今日。9月22日の1年前は(あっ!!0時すぎたから23日という、ツッコミは無ね。)オヤジの大型自動2輪の卒業検定日であった。
最初の試験は40キロの急制動のところを、55キロまで暴走させタイヤを鳴らしてあえなく試験中止となり、2週間ほど遅れての2回目の検定の日であった。
あの日の事は今でもよく覚えている。試験所に行く前の、朝の占いでは今日のオヤジの運勢は最低の最悪であった。(別に気にしないようにはしているのであるが、朝の占いって、何気に気になりませんか?運勢が良いとうれしがり、悪いと朝からテンションが下がったり。)
特に、試験は細かいミスが重なる為に、注意をしましょう。と出ていた。
さらに、ここ北海道では めったにこない、台風が上陸してだんだん雨も風も、試験所に行くにしたがい、ひどくなって行った。
まるで、オヤジの試験を止めさせようと、神様が意地悪をしている感じであった。
オヤジは早くもあきらめムードで試験所に車を走らせていた。
ところが、試験所では、予想に反して卒業検定を行う。ということであった。しかも、自動2輪の検定者はオヤジたった一人であった。さらに、試験官は車の検定後にオヤジの元にやってきたのが1時間遅れという悪条件がそろっていた。
卒業検定は案の定、ミスの連発で、たぶん今まで練習した中で、一番へたな走りであった。
自分の中では落ちたな。と思っていたが、なんと合格ということであった。
(多分、もう年よりだからあまり長く受講させるのも悪い。というお情けでの合格であった。と思う。)
ちなみに、北海道は自動2輪は10月で合格しなければ、4月から再度、申込を行い1からやり直さないといけない。
そして、オヤジは試験の為に、休みを9月に集中させてたので、10月の試験日の休みを取るのは厳しい状況であり、本当に後がない状況であったのだ。
そんな、オヤジも大型自動2輪取得から今日ではや1年もたっている。
あの当時は、希望に夢を膨らませ、自分のバイクをZZ-R1100かR1400にしようと、夢描いていたが、ひょんなことに14Rが手に入り、蜜月の数か月を過ごした。
湾岸ミッドナイトのセリフでオヤジの好きな言葉がある。
「聞いたことは忘れるが、見たことは覚えてる。そしてやったことは理解していく。」
まさしくオヤジは50年もかけて、やったことは理解していく。という事を学んだ。
SSバイクの2chでハヤブサやR1400は、値段が高いから金持ちのオヤジしか買えないし、ポジションもきついので、勢いで買ったオヤジ達がさっさと降りて、需要のないバイクになっていく。という書き込みがあった。
また、勢いで買ったオヤジが扱いきれなくて、すぐに降りるバイクだとも書かれていた。
実際、自分がこの書き込みを読んだ時は、こんなダサイオヤジにはなりたくないな。と笑っていたが、現実は2chに書かれている、ダサダサ・オヤジに自分自身がなっていた。
1年前の自分なら、自分から大型バイクを降りていくダサイオヤジを笑っていただろうが、今のオヤジなら、ダサイ彼らの気持ちがわかるような気がする。
少なくても彼らは、2chで書き込みをしている、単なる雑誌で見たり聞いただけで物事を語る人種では無いのだ。
彼らは自分でやった失敗から理解していく人種なのだ。
世の中は今はネットが普及し、わからない事があればすぐに他人の知識を教えてもらえ、自分で体験した気になることができる。
そして、他人の考えからすぐに良い改良案を出すことができる。
しかし、決してそんな人達は0から1を作り出すことはできないのだ。
人は間違いを犯し初めて学び、そこから進歩していくのだ。
ブログで親しくさせて頂いている、主(あるじ)さんが言っていた。
人間いくつになっても変わろうという気持ちで努力する。それができれば変われるさ!
これは、本当のことだと思う。このブログを読んでいる、読者の方々よりも、ほんの少しだけ人生を長く生きているオヤジが言うのだから間違いはない。
あれから1年。
憧れの大型バイクが一番と思っていたオヤジの心の中で、バイクは楽しく乗るもので、乗り続けていく事こそ一番大切だ。と心が変わったオヤジは、少しだけ自分が進歩したかな?と、思った今日であった。
ゲゲッ!!今日はいつものような落ちがない!!どうしたんだ?急にまじめな話で終わってしまったぞ!!読者はこんなクソ面白くない話は読みたくないぞ!!オヤジ!!焦る!!