さて、前回のコメントでナオマンさんから、エキノコックスって何?と、いう問い合わせがあったので、簡単に説明をば。
エキノコックスというのは、簡単に話せばキツネを媒体にした伝染病のことです。
エキノコックスにかかったキツネが湧水を飲む。→その湧水を人間が飲む。→エキノコックスに人間がかかる。→人間、苦しむ。→ソノ人間死ぬ。
という、非常に恐ろし病気なのです。その為、道路でキタキツネと出会っても、むやみにエサを与えないでください。というのは、単にキツネが慣れて餌ずけされるだけでは無く、直接触った人間も感染することがあるからなのです。
実際、オヤジの町から30分ほど離れた町でも、名水と呼ばれる湧水があったのですが、何十年か前にエキノコックスが発生し、その湧水は今でも封鎖されています。
だから、北海道をツーリングの予定のある方、けしてそこらへんの湧水や生水は飲まないように。
「ゴクゴクゴク!!ワイルドだじぇーーー!!」
とやっていると、次の日には必ず・・・・トイレとお友達になれます。
名水と呼ばれているのは・・・・たぶん、大丈夫だと思います・・・・・
さてさて、今日も北海道、支離滅裂、激走型旅行!!4 の始まり始まり。
1、第四のハプニング
8月11日 02:00 外は雨。しかし、あまりの蒸し暑さで目が覚める。
と、その時、かみさんが怒りの形相でキャンカーに入ってくる。
「どうして、携帯に出なかったの!!」
プンプンプン!!
\(*`∧´)/
「えっ?何?いったいどーしたの?」あまりの形相にしばらくおじけづくオヤジ。
聞けば、夜中にトイレに入ったのはいいものの、トイレット・ペーパーが足りなくて、携帯でメールや呼び出しをして助けを呼んでいたそうだ。
オヤジの携帯は、ゴチヤゴチヤした布団に埋まるといけないので、よりによって引き出しに入れていたので、当然、呼び出し音は聞こえない。
携帯を見ると、着信が7回。メールが7回も入っていた。
かみさんはその間、「OH!!MY!GOD!!」(この場合、神では無く紙なのだが・・・)と言ったか、言わぬか。紙を待って待っこと30分以上。ついに助けが来ないので、意を決して隣のトイレに移り、無事、脱出となったのであった。
プンプンプン!!まだ怒りが収まらないかみさん。しかし、オヤジは昨日から一睡もしていないので、睡魔には勝てない。
「ハイハイ!すべてオヤジが悪いです。ごめんなさい!!ZZZZZZZ・・・・・・」
「ちょっと!!あんた!ちゃんと聞いているの?」
「ハイハイハイ。ちゃんと聞いて・・・ZZZZ・・いま・・・・ZZZ」と、オヤジの意識はそこで途切れた。
昨日の雨は蒸し暑さを呼び、寝苦しい暑さであった。また、汗をかき、体中をかきむしり、オヤジ達一家は旅人では無く、もはや世を捨てた路上生者のカッコとなっていた。
(車中泊に憧れる皆さん。夏の車中泊は暑くて地獄です。温泉に入り、汗を拭きとらなければ、本当に体中が気持ち悪いです。)
5:30 「おはようございます。」あまりの寝苦しさに、今日も朝早く起き、トイレに行くオヤジ。
ふと、横を見たら昔オヤジが憧れたCB750Fが・・・
そして、ドラッグ・スター?(ゴメン、車種がわからん。)が停まっている。
そうだよな。あの頃の純粋なオヤジは、バリ伝のグンに憧れていたなあ。
あの頃のCB750Fはやたら大きくってカッコ良かったよなあ。としげしげとCBを眺める。
「あれっ?CB750Fって、こんなに小さかったっけ?」手の届かない憧れたバイクはやたら大きく見えたけど、大型自動2輪の免許を金で買って、レディを手に入れた今、オヤジの目には400cc並のタンクに見えた。 (わーーっ!!CB750のオーナーの皆様ゴメンなさい!!けして、CB750は小さくはありません。タンクがスリムでカッコ良いと・・・・)
しばし、純粋無垢な青年に戻るオヤジであった。
7:00 朝食を求めて千歳に向かうOYAZI達一家。
目指すは、昨日、つぶれて入れなかった系列店の定食屋だ。
7:30 到着。「あれっ?ハタが立っているのに戸が開かない?」
「へんだ。7時からオープンなんだが・・・・」
よーーく、見ると、お店は11時オープンでした。あまりの小さいハプニングの為、第5のハプニングとは言えません。
すぐ近くの「なか卵」という、「すき屋」形式のお店で朝食を食べる。
ここでの朝食もトン汁定食。(ワ・ワン・パターンと言わないでください!!)ただ、とん汁が好きなだけさ!!
4人分で1,320円。
最近、思うのですが、女性ライダーがSSタイプに乗って、男性ライダーがアメリカンに乗る人が多いような・・・・この人たちも、手前のSSが女性ライダーで、奥のアメリカンが男性ライダーでした。
2.今日の予定は
さて、今日はオヤジの行きたかった、新千歳空港に行く予定であるが・・・・
新千歳空港は2年ほど前に、リニューアルを行い、今、北海道で一番ホットな場所である。 (て、いうか、オヤジって山の水族館の時もそうであるが、結構、ミーハーなところばっかり好きだったんだ。)
「うーーーーん。」と悩むオヤジ。
「さっきから悩んで、いったいどうしたのさ?」
「うん。普通、一般的なお店は10時に開く。今は8時だ。」
「そうだけど。」
「2時間もここで待っていても、ヒマだよな。」
「まあ、そうだけど・・・」
「確か娘1号が美術館に行きたがっていたな。」
「よし、これから苫小牧に戻って、絵の展示会を主なっている博物館行こう。」
「なあに、30分もあれば着くさ。」
と、言うわけで、
ここの絵の展示会はTOYOTAが主催していて、モネ・ピカソ、レオナール・フジタ(藤田 嗣治)などの一流の絵画が展示されていた。しかも、観覧料はタダ!!たぶん、TOYOTAで買い求めた絵画だと思うが、絵の好きな娘1号は目を輝かせて見ていた。 (展示会には警備員がしっかり2名もいて、怖い顔をしていたので、多分、本物だと思う。)
ついでに、ここの博物館の展示品を見る。大人一人300円、子供は無料の為600円也。
さて、10時を過ぎたので、オヤジの見たかった新千歳空港へ一直線。では無く、少し離れたアウト・レットモール・レラへ直行。
実はここから無料の直行バスが出るので、当然駐車料金は無料。
11:43 アウト・レット・モール・レラへ到着。
オヤジが頼んだのはトン(ブタ)テキセットで、1,180円。
今回の食事代は4人で4,220円也。
やはり、空港の食堂の為、一人1,000円はかかってしまうのが痛い。
空港の物産店。
ワンピースのイベントがやっていました。
ここを通って、エンターテメントの
ドラえもんわくわくスカイパーク やシュタイフネイチャーワールド に行けるのだが、当然ドラえもん・・・・ではなく、シュタイフネイチャーワールドへ。
4人で1,900円也。
ここは、早い話、ぬいぐるみで作った動物園。というテーマ・パークである。
もちろん、人も乗れる。オヤジがふざけて乗ろうとすると、係員が真剣になって止めた。(というのはウソ。)多分、大人でも乗れると思うが・・・オヤジが乗った絵は、あまりにも見苦しいので、自主的に乗ることはやめました。
新・千歳空港のトイレもリッパでした。片面が全部、スリガラス式の窓で、広さは畳1畳ほどもあり、何だがここで本を読んだら落ち着きそうで、1日いてもいいぐらいな快適なトイレでしした。
3:00 アウト・レット・モール・レラにて
ここは、一般的なアウトレット商品を置いている専門街なのだが、普段着用のバイクウェアで手頃なやつが無いか探してみた。
「フンフンフン。あっ。このキズだらけのバイク用の革ジャン、6,000円で安い!!買おうかな?・・・・・・」
「ウゲッ!!な・何!!一桁違う!!6万円だっ!!」
ふざけるな!!このボロが何で6万円なんだ!!と怒り心頭に帰るオヤジを「この田舎者め。」と、冷やかに眺める店員がいた。
ここは、元が高い商品ばかりなので、一般ピープルのオヤジ達には手の出ない店であった。
夕暮れも差し迫り、ここで夕食。オヤジはラーメンとチャーハンのセットで1,080円。4人で3,920円なり。
18:00 新千歳 レラを出発。
19:30 苫小牧:某・リサイクルショップにて
「オオッ!!これだ!!これをオヤジは探していたんだ!!」
実は今回の旅行の裏・ミッションとして、普段着用のバイクウェア・上を探していたのだが、ここで、赤い色の南海のライダージャケットを発見したのであった。お値段は全国のオヤジにやさしい3,675円也。
赤色とは、ジジイにはちょっとハデだが、まあ、還暦には赤いチャンチャンコを着せられるということだし・・・・・。と、ニコニコ顔で店から出るオヤジであった。
3.ムフフな時間
さて、昨日からの蒸し暑さと、今までお風呂に入っていない気持ち悪さで、1日ぐらいはきちんと眠たい。という意見が全員一致で決まったので、オヤジ達一家はお風呂と宿泊を兼ねて・・・・当然、温泉などは高いのでモーテルへ。 (またの名をラ●ホとも言う。)
正直な話、1日以上お風呂に入らなかったら、足の付け根(つまりマタね。)が汗で気持ち悪くなり、すれて痛かゆくなってきて、オヤジ的にも限界であった。
「苫小牧で簡単にモーテルって見つかるかな?」と、心配するかみさんに、オヤジは、昨日の死骨湖。あっ間違った支笏湖からの帰りに、モーテルの光を見つけたことを話した。 (フフフフ。常にオヤジは怪しい場所はチェックを入れているのです。)
オヤジ達は今まで旅行の時は、お風呂に入る時は必ずモーテルをホテルと言って入っていたので、かわいそうかな、娘2号は今までホテル=モーテルだと、ずっと思っていた。
数年前に本当のホテルへ連れてった時に、娘2号は初めて驚愕の事実に気が付いたのであった。
20:00 苫小牧のモーテル。またの名前をラ●ホにて
やっとお風呂にありっける。
ああっ!!生き返った!!ついでにエアコンをガンガンきかせて気持ちが良い!!
「あんたは1日中、運転している疲れているからベットに寝て。」
「私はソファーで寝るから。」と、かみさん。
「ああ。なんて出来ている妻だ。オヤジはカーチャンと結婚出来て良かったよ!!」
と、カンドーしたオヤジであったが、実際、寝るときはかみさんと娘2号はフカフカのベットで、娘1号は狭いソファーで寝ていた。
オヤジ?オヤジは当然、固い地べたに、苦悶の表情を浮かべて寝ていたのであった。
ここの宿泊代:4,500円なのだが、延長が入り9,300円也。
(あっ。ちなみにここら辺の観光地の温泉は日帰り入浴でも、一人1,000円近くかかるので、お風呂に入るだけでも4,000円は飛びます。だから、4人で10,000円ぐらい払っても1日ゆっくり眠れたら安いもんだと思います。)
「おやすみなさいーーーーっ!!」