キリンに憧れて!Ⅱ   惜別!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 今日、オヤジは大切な友人と別れた。


別にケンカ別れでは無い。


彼とはブログ上で知り合った人で、お互い顔も知らないし、会ったことももない。

 

 この年になると、新しい人と出会い、付き合うのに臆病になる。


 彼はそんな臆病なオヤジの心を、一瞬に吹き飛ばす陽気さで現われた。そして、あっという間にオヤジの元から去って行った。

 

どうやら、オヤジの心に大きな穴が空いたようだ。


彼は最後に


バイク乗りは『速い』『遅い』ではなく…

『己と闘えるか…?』を問いかける物だと思っています。

己と闘う者は優しく、強く…その力を無闇に他人には向けないものです。


という言葉をオヤジに残してくれた。


 オヤジは信じている。


 彼が自分を見つめ直して、人間として一回り大きくなったら、またこの場所に戻ってくることを。


 そして、再びまた彼と出会えたら、オヤジもまた彼に失望されない大きな人間になっていようと思う。



 オヤジはブログを書き続けていくつもりだ。彼に再び出会えるために・・・・・・






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