ここ、北海道のオヤジの住んでいる場所に
本日(16日)、初雪が降った。
オヤジの家の前にはほんの少ししか雪は降らなかったので、バカにしていたのだが、通勤途中の山道では・・・
なんと本格的なアイス・バーンと化していた。
しかし、オヤジのタイヤはすでにスタッドレスなので、そんな雪道も安心してガンガン会社にいくのであった。
これでお終い!!
と書くと、読者の方々についにオヤジもネタ切れだな。と、笑われてしまいそうなので、ここは年寄のざわ事を一つ。
最近、家に帰り食事とお風呂を済ませた後に、娘2号が寝むるまでの30分間の間、娘2号の横で一緒に本を読むのがオヤジの週刊となっている。
娘2号はもう年もそこそこ大きいので、オヤジが娘2号に本を読み聞かせるのではなく、それぞれが勝手に自分の好きな本を読むのだが、娘2号が眠るまでの間に今日1日のあったこと、最近興味のある事を聞くのが、
今のオヤジのささやかな幸せである。
昔、オヤジが20代の頃、中途採用で入社した前の会社で、半年後に役職が付き手取りが一気に3万円も上がった事があった。
その当時、基本給を下げて役職を付けで給料を上げたら、ボーナスが安く抑えられる。ということで、オヤジにも役職が付いたのだが、自分はできる人間だ。と勘違いをしたのは若いオヤジには仕方がないことであった。
その年の忘年会の事である。
オヤジの隣に担当部署の違うAさんという、今のオヤジの年と同じぐらいの人が座った。
役職が付きテングになっていたオヤジはAさんにこう尋ねた。
「Aさん。Aさんの今の幸せっていったいなんですか?」
「俺の今の幸せか?うーーん。そうだなぁ。」と、しばらく考え込んだAさん は、
「仕事が終わって家に帰ってから、自分の子供を見ながら酒を飲めることかなぁーー。」と、こう答えた。
オヤジは口にこそ出さなかったが、
「チェッ!!なんてちっちゃい幸せなんだ。男なら会社の幹部になる。とか、独立して社長になる。というぐらいの幸せや夢は無いのかい。」と、心の中で思った。
月日がめぐり、オヤジはあの当時のAさんと同じ年齢になった。
Aさんが言った幸せの本当の意味をオヤジは今、始めて理解できた。
Aさん。あなたの言ったことは正しかった。当時のオヤジはあなたの言ったことを若すぎて理解できなかった。
すみませんでした。Aさん。
会社の若い連中は、会社の上の地位になりたくてギラギラしたものを持ちながら仕事をしている。
そんな連中には今のオヤジは当時のオヤジみたいに
「なんてちっちやな幸せや夢しかない男なんだ。男なら会社の上層部になる。という野望は無いのか?」 と映っている事であろう。
最近、オヤジはこう思うようになった。
「より、大きな地位を求めるにはそれ相応の苦難が与えられる。」
オヤジは大した努力もしてなかったし、苦難もなかったが、大した地位にいる事もなかった。しかし、それでも良かった。と思っている。身分相応でないかとも思っている。
若くして社長になっている人も多いと思う。
その方は、自分に降りかかった苦難は他の人が大変だと思っていても、そんな事は大したことは無いと思っているであろう。
いま、このブログを読んでいる若く、会社への野望を持っている方へ。
これから降りかかる多くの苦難を乗り越えて努力をした時こそ、本当の自分の地位が与えられるんだ。という事を。
あれっ?今日のオヤジのブログ。いっものオチヤラケのブログでないぞ!!
いったいどうしたんだオヤジ。あまりの寒さで気がおかしくなったのか?