キリンに憧れて 新章 ♪TAKE IT EASY ♪
今日から、キリンに憧れて 新章 に突入です。
さて、前回の友人Iの好意によって125ccを譲りうけ、レディを手放さなくてもよくなったオヤジ!!
今日は彼から新しい娘を譲り受ける日となった。
天気は快晴!! (と、いうか、いまだ気温は30℃に近く蒸し暑い状態である。)
どうなっているんじゃ!!このクソ天気!!
と、オヤジは天に唾を吐くような悪態をついた。
PM:2:00 彼からの連絡が来て、ウキウキ・ワクワク状態で彼の家に向う。
そこに現われたのは・・・・
ヤマハ DT125 である。
ヤマハ DT125
タンクのロゴにはトライアルと書かれている。
しかも絶滅した2ストである。
おおっ!!
これは、かってオヤジが無●許の時に、敷地内で運転し、鉄条網(バラ線)とお友達になった、オヤジの記念すべきバイク1号のMR50の兄貴分である。
不思議な因縁を感じ(勝手にお前がそう思っているだけじゃん!!)すぐに、こいつを気にいったオヤジであった。
(実は友人Iは密かにオヤジをQ車の世界に引きづり込もうとしていたのである。)
見てくれはかなりボロであるが、今のオヤジにはこいつは肩肘をはらずに気楽に乗れるバイクである。
気が向けば、コツコツとレストァもできる。という楽しみも与えてくれる。
早速、エンジンをかけてみると、軽い音をたてて簡単にエンジンはかかった。
原付2種と言われるだけあって、DT125は軽い。オヤジと友人Iによって、簡単に軽トラに乗り上げるDTであった。
10分後、オヤジのうちに到着し、さっそく軽トラからDT125を降す二人。
そして次にレディをガレージに収める。
オヤジが押して行こうとすると、友人Iは「絶対コカさないから、ガレージまで乗ってもいいかい?」
と、言ったのでオヤジは快くレディのカギを彼に手渡す。
友人Iはレディに跨り、エンジンをかけようとすると・・・・・・
次の瞬間、彼はレディの下敷きになっていた。
「おい!!大丈夫か!!足は何ともなかったか?」
「ああ。ビックリした。すまんオヤジ!!せっかくの新車が・・・」
「いや。いいんだ。それよりも、本当にお前の足?なんともないか?」
オヤジはレディを倒されたことよりも、友人Iの足の事を本気で心配した。
オヤジ!!
君はえらい!!
彼はそれでもめげずに、道路から10mぐらい離れているガレージの入口まで、レディに乗って行った。
レディの重さにかなりびびっていた友人I。
「いやあ。オヤジ!!よく。おまえ、こんなクソ重たいバイクに乗っていたな。」
「I.おまえ運がいいよ。下手したらおれみたいに良くて肉離れ。悪くしたら骨折してたかもしれないぞ!」
「ああ。まさしくこいつは漆黒の悪魔だな。」(ち・違う意味で呼ばれたかった。)
ガレージ内に仲良く並ぶバイク。
おっ!!何だか2台あると良い感じだ。
仲良く並んだレディとDT125を見て、オヤジはニヤニヤ!!
友人Iは娘を嫁に出した父親のように、少し寂しけな表情をしていた。
その後、ガレージのカドに飾り板を取り付けるのを手伝ってくれて友人Iは去って行った。
友人Iのおかげて、かなり左ハジにレディを寄せることができたので、ガレージの中は思ったよりも広い。
さて、これからこいつと何をして遊ぼうか?
まずは、こいつの名前を決めてやらないとな。
と、今からウキウキ・ワクワクのオヤジであった。
その夜、仕事から帰ったカミさんはオヤジの新しい隠し子を発見した。
「・・・・・・・何だか新しいバイクが増えたみたいだけど・・・・」 ヽ(`Д´)ノ
「ごめんなさい!!もうしません。隠し子はこれで最後にします。」と、ひたすら謝るオヤジであった。