オヤジは朝早くから冬の準備のため、スタッドレスタイヤの用意を始めた。
北海道でも多分、早い人でスタッドレスタイヤの穿き替えを行う人は11月の中旬からである。
オヤジは用意周到な性格・・・・ではない。
実は6月24日のブログ。漢(おとこ)旅しよう!!編で友人Iからキャンカーの夏タイヤが磨り減っていることを指摘されていたのだ。
「オヤジ。多分、このタイヤで検問になったら、間違いなく整備不良で捕まるな。」と、言われるぐらい横の溝が無くなるぐらい夏タイヤはすり減りっていたのだ。
その為、少し早目に取り替えたのは警察の目をくらます為であった。
朝から冷たい雨が降っている。オヤジは安いMA-1もどきのジャンバーを着込み、覚悟を決めてミラ・イースーのタイヤ交換を行う。
その間、役30分。大粒の雨が降りしきり、オヤジはびしょびしょになりながらの作業であった。
ミラ・イースーのタイヤ交換が終わると、今度はキャンカーのタイヤ交換。こればかりは自分でやる根性がないので、早速、いつもお世話になっているS車輌に持っていく。
空を見上げれば雨は降り止み、なにやら青空が・・・・
「くそっ!!美瑛の青い池といい、今回といい、やはりオヤジは雨男かっ!!」と、天に向かって悪たれをつくが、お天道様は何も答えてはくれなかった。
早めのタイヤ交換の為、オヤジのキャンカーのスタッドレスタイヤの交換はすんなりと行われた。
「オヤジさん。夏タイヤ。かなりボウズですね。来年は使えませんね。」と、交換してくれた社長の息子が言う。
「ああ。そうだ。すみません。」と、オヤジは思い出したようにS車輌の社長に言った。
「このスタッドレスタイヤ。履きつぶして来年の夏使いますので、来年の冬までにスタッドレスタイヤの中古。また、見つけておいてもらえませんか?」
と、頼むとS車輌の社長はニャリ!!と笑い。
「これどうだ?」と、何種類かの古いタイヤを勧めてくれた。
確か前回、いきなり中古タイヤを探してもらったときは3万円だったよな。
「いくらですか?」(今回も3万円ぐらいならかなり厳しいよな。)と、オヤジは恐る恐る聞いた。
「一万円!!」S車輌の社長はジャ●ネット高田の社長の様に力強く答えた。
「えっ?1セット一万円?1本1万円の間違いでないですよね?」
「ああ。3セットしかないから、早いもの勝ちネ!!」
「買います!!買います!!すぐにでも買います!!」
(うーーーん。もう社長!!廃棄するタイヤにうまい金額を付けちやって。まったく●貧オヤジの痛い所をつきやがって!!)
オヤジのキャンカーは100系のハイエースである。
ハイエースーはトラックと同じタイヤなので、新品を買うととてつもなく高い!!
まともに性能の良いタイヤを買えば10万円ぐらいの金が飛んでいってしまう。
●貧オヤジがキャンカーライフを送れるのは、こんなふうにS車輌の社長の恩恵にあやかっているところが多い。
ついでに、今、流行りの外国の激安タイヤは良いものなのかどうか聞いてみた。
「うーーん。外国の激安タイヤねぇ。うちは売らないし、買って持ってきても履き替えは断るネ。」
理由を聞くとまず第一にタイヤのリム(ホイルにかませるタイヤの横のミミ)が国産よりも弱いという事らしい。その為、何かあればすぐに空気が抜けやすいそうだ。
第二にタイヤのサイドが薄いために、縁石にこするとすぐに破れるそうだ。
最後に、再生タイヤを使っているせいか、タイヤが均等に減らないという事だ。
つまり、車を乗っていると、眠気防止用に凸凹になっている道路や60kmぐらいで走っているとリズムが聞こえる道路を常時走っている気分になって、うるさくて走れたものではないそうだ。
しかも、それが雪道でも感じられるそうだ。
最後に、S車輌の社長に少し意地悪な質問をぶつけてみた。
「同じような価格帯の車があって、お客さんがどの車が良いか迷っていたらどっちを進めます?」
「あっ。俺なら売れなくて、在庫として残りそうな車の方を進めるよ。売れる車は黙っていても売れるからね。」と、即効で答えてくれた。
うーーん。S車輌の社長!!しっかりと儲けを考えている。侮れない社長です。
さて、これからバイクや車を買うあなた!!
従業員は本当にあなたの事を考えて、そのバイクや車を勧めてくれてます?
しかし、従業員の意見を聞かないで、オヤジみたいに乗りと勢いでバイクを買ったら大失敗しますが・・・

今日はたいした画像ネタがないため、ハローウィーン♪
気のせいかシンプソンのヘルメットがカボチャの置物に見えてきた。
