あの重たい車体を300km/hまで引っ張っていける。
しかし、それらの高性能バイクさえ一瞬にして色褪せさせる魅力をあの3台は放っていた。
今の若い方にはたぶん、この気持ちは理解できないであろう。
映画・キリンはバイクの乗らない多くの人には理解されないであろう。いや、バイクに乗っている人でさえ、毛嫌いする人は多いかもしれない。
キリンに憧れての開始から1周年。オヤジは再び、心のバイブル「キリン」に会うことが出来た。
これもまた何かの縁なのかもしれない。