間違いと訂正。前回のブログの
全走行距離 864.3km
26日 21:24 発
27日 22:00 着
全走行時間 約12時間30分
は、間違いで
全走行時間 約24時間30分
が正しいです。
だって、記事の編集をやると、必ず画像がとんで、前回の記事は10回ぐらいやり直して、ついに直らなくて、半分以上書きなおしたんだもん!!
誰か?原因がわかる方?教えれください。
ついでに、下書きもアップもできない時は、みなさんとうしているのでしょうか?
誤解されると思いますので始めに書いておきます。キリンに憧れてはまだまだ続きます。数少ない貴重な読者様。まだまだオヤジを見捨てないでくださいね。
27日からの3連休、そして、27日にはすでに家に帰ってきたオヤジ。
外は快晴!!北海道のバイクシーズンは残り後1ヶ月ばかし。
オヤジは貴重な連休の残り2日を、目的のないダラダラとした旅よりも愛すべきレディと過ごすべく家に帰ってきたのである。
まずは、前回作り直したサッシとスロープで、レディを外に出すことにする。
ゆっくりと、バックさせて・・・・そーっと。そーっと・・・・
フロントブレーキを慎重に操作して・・・・
レディはオヤジの期待の答えるかのように、ゆっくり降りていく。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
そして、5分後。
無事に、ガレージからレディを出すことが出来た。
本当に久しぶりに・・・・そう、2か月ぶりにレディのエンジンをかける。
キュルキュルキュル・・・
ドゴーーーッ!!
ハゴーーーッ!!
レディはうれしそうに叫びだした。
今日のOYAZIの格好は、バトル・パンツに上着は先日、苫小牧で買った南海の赤いジャケットをはおる。
「レディ!久しぶりにひとっ走り、走ろうか?」
そして、OYAZIはレディと走りだした。
そう、それが、OYAZIと彼女の最後の走りだとも知らずに。
「そうだ、今日は新しく買った南海のジャンバーをみんなに見せに、OYAZIの店まで走ろうか?」
レディは相変わらずに操作性のいい走りをしてくれる。途中、対向車線で大型スクーターのライダーと出会う。
OYAZIは早速、ピースサインを送る。少し驚いた様子の大型スクーターのライダーではあったが、OYAZIに負け時とピースサインを送ってくれた。
そして、前回、エンストを起こした鬼門の交差点。
信号待ちをするOYAZI。
青信号。発進させるOYAZI。
プスッ。またもやエンストをおこしてしまう。
そして、大きく左側に傾くレディ。
あっという間の出来事であった。
レディは交差点に倒れ、OYAZIは無様に転げ落ちた。
そして、OYAZIの左尻に鋭い痛みが!!
プップップーー!!!
後続車が怒りのホーンを鳴らす。
オヤジはすかさず、後続車に先に行けの合図をする。
後続車は明らかに、あざけりの目でオヤジを見つめて去って行った。
車がいなくなり、レディを起こそうとするが、倒れてた時に、左の足の付け根、正確には左尻の筋肉のスジが何本か切れたせいか全然力が入らない。
次から次にオヤジを見ていく車。
幸いな事に、60代ぐらいの歩行者の男性がいて、「足を痛めた。」と話すと、一緒に押してくれて、道路脇までレディを押してくれた。
手助けしてもらった人に丁重にお礼を言って別れるオヤジ。
痛む左尻ではあるが、ここから何とか自力で帰らないといけない。
とりあえずレディのエンジンをかける。しかし、レディは沈黙したままである。
何とか操作すること、10分以上。しかし、相変わらず沈黙しているレディ。
このまま左尻がズキズキして、このまま病院に行きたいが、レディをほっておくことは出来ない。
ついにオヤジは今、一番掛けたくない人に助けを求めた。
S車輌の社長である。
オヤジはレディが動かないことを伝え、ローダー車を頼んだ。
S車輌の社長が来る30分間の間、次から次に不思議そうにオヤジを見つめる車の群れ。しかし、だれもオヤジのことなと、気にはかけない。
そうだ。けしてバイクは車とは共存できないものなのだ。
と、不意にオヤジは悟った。
左尻はさらに痛くなり、左足を軽く曲げて置かないと痛みが増してきた。
ようやく、S車輌のローダー車が来た。レディを調べると、ギャーが入ったままになってサイドスタンドがかかっていたので、安全装置が働いていただけであった。
オヤジはそんなこともわからず、パニクッていただけであった。
再び、咆哮を上げるレディ。
「エンジンがかかったけど、バイクに乗っていくか?」と、S車輌の社長はオヤジに聞いてきたけど、オヤジの左尻は限界であった。
レディを家までローダーしてもらい、お礼を言ったオヤジはすぐに、病院へ車で向かう。
あまりの痛さで、バトルパンツと左のブーツが脱げず、替えのズボンと右足だけ普通の靴をはき、車に乗り込む。
「!!」「グーーッ!!」
左尻の痛みが全身を貫くオヤジ。ようやくシートに乗り込み、左足をダッシュボートの上に乗せ、車を走らせる。
病院でレントゲンを撮ると、ホネにヒビが入ってなく、単なる肉離れ。という診断であった。
「まあ、痛み止めのクスリとシップ薬を出しておきます。」と、医者は大したことのなさそうに話した。
(オイオイ!!いま、この痛みを止めて欲しいんだよ。この痛みを和らげる注射はないのか?)
と、オヤジは心の中で思ったが、医者は1週間もしたら直る。と言って、また興味のなさそうに別なカルテを見だした。
スゴスゴと先ほどのカッコで帰るオヤジ。
漢(おとこ)が自分の信念を通すのはカッコいい。
しかし、それは自分自身の責任においての行為で、今回、オヤジは立ちコケでコケたのは仕方がないのであるが、そのあと、レディをS車輌にローダーしてもらった事に対して、自分自身が許せなかった。
たぶん、これからもレディに乗り続けるなら、立ちコケはあるだろう。しかし、その度に足を痛め、S車輌の社長を呼ぶなど、他人に迷惑をかけてまでレディに乗ることが、本当にカッコいいことなどだろうか?
身分相応という言葉がある。
カッコいい人やセレブの人と付き合うなら、それなりに自分も努力しなければいけない。
OYAZIにはレディには身分相応では無かったのだ。そう、手の届かない憧れのマドンナであったのだ。
いや、彼女は少なくてもOYAZIの元に手を差し伸べてくれていたのだが、OYAZIは彼女にふさわしい乗り手になる努力を怠っていたのである。
OYAZIは体力的にあと、5年は大型バイクに乗れるかな?と、思っていたが、案外自分の体はポンコツであった。
25年前の昔、「キリン」というマンガのバイク乗りに憧れ、バトルスーツに憧れて、ついに今年、自分の憧れはかなった。しかし、それは単に金でレディやバトルスーツを買ったというだけで、ブログのみんなのような本当のキリン(バイク乗り)では無かったのだ。
そこで、もう一度本物のキリン(バイク乗り)になるべく、オヤジはレディを封印し、身分相応の自分の相棒を探していきたいと思う。
さらば!!(マンガの中の)キリン!!
そして、さらば愛しきレディ!!